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報道発表資料  2012年6月6日  生活文化局

東京都個人情報保護審査会の答申(第250号)について

 東京都個人情報保護審査会(会長 秋山收)は「第126回部会資料」ほか3件の一部開示決定は、妥当である旨、東京都知事に答申を行った。

1 諮問の概要

(1) 諮問件名

 「第126回部会資料」ほか3件の一部開示決定に対する異議申立て

(2) 非開示理由

 東京都個人情報の保護に関する条例16条6号に該当

2 答申の骨子(結論)

 「第126回部会資料」ほか3件を一部開示とした決定は、妥当である。

3 答申までの経過

(1) 開示請求 平成22年12月9日
(2) 一部開示決定 平成22年12月22日
(3) 異議申立て 平成23年3月2日
(4) 諮問 平成23年11月22日
(5) 答申 平成24年6月6日

4 審査会の判断の要旨

(1) 本件開示請求に対する実施機関の決定について

 実施機関は、「東京都児童福祉審議会が作成した21○○第○、○、○号に関する会議、検討の記録(会議資料含む)」の開示請求に対し、「第126回(今期第9回)東京都児童福祉審議会子ども権利擁護部会資料」(以下「本件対象保有個人情報1」という。)、「第128回(今期第11回)東京都児童福祉審議会子ども権利擁護部会資料」(以下「本件対象保有個人情報2」という。)、「第133回(今期第16回)東京都児童福祉審議会子ども権利擁護部会資料」(以下「本件対象保有個人情報3」という。)及び「第135回(今期第18回)東京都児童福祉審議会子ども権利擁護部会資料」(以下「本件対象保有個人情報4」という。)の4つの公文書(以下併せて「対象となった公文書」という。)を対象保有個人情報と特定して、一部開示決定を行った。
 なお、本件の審査の対象は、別表1から別表4のとおりである。

(2) 異議申立ての対象となる保有個人情報について

 本件異議申立ての対象となった保有個人情報は、対象となった公文書のうち非開示とされた部分(以下「本件非開示部分」という。)であり、具体的には以下のとおりである。
 本件対象保有個人情報1について
 本件対象保有個人情報1は、第126回(今期第9回)東京都児童福祉審議会子ども権利擁護部会の会議次第、被措置児童虐待通告・届出受理状況及び会議記録である。
 実施機関は、これらのうち、「第126回(今期第9回)東京都児童福祉審議会子ども権利擁護部会会議次第」の会場、「被措置児童虐待通告・届出受理状況(21年○月受理分)」のNo.○○の「都が講じた措置(調査内容)」欄及び「H21.○.○第126回(今期第9回)子ども権利擁護部会記録」の1頁目の25行目12文字目から30行目文末までを、条例16条6号に該当するとして非開示としている。

 本件対象保有個人情報2について
 本件対象保有個人情報2は、第128回(今期第11回)東京都児童福祉審議会子ども権利擁護部会の会議次第、被措置児童虐待通告・届出受理状況及び会議記録である。
 実施機関は、これらのうち、「第128回(今期第11回)東京都児童福祉審議会子ども権利擁護部会会議次第」の会場、「被措置児童虐待通告・届出受理状況(21年○月受理分)」のNo.○○の「都が講じた措置(調査内容)」欄の一部及び「H21.○.○第128回(今期第11回)子ども権利擁護部会記録」の1頁目の16行目9文字目から19行目文末までを、条例16条6号に該当するとして非開示としている。

 本件対象保有個人情報3について
 本件対象保有個人情報3は、第133回(今期第16回)東京都児童福祉審議会子ども権利擁護部会の会議次第、被措置児童虐待通告・届出受理状況及び会議記録である。
 実施機関は、これらのうち、「第133回(今期第16回)東京都児童福祉審議会子ども権利擁護部会会議次第」の会場、「被措置児童虐待通告・届出受理状況(21年○月受理分)」のNo.○○の「所在地」欄、No.○○の「名称」欄、No.○○の「所在地」欄、No.○○の「名称」欄、No.○○の「都が講じた措置(調査内容)」欄及び「H21.○.○第133回(今期第16回)子ども権利擁護部会記録」の2頁目の20行目13文字目から32行目文末までを、条例16条6号に該当するとして非開示としている。

 本件対象保有個人情報4について
 本件対象保有個人情報4は、第135回(今期第18回)東京都児童福祉審議会子ども権利擁護部会の会議次第、被措置児童虐待通告・届出受理状況及び会議記録である。
 実施機関は、これらのうち、「第135回(今期第18回)東京都児童福祉審議会子ども権利擁護部会会議次第」の会場、「被措置児童虐待通告・届出受理状況(21年○月受理分)」のNo.○○の「所在地」欄、No.○○の「名称」欄、No.○○の「都が講じた措置(調査内容)」欄並びに「H21.○.○第135回(今期第18回)子ども権利擁護部会記録」の1頁目の34行目から40行目文末まで及び2頁目の3行目から4行目文末までを、条例16条6号に該当するとして非開示としている。

 対象保有個人情報の特定について
 審査会が対象となった公文書を見分したところ、実施機関が対象外とした部分には、異議申立人が行った本件開示請求に係る情報以外の情報が記載されており、実施機関が行った対象保有個人情報の特定は、本件開示請求の趣旨を踏まえて行われており、妥当であると認められる。

(3) 条例16条6号の該当性について

 審査会が見分したところ、別表1の非開示部分1、別表2の非開示部分1、別表3の非開示部分1及び別表4の非開示部分1には、権利擁護部会が開催された会場が記載されていることが確認できた。
 権利擁護部会では、被措置児童等虐待通告の対象である児童の状況や児童を巡る環境、調査内容及び対応方針についての説明が行われたり、被措置児童等虐待通告に係る委員間の討議が行われたりするため、非公開とされている。そのため、これらの情報を開示すると、権利擁護部会の会議で使用する今後の会場が推察されて、円滑な会議運営が損なわれるなどの不当な混乱が生じるおそれがあり、その結果、権利擁護部会事務局としての実施機関の業務の適正な遂行に支障を及ぼすおそれがあることが認められる。
 したがって、これらの非開示部分は、条例16条6号に該当し、非開示が妥当である。

 審査会が見分したところ、別表3の非開示部分2及び別表4の非開示部分2には、被措置児童が措置されている児童養護施設名と児童養護施設の住所に係る情報が記載されていることが確認できた。
 これらの情報を開示すると、被措置児童が措置されている児童養護施設名が明らかとなり、児童相談所の援助方針に反することとなる。その結果、今後の児童相談所における相談業務の適正な遂行に支障を及ぼすおそれがあることが認められる。
 したがって、これらの非開示部分は、条例16条6号に該当し、非開示が妥当である。

 審査会が見分したところ、別表1の非開示部分2、別表2の非開示部分2、別表3の非開示部分3及び別表4の非開示部分3には、本件被措置児童虐待通告に基づき、実施機関が外部には公表をしないことを前提として行った調査や対応の内容に係る情報、関係機関や実施機関の対応、今後の方針及び評価や判断に係る情報が記載されていることが確認できた。
 これらの情報を開示すると、実施機関外の関係者や関係機関との信頼関係を損ない、今後の同種の調査に協力を得られなくなるおそれがある。そのため、これらの情報を開示することが前提となると、実施機関外の関係者や関係機関から必要な情報を得られなくなり、その結果、今後の被措置児童等虐待通告窓口の業務の適正な遂行に支障を及ぼすおそれがあることが認められる。また、これらの情報を開示すると関係機関や実施機関の対応、今後の方針及び評価や判断に係る情報が明らかとなり、開示請求者と関係機関や実施機関の信頼関係が損なわれる。そのため、開示することが前提となると担当職員が率直な記載をためらったり、必要な情報の記載に消極的になったりして、その結果、記載内容が形骸化し、今後の被措置児童等虐待通告窓口の業務の適正な遂行に支障を及ぼすおそれがあることが認められる。
 したがって、これらの非開示部分は、条例16条6号に該当し、非開示が妥当である。

 審査会が見分したところ、別表1の非開示部分3、別表2の非開示部分3、別表3の非開示部分4及び別表4の非開示部分4には、権利擁護部会の審議記録に係る情報が記載されていることが確認できた。
 権利擁護部会では、被措置児童等虐待通告の対象である児童の状況や児童を巡る環境、調査内容及び対応方針についての説明が行われ、被措置児童等虐待通告に係る委員間の討議が行われる。そして、権利擁護部会では、東京都児童福祉審議会子供権利擁護部会に係る取扱要領の8(4) で「会議は非公開とし、会議資料は非開示とする。」と規定しており、非公開で審議を行うことを定めている。
 上記の審議会記録に係る情報が公になることが前提となると、権利擁護部会における説明や討議における率直な発言が躊躇されることが考えられ、その結果、被措置児童等虐待通告に係る調査内容及び対応方針の説明や委員間の討議などの権利擁護部会の審議が形骸化して、今後の権利擁護部会の円滑な会議運営が阻害され、権利擁護部会事務局としての実施機関の業務の適正な遂行に支障を及ぼすおそれがあると認められる。
 したがって、これらの非開示部分は、条例16条6号に該当し、非開示が妥当である。

別表1(本件対象保有個人情報1に係る非開示部分)

文書名 非開示部分
第126回(今期第9回)東京都児童福祉審議会子ども権利擁護部会会議次第 会場 非開示部分1
被措置児童虐待通告・届出受理状況(21年○月受理分) No.○○の「都が講じた措置(調査内容)」欄 非開示部分2
H21.○.○第126回(今期第9回)子ども権利擁護部会記録取扱注意 1頁目の25行目12文字目から30行目文末まで 非開示部分3

別表2(本件対象保有個人情報2に係る非開示部分)

文書名 非開示部分
第128回(今期第11回)東京都児童福祉審議会子ども権利擁護部会会議次第 会場 非開示部分1
被措置児童虐待通告・届出受理状況(21年○月受理分) No.○○の「都が講じた措置(調査内容)」欄の一部 非開示部分2
H21.○.○第128回(今期第11回)子ども権利擁護部会記録取扱注意 1頁目の16行目9文字目から19行目文末まで 非開示部分3

別表3(本件対象保有個人情報3に係る非開示部分)

文書名 非開示部分
第133回(今期第16回)東京都児童福祉審議会子ども権利擁護部会会議次第 会場 非開示部分1
被措置児童虐待通告・届出受理状況(21年○月受理分) No.○○の「所在地」欄、No.○○の「名称」欄、No.○○の「所在地」欄、No.○○の「名称」欄 非開示部分2
No.○○の「都が講じた措置(調査内容)」欄 非開示部分3
H21.○.○第133回(今期第16回)子ども権利擁護部会記録取扱注意 2頁目の20行目13文字目から32行目文末まで 非開示部分4

別表4(本件対象保有個人情報4に係る非開示部分)

文書名 非開示部分
第135回(今期第18回)東京都児童福祉審議会子ども権利擁護部会会議次第 会場 非開示部分1
被措置児童虐待通告・届出受理状況(21年○月受理分) No.○○の「所在地」欄及びNo.○○の「名称」欄 非開示部分2
No.○○の「都が講じた措置(調査内容)」欄 非開示部分3
H21.○.○第135回(今期第18回)子ども権利擁護部会記録取扱注意 1頁目の34行目から40行目文末まで及び2頁目の3行目から4行目文末まで 非開示部分4

※別紙 答申(第250号)(PDF形式:278KB)

問い合わせ先
生活文化局広報広聴部情報公開課
 電話 03-5388-3135
(所管部局)
福祉保健局少子社会対策部計画課
 電話 03-5320-4137

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