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報道発表資料  2012年8月23日  教育庁

平成25年度東京都立高等学校入学者選抜検討委員会報告について

 東京都教育委員会は、「平成25年度東京都立高等学校入学者選抜検討委員会」を5月に設置し、平成24年度入学者選抜の検証を行うとともに、平成24年4月に策定した「推薦に基づく選抜の基本的な考え方」を受け、この考え方を具現化するための実施方法、検査方法及び評価方法等を検討してきました。
 このたび、同委員会において、別添のとおり「平成25年度東京都立高等学校入学者選抜検討委員会報告書」を取りまとめたので、お知らせします。報告書の概要及び東京都教育委員会の今後の取組は下記のとおりです。

1 報告書の概要

項目 平成25年度以降の基本的な考え方(概要)
1 推薦に基づく選抜における選抜方法等の改善について
  • 推薦に基づく選抜の目的を達成するために、思考力、判断力、表現力やコミュニケーション能力等を評価することとし、集団討論及び個人面接を原則全ての学校で導入する。
  • 集団討論及び個人面接により生徒一人一人の能力等をきめ細かくみることができるように、各高等学校は都教育委員会が示すモデルを参考にして実施方法等を適切に定める。
  • コミュニケーション能力などには、一対一の中でみられる力と集団の中でみられる力があることから、受検者のもつ能力を総合的に評価するため、集団討論と個人面接は同一の面接等委員が行う。また、集団討論と個人面接の結果については、双方を総合した得点とする。
  • 各高等学校では、円滑な実施に向けて、昨年度の受検人員等を参考にしてシミュレーションを行い、検査方法等を十分検討する。また、東京都教育委員会は、各高等学校が集団討論及び個人面接を適切に実施できるよう、全校を対象とした説明会を実施する。
  • 推薦に基づく選抜で実施した各検査の得点分布については、3月中旬までに各高等学校のホームページで公表する。
2 観点別学習状況の評価及び評定の入学者選抜への活用について
  • 推薦に基づく選抜において、観点別学習状況の評価又は評定のどちらか一方を活用する方法は、各高等学校の特色化と期待する生徒の選抜につながることから、引き続き同様の方法で実施する。
  • 成績一覧表本調査に向けた予備調査等の中で、各中学校は、自校の評定分布状況を確認し、適切な評価・評定の結果であるのか否かを分析して課題を明らかにする必要がある。また、区市町村教育委員会等は、域内の中学校における評定分布状況を東京都教育委員会が提供した資料を活用するなどして分析し、課題を明らかにするとともに、課題があると判断した学校に対して適切に指導・助言を行う。
    各中学校、区市町村教育委員会等、東京都教育委員会は、都内公立中学校の適正な評価・評定の実現と評価・評定の精度向上に向けて共通の認識をもって取り組んでいく。
3 受検機会の複数化について
  • 分割募集については、募集人員を二つに分け、異なる尺度によって受検者の様々な力を評価できることから、引き続き実施する。
  • チャレンジスクールにおいては、設置目的に合った生徒を一人でも多く受け入れるために、募集人員を分割せず第一次募集の一回の募集としてチャレンジスクール全体の受検倍率の平準化を図るとともに、選抜方法及び選考資料の取扱いについても改善を図る必要がある。
4 多様な入学者選抜方法について
  • 男女別定員制の緩和については、男女間における合格最低点の差を是正することに一定の効果はある。
  • しかし、実施している高等学校により合格最低点の差の是正状況が異なることから、男女間の合格最低点の差だけでなく他の観点からも分析し、大きな効果が認められる高等学校に限定して実施する。
  • 在京外国人生徒対象の選抜については、面接及び作文により受検者の入学後の意欲等を評価することができていることから、同様の検査内容を継続して実施する。
  • しかし、グローバル化により在京外国人生徒の国籍が多岐にわたり、成績を証明する書類だけでは、受検者本人の学力を十分確認できない場合もあることから、高等学校が希望すれば学力検査を課すことができるようにすることが望ましい。
  • 一般の学力検査及び在京外国人生徒対象の選抜における外国籍の者の受検についての措置(ルビ振り)については、学習意欲がありながら日本語に十分習熟していない外国籍の者の進路実現に寄与していることから、これまでと同様の基準や方法により継続して実施する。
5 選抜尺度の多元化について
  • 文化・スポーツ等特別推薦については、各高等学校の特色化を進める上で有効な制度であることから、推薦に基づく選抜の目的が改めて定められたことを踏まえて一般推薦との整合性を図り、今後も実施する。また、応募する際に必要な「活動の実績を証明する書類等」を実施要綱等に具体的に明記するなどして、受検者等に周知する。
  • 特別選考については、選抜尺度を多元化し、各高等学校が求める生徒を選抜することに一定の効果があることから、引き続き実施する。
6 自己PRカードについて
  • 自己PRカードは、中学校と高等学校との指導の継続性だけでなくキャリア教育の観点からも十分意義が認められることから、今後、より一層意義に沿った活用ができるようにする。
  • 自己PRカードの提出方法については、今後も従前の方法で継続するとともに、中学校や高等学校による周知を一層徹底していく。
7 学力検査等得点の本人への開示について
  • 入学者選抜全体の透明性を確保するとともに、受検者及び保護者に対して入学者選抜が公平・公正に実施されていることを示すため、引き続き実施する。

2 東京都教育委員会の今後の取組

 上記の報告を踏まえ、本年9月に、平成25年度東京都立高等学校入学者選抜実施要綱・同細目で詳細を定める。平成25年度入学者選抜においては、「推薦に基づく選抜の基本的な考え方」を踏まえて新たに導入した集団討論等の検査方法を、各高等学校が確実に実施することができるように対応するとともに、これまで継続して実施してきた多様な入学者選抜方法のより一層の定着を図るよう努めていく。各高等学校における推薦に基づく選抜の具体的な検査方法等については、説明会やホームページ等により、中学校及び高等学校へ周知する。

※別添 平成25年度東京都立高等学校入学者選抜検討委員会報告書(PDF形式:591KB)

問い合わせ先
教育庁都立学校教育部高等学校教育課
 電話 03-5320-6745

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