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報道発表資料  2012年10月30日  労働委員会事務局

I事件命令書交付について

 当委員会は、本日、標記の不当労働行為救済申立事件について、命令書を交付しましたのでお知らせします。
 命令書の概要は、以下のとおりです(詳細は別紙)。

1 当事者

 申立人 Z労働組合外2
 被申立人 H株式会社、株式会社I

2 事件の概要

 本件は、1) 団体交渉におけるIの対応が不誠実な団体交渉に、また、Hが組合との団体交渉に応じていないことが正当な理由のない団体交渉拒否に、2) Iの従業員である組合員X1が、平成21年9月12日以降トラック配送業務に従事させられていないこと、及び9月12日から10月5日まで欠勤扱いとして賃金が支払われなかったことは、会社らによる組合員への不利益取扱い又は組合への支配介入に、3) 同じくX2が21年6月6日以降に、また、X3が同年4月20日頃以降に、それぞれ配送コースを変更されたことは、会社らによる組合員への不利益取扱い又は組合への支配介入に、4) X1に対する22年5月13日付自宅待機命令は、会社らによる本件申立て等を理由とした不利益取扱い又は組合への支配介入に、それぞれ当たるか否かが争われた事案である。

3 命令の概要 一部救済、一部棄却、一部却下

<主文(要旨)>
(1) Iは、組合員X2の配送業務の決定に当たり、他の従業員と比較して運行数を少なくするなどの差別的取扱いをしないこと。
(2) Iは、組合員X3及び同X1に対し、以下の措置を執ること。

  1. X3に対し、勤務を21年5月22日時点と同じ午前3時00分開始とし、同日時点で担当していた配送業務又はそれと同等の配送業務に従事させるとともに、その業務に従事するまでの間の特殊作業手当相当額を支払うこと。
  2. X1に対し、21年9月12日から10月5日までの間、業務に従事したものとして扱い、その間の賃金相当額を支払うこと。また、22年5月13日付自宅待機命令をなかったものとし、21年8月1日時点の配送業務又はそれと同等の配送業務に従事させるとともに、その業務に従事するまでの間の特殊作業手当相当額を支払うこと。

(3) Iに対する文書掲示、履行報告及びその余の申立ての棄却
(4) Hに係る申立ての却下

4 判断のポイント

 Iの組合員X1、X2及びX3に対する各行為は、いずれも組合員への不利益取扱い及び組合への支配介入に該当するとして救済したが、Iの団体交渉における対応は、不誠実な交渉態度とはいえないとして棄却し、Hについては、組合員らの使用者とはいえないとして、同社に係る申立てを却下した。

※別紙 命令書の概要

問い合わせ先
労働委員会事務局審査調整課
 電話 03-5320-6992

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