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報道発表資料  2012年9月6日  労働委員会事務局

H事件命令書交付について

 当委員会は、本日、標記の不当労働行為救済申立事件について、命令書を交付しましたのでお知らせします。
 命令書の概要は、以下のとおりです(詳細は別紙)。

1 当事者

 申立人 N(組合)
 被申立人 H1(会社)

2 事件の概要

 平成17年2月、Xは、海上コンテナドライバーとして会社に入社した。
 21年8月3日、会社は、Xに対し、東京営業所(東京都港区)から八千代事業所(千葉県八千代市)への転勤を命じた。これを契機として、8月18日、Xは、組合に加入した。
 組合は、Xの労働条件に関わる問題について団体交渉を申し入れ、団体交渉は計5回開催されたが、会社は、22年1月29日付「通知書」で、これ以降の団体交渉を拒否した。
 Xは、22年4月9日付「解雇通知」で、会社から普通解雇された。これを受け、4月19日、組合は、Xの解雇について団体交渉を申し入れたが、同月26日、会社は、22年1月29日付「通知書」と同様応ずる考えはないとし、団体交渉を拒否した。
 本件は、1) 21年9月11日以降の組合との団体交渉における会社の対応が不誠実なものであったか否か、2) 会社が、22年1月29日付「通知書」でこれ以降の団体交渉を拒否したこと及び組合の同年4月19日付団体交渉申入れに応じていないことが、それぞれ正当な理由のない団体交渉拒否に当たるか否かが争われた事案である。

3 命令の概要 棄却命令

<主文>
 本件申立てを棄却する。

4 判断のポイント

 第1回ないし第5回団体交渉における会社の対応において、部分的に前回団体交渉の経緯が十分に引き継がれていなかったとみられる点があるとしても、会社が交渉の過程で3つの譲歩案を示していること、これに対し組合が一貫して会社提案を拒否したこと、交渉中の組合の罵声・暴言及び第5回団体交渉においてXがY1社長に殴りかかりそうになった態度等を考慮すれば、会社の対応に正当な理由が認められ、不当労働行為には該当しない。

※別紙 命令書の概要

問い合わせ先
労働委員会事務局審査調整課
 電話 03-5320-6990、6991

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