トップページ > 都政情報 > 報道発表 > これまでの報道発表 > 報道発表/平成24(2012)年 > 2月 > 「統一体力テスト及び広域歩数調査」結果

ここから本文です。

報道発表資料  2012年2月9日  教育庁

「統一体力テスト及び広域歩数調査」の結果について

 都教育委員会は、平成22年7月に策定した「総合的な子供の基礎体力向上方策(第1次推進計画)」に基づき、都内公立学校の全児童・生徒を対象とした統一的な体力・運動能力、生活・運動習慣等調査及び全国初となる児童・生徒の広域的な歩数調査を実施しました。
 この度、下記のとおり調査結果を取りまとめましたので、お知らせします。

1 調査の種類

(1) 体力・運動能力、生活・運動習慣等調査(統一体力テスト)

ア 調査目的
 小学校から高等学校に至るまで、全ての地域及び学校において、統一的・継続的で大規模な実態調査を実施し、児童・生徒の体力の現状を把握するとともに、その結果を学校や児童・生徒に還元し、一人一人が体力向上に取り組めるようにする。

イ 実施規模(平成22年度と平成23年度の比較)

  平成22年度 平成23年度
実施校数 実施人数 割合 実施校数 実施人数 割合
小学校 60校 25,110人 4.4% 1,306校 553,611人 98.6%
中学校 59校 18,912人 8.4% 626校 217,243人 94.7%
中等教育学校 0校 0人 0.0% 6校 3,574人 88.4%
高等学校(全) 30校 18,848人 15.8% 176校 117,289人 97.7%
高等学校(定・通) 5校 380人 2.3% 51校 11,995人 72.8%
特別支援学校 0校 0人 0.0% 46校 4,911人 45.1%
合計 154校 63,250人 6.7% 2,211校 908,623人 96.4%
※「割合」は、在籍者数に対する実施人数の割合を示す。

ウ 調査項目(別紙1参照)
エ 調査実施時期
 平成23年4月から6月まで

(2) 日常生活活動に関する調査(広域歩数調査)

ア 調査目的
 身体活動量と密接な関連があるとされる「歩数」についての広域的な実態調査を実施し、児童・生徒の発育・発達に必要な身体活動量のガイドラインや発達段階に即した運動量を研究し提示していくための基礎資料とする。

イ 実施規模

  実施校数 実施人数
小学校 62校 9,858人
中学校 62校 5,120人
高等学校 11校 1,122人
合計 135校 16,100人

ウ 調査項目(別紙1参照)
エ 調査実施時期
 平成23年9月から10月までの間の任意の2週間

2 調査結果の還元方法

(1) 体力・運動能力、生活・運動習慣等調査(統一体力テスト)

  • 個人の記録等を掲載した個人票及び総合評価を記した認証票を児童・生徒一人一人に配布
  • 学校の調査結果等を掲載した学校票、学校及び児童・生徒の調査結果等を収録したCD-ROM及び報告書を各学校に配布
  • 区市町村の調査結果、域内の学校の調査結果、児童・生徒の調査結果等を収録したCD-ROM及び報告書を区市町村教育委員会に配布

(2) 日常生活活動に関する調査(広域歩数調査)

 歩数調査等の調査結果を掲載した報告書を各学校及び区市町村教育委員会に配布

3 調査結果から見た都全体の状況(詳細は、別紙2・3参照)

(1) 体力・運動能力、生活・運動習慣等調査(統一体力テスト)

ア 平成22年度の全国調査との比較

  • 小学校の長座体前屈と50メートル走は、全国平均値を上回った。
  • 中学校から高校にかけて、男子は、体力・運動能力総合評価A・B段階の生徒が増加している。

イ 新体力テスト開始以降の13年間の推移

  • 小・中・高校全体として、上体起こし、反復横とび、20メートルシャトルラン、50メートル走が向上傾向にある。
  • 朝食を時々食べない児童・生徒や、テレビ(ゲームを含む)を2時間以上視聴する児童・生徒の割合は男女共に減少している。

ウ 運動・スポーツの実施状況

 体育の授業以外で運動・スポーツを「しない」と回答した児童・生徒は、小学校6年生男子で約4%、中学校3年生男子で約10%、高校3年生男子で約26%と学年が上がるにつれて増加している。女子はその傾向がさらに強い。

(2) 日常生活活動に関する調査(広域歩数調査)

ア 東京都の児童・生徒の1日平均歩数

  校種別 全体
小学生 11,382歩 10,445歩
中学生 9,060歩
高校生 8,226歩

イ 全学年男女共に、休日よりも平日の平均歩数が上回った。
ウ 小学校から高校まで、児童・生徒の平日の活動状況は、おおむね、校内の活動が約35%、校外の活動が約65%を占めている。
エ 全学年共に、休日の平均歩数の分布は、平日よりも幅が広がっている。
オ 小・中・高校共に、家の近くに一緒に遊ぶ(運動・スポーツをする)友達が「大勢いる」児童・生徒は、「あまりいない」児童・生徒に比べて1日の平均歩数が多かった。
カ 体力・運動能力総合評価(ABCDEの5段階)がA段階の児童・生徒は、平日・校内活動・放課後活動・休日・1日の平均歩数の全てにおいてE段階の児童・生徒より歩数が多かった。

4 本調査の主な分析結果

  • 「長期的に低下している子供の体力を、平成24年度には全国平均にまで向上させる」という当面の目標について、現段階で、小学校の長座体前屈と50メートル走について達成した。
  • 全般的に、上体起こし、反復横とび、20メートルシャトルラン・持久走は、全国平均値は下回っているものの、平成21年度から向上傾向を示している。
  • 児童・生徒の体力・運動能力は、発育・発達の段階や性差により特徴がある。
  • 新体力テスト開始以後の13年間の推移から、現在、東京都の児童・生徒の体力・運動能力は、同水準で推移する部分と向上傾向にある部分に分かれる。
  • 歩数調査の結果、東京都の児童・生徒の1日の平均歩数は、小学生は約11,000歩、中学生は約9,000歩、高校生は約8,000歩であった。全体では約10,000歩となり、これまでの1日の平均歩数推定値約13,000歩を大きく下回った。
  • 歩数調査の結果、学年が上がるに従って身体活動量が減少しており、このことが、中・高校生の体力・運動能力の低下に結び付いている可能性がある。
  • 運動する者としない者の二極化傾向とは、少数ながら、休日に90,000歩以上活動するような活発な児童・生徒がいる一方で、1日の平均歩数10,000歩以下の活動的でない層が厚いという状況を示している。
  • 小・中学校においては、歩数と体力・運動能力調査総合評価(ABCDE)との関連性が高く、高校においては関連性が低い。
  • 登校時や校内活動の歩数にばらつきは少なく、1日の平均歩数の多少は放課後活動の影響を受けており、その結果、運動部活動や地域のスポーツクラブへの所属と体力は関連が高くなっている。

※別紙1 調査項目(PDF形式:15KB)
※別紙2 平成23年度「統一体力テスト」結果(概要)(PDF形式:20KB)
※別紙3 平成23年度「広域歩数調査」結果(概要)(PDF形式:22KB)

本調査は、「10年後の東京」への実行プログラム2011において、以下の目標・施策に位置付け、重点的に実施している事業です。
 目標8 スポーツを通じて次代を担う子供たちに夢を与える
 施策25 誰もが気軽に楽しめる生涯を通じたスポーツの振興

問い合わせ先
教育庁指導部指導企画課
 電話 03-5320-6887

ページの先頭へ戻る