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報道発表資料  2012年1月18日  福祉保健局

指定薬物を含有する違法ドラッグの発見について
~大麻・覚せい剤類似成分を検出~

 都では、違法ドラッグ※1による健康被害の発生を未然に防止するため、都内で流通、販売される製品の試買調査及び成分検査を行っています。
 今般、都内の販売店から購入した下記3製品の試験検査を行ったところ、薬事法第2条第14項において指定する「指定薬物※2」が検出されました。
 「指定薬物」を医療用途等の目的以外で販売することは薬事法で禁止されているため、都は販売業者に対し、製品の販売中止及び自主回収等を指示しました。
 当該製品をお持ちの方は、直ちに使用を中止し、健康被害が疑われる場合には、速やかに医療機関を受診してください。
 なお、これまでに国内において、当該製品の摂取による健康被害発生の情報は得ておりません。

薬事法違反製品の概要

(1) 製品名 soma NEO
性状(内容量) 植物片と微粉末の混合物(1包、3グラム入り)
製造(輸入)者 ●●●●●●
販売店舗 名称 ●●●●●●
所在地 渋谷区
購入方法 店頭にて直接購入
検出成分 1包中「AM2201※3」を3.2ミリグラム検出
(2) 製品名 Illution
性状(内容量) 植物片と微粉末の混合物(1包、3グラム入り)
製造(輸入)者 ●●●●●●
販売店舗 名称 ●●●●●●
所在地 渋谷区
購入方法 店頭にて直接購入
検出成分 1包中「JWH-203※4」を315ミリグラム検出
(3) 製品名 花魁 Green
性状(内容量) 液体(1本6ミリリットル)
製造(輸入)者 不明(製品に表示がなされていない)
販売店舗 名称 ●●●●●●
所在地 台東区
購入方法 店頭にて直接購入
検出成分 1本中「4FMP※5」を11ミリグラム検出

試験検査機関

 東京都健康安全研究センター

違反の事実及び適用条文

 薬事法第2条第14項で定める指定薬物を含有する違法ドラッグを販売したことは、同法第76条の4(販売、授与、販売又は授与を目的とする貯蔵若しくは陳列等の禁止)の規定に違反する。

都民の皆様へ

  • 違法ドラッグについては、使用がやめられなくなったり、死亡例を含む健康被害や異常行動を起こす場合があり、大変危険です。決して摂取又は使用しないでください。また、薬事法に基づき「指定薬物」に指定されたものについては、製造、輸入及び販売等が原則禁止されており、個人輸入でも処罰されます。
    当該品をお持ちの方は、直ちに使用を中止し、健康被害が疑われる場合には、速やかに医療機関を受診してください。
  • 「合法ドラッグ」「合法ハーブ」「脱法ドラッグ」「脱法ハーブ」と称して販売されている製品であっても、どのような物質が含まれているか不明な製品が多く、合法であるとは限りません。また、身体に有害な作用を及ぼす物質が含まれているおそれが高く大変危険です。絶対に使用しないでください。

都の対応

 販売業者に対し立入検査等を実施し、製品の販売中止及び自主回収等を指示しました。
 都は、今後も試買事業等を通じて成分検査、指導及び取締りを強化し、違反品の早期発見及び流通防止に努めていきます。

製品写真(現品は、薬事監視課で保管しています。)

(1) soma NEO

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(2) Illution

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(3) 花魁 Green

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※1 違法ドラッグ
 麻薬、向精神薬又は覚せい剤には指定されていないが、それらと類似の有害性が疑われる物質をいう。乱用者の間では「合法ドラッグ」「合法ハーブ」「脱法ドラッグ」「脱法ハーブ」とも称され、主に「ヘッドショップ」と称する販売店舗、インターネット等で、芳香剤やお香と称して販売されている。都ではこれらの製品を「違法ドラッグ」と呼んでいる。

※2 指定薬物
 中枢神経系の興奮若しくは抑制又は幻覚の作用(当該作用の維持又は強化の作用を含む。)を有する蓋然性が高く、かつ、人の身体に使用された場合に保健衛生上の危害が発生するおそれがある物(大麻、覚せい剤、麻薬、向精神薬、あへん及びけしがらを除く。)として、厚生労働大臣が薬事・食品衛生審議会の意見を聴いて指定するものをいう。現在、68成分が指定されている。

※3 AM2201(平成23年10月20日規制開始)
 化学名:[1-(5-フルオロペンチル)-1H-インドール-3-イル](ナフタレン-1-イル)メタノン
 合成カンナビノイドの一種で、大麻に含まれるテトラヒドロカンナビノールと類似の作用を有する可能性が考えられる。なお、テトラヒドロカンナビノールはめまい、筋力の低下や平衡感覚の障害などの作用を有することが報告されているほか、常用すると生殖機能に支障をきたし、不妊、流産、胎児の死亡を起こしたり、染色体異常が現れるとの報告がある。

※4 JWH-203(平成23年10月20日規制開始)
 化学名:2-(2-クロロフェニル)-1-(1-ペンチル-1H-インドール-3-イル)エタノン
 合成カンナビノイドの一種で、大麻に含まれるテトラヒドロカンナビノールと類似の作用を有する可能性が考えられる。

※5 4FMP(平成19年4月1日規制開始)
 化学名:1-(4-フルオロフェニル)プロパン-2-アミン
 国内で覚せい剤として規制されているアンフェタミンと類似の構造をもつ物質であり、類似の作用を有する可能性がある。なお、アンフェタミンを常用すると過度の睡眠不足と食欲減退により身体が衰弱するほか、幻覚や妄想が現れ、時には錯乱状態になるおそれがある。また、一度に大量摂取すると、急性中毒となり、全身けいれんを起こし、意識を失ったり死亡するおそれがある。

化学構造式

AM2201(指定薬物)

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JWH-203(指定薬物)

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4FMP(指定薬物)

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問い合わせ先
福祉保健局健康安全部薬事監視課
  電話 03-5320-4512

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