ごあいさつ・
プロフィール
施政方針 記者会見 知事の動き 知事と語る
東京フォーラム
海外出張・交際費

ここから本文です。

令和元年(2019年)6月28日更新

小池知事「知事の部屋」/記者会見(令和元年6月28日)

知事記者会見
2019年6月28日(金曜)
14時00分~14時39分

1 知事の海外出張について

【知事】それでは、私から5本、お伝えいたします。
出張の件であります。今日から30日(日曜日)まで、週末ですが、全米市長会議の年次総会に出席いたします。場所はハワイのホノルルでございます。
ホノルル市に到着して、現地時間の金曜日の午後、全米市長会議年次総会でのベストプラクティスフォーラムで、ゼロエミッション東京の実現、そのための東京都の取組についてプレゼンテーションを行います。
その後、年次総会に同じく出席されますロサンゼルスのガルセッティ市長と、何度目かになりますけれども、個別に会談を行いまして、共にオリンピック・パラリンピック大会、あちらが2028年ですが、それぞれお互いの大会の成功を期して、また、去年の7月に合意書を締結しておりますので、それに基づいた連携を強化することを確認したいと思います。
翌日、29日(土曜日)ですが、引き続き全体昼食会などもございまして、そこでは、東京2020大会、それからその先を見据えた東京の取組についてプレゼンテーションを行わせていただきます。
出席される市長が、人口3万人以上の市長さんで、228人。その市長を含む方々に対しまして、東京オリンピック・パラリンピックの取組について、しっかり営業していきたい、このように考えております。いかにサスティナブルなことを考えているのかなど、そしてまた、ポストオリンピック・パラリンピック、いかにしてホワイトエレファントをつくらないために、どのような考えでやっていくかなど、お話していきたいと思っております。
都知事として、アメリカの市長会議に出席するのは今回が初めてとなります。今回、ホノルル出張を通じまして、日米の都市間の連携の強化であるとか、東京のプレゼンスの向上を図っていきたいと思います。
もちろん東京2020大会のPRをしっかり行って、その成功に向けた、様々な取組を全米の市長に対して力強く発信してまいります。
詳細は、政策企画局にお聞きください。

2 受動喫煙防止対策について

【知事】続きまして、受動喫煙防止が、来週いよいよ7月1日(月曜日)からスタートすることとなっております。そして、病院、保育所、行政機関などでは、建物内完全禁煙になります。ちなみに、ここ都庁はもちろん行政機関でございまして、記者クラブの皆様方にもお付き合いいただきたいと思います。
都庁舎には、これまで喫煙所が6カ所ございましたが、こちら全て、今日6月28日(金曜日)をもって閉鎖いたします。そして、7月1日(月曜日)から、都庁舎の敷地内におきましては完全禁煙となります。
この後、9月1日(日曜日)からは、都独自のルールで定めました、幼稚園や保育所、小・中・高等学校などの敷地内での屋外も禁煙となりますので、しっかりPRしてまいりたいと思っております。
受動喫煙防止に向けましては、都民の皆様方や施設管理者の皆様に、新たなルールをご理解いただくようにお願いしたいと考えております。
なお、こうしたルールを皆様にご理解いただくためには、各施設での規制の内容を示したポスター作成いたしまして、今、ご覧いただいているのが一つですけれども、また、これをホームページでダウンロードして、それぞれのところに拡大なり、色々な形で活用していただけるようにお願い申し上げます。
そして、いよいよ2020年4月に、法律、条例ともに全面施行になります。区市町村、そして事業者の皆様方にご協力いただきながら、この受動喫煙の防止対策を一層進めていきたい、このように考えております。
ちなみに、職員の禁煙サポートを同時にやっていく考えでありまして、それぞれの職場からの依頼で、東京都職員共済組合から専門講師を派遣してもらって、喫煙のリスク、禁煙のメリット、受動喫煙の影響などを伝えます禁煙講習会、これ、もう既に実施をしておりますが、また、医師のカウンセリングなど含めて、禁煙外来の紹介を行っております。受診者も年々増加しておりまして、禁煙に成功したのは、こちらです。はい。3カ月で見事禁煙に成功ということで、何か具体的な例、どんな苦労があったか、体重が減ったのか増えたのか等々、聞いていただければと存じます。
詳細は、福祉保健局にお聞きください。

(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)(PDF:107KB)

3 東京都聖火ランナーの募集について

【知事】さて、次でありますが、オリンピックの聖火リレー、いよいよでございますけれども、募集を始めるということであります。東京都分の聖火リレーのランナーの募集開始でございますが、昨日、組織委員会の森会長と、それから遠藤代行がおそろいでお見えになりまして、わざわざお持ちいただきました。オリンピック、そしてパラリンピックの聖火リレーのトーチを1本ずつお届けいただいたので、皆様にも聖火リレーのトーチをご覧いただきたいと思います。ピンク色がパラリンピックで、そして、あちら側がオリンピックということで、中々素敵であります。ちょっと横をこう向けて、桜の(デザイン)という感じであります。
そう重くありません。重くはないですが、大体200メートルぐらいずつリレーしていくということですが、段々ずっしりするかもしれませんが、お子様でもお持ちいただけるのではないかと思います。
実際の募集でありますけれども、それぞれ、既にオリンピック・パラリンピックのスポンサー企業が募集を開始していることは、コマーシャルなどを通じて、皆様ご存じだと思います。東京都聖火リレー実行委員会というのがございまして、そこが7月1日(月曜日)、来週ですね、それから8月いっぱい、31日(土曜日)まで、2カ月間、公募を行います。公募人数は165名です。聖火ランナーとして走行をご希望の方々は、何区で生まれたとか、学んだとか、仕事があってとか、何かそういう区市町村にゆかりのある方で、2008年の4月1日以前に生まれておられる。ここの皆様、皆資格があるかと思いますけれど、来年度に中学1年生以上の方となります。
応募方法ですが、インターネットまたは応募用紙の郵送で申込ができます。応募に当たっては、記載していただきたい幾つかの事項がございまして、論文とまでは言いませんけれども、1000字程度の作文が必要になってきます。東京都内でなぜ走りたいか、どこで走りたいか、自己PR、そして、どうして走りたいと思うようになったかといったようなことを、心を込めて書いていただきたいと思います。東京都や走行希望区市町村への思いをご記入いただきたいと思います。その内容をもとにしまして、組織委員会が定めた選定の基本的な考え方に基づきまして選考するということであります。決まりますのは、今年の12月以降になりますが、本人宛てに当選の連絡をさせていただきます。
都におきましては、大会直前の2020年7月10日(金曜日)から24日(金曜日)までの15日間、聖火リレー等の区市町村を回ります。島も含みます、全62の区市町村での聖火リレーとなります。
前回、1964年のときの競技会場が、ご存じのように、駒沢のオリンピック公園になりますが、そこをスタートいたしまして、都内のリレーとしては東京都庁がゴールということになります。
今現在、62の区市町村の様々なスポットをそれぞれめぐります、魅力あふれるルートを検討しているところでありますが、是非多くの皆様方にご応募いただきたいと存じます。是非一緒に東京2020大会を盛り上げていただきたいと思います。聖火リレーと、このトーチについては2本、準備ができ次第、都民の皆様方にもお披露目してまいりますので、楽しみにしていただきたいと存じます。聖火リレーのトーチについて、そして、ランナーの応募についてのお伝えでございました。
詳細は、オリンピック・パラリンピック準備局にお聞きください。

(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)(PDF:313KB)
(報道発表資料は、こちらをご覧ください。)

4 水道料金の新たなキャッシュレス支払について

【知事】次が、水道料金がキャッシュレスの支払いになるということでございます。水道料金の新たなキャッシュレス支払がスタートするということで、「2020改革プラン」に基づきまして、都民サービスの向上に向けてキャッシュレス化をこれまでも1つ1つ進めているところです。その中で、今回、7月1日(月曜日)から、都の決済手段として初めて、LINE PayとPayBによります2つのスマートフォン決済を水道料金の支払に導入いたします。これまでも、水道料金には口座振替とかクレジットカード払いを導入してきたわけでありますけれども、請求書でお支払いの場合は、コンビニエンスストアとか金融機関などに出向いていっていただいて、現金で払い込んでいただく必要がございました。今回開始するスマートフォン決済でありますが、専用のアプリを使用いたしまして、請求書のバーコードをスマートフォンのカメラで読み取って、電子マネーで支払いを決済していただくことで完結するものであります。これが請求書ですね。下水道の料金請求書です。ここにバーコードがありますけれども、このバーコードをスマートフォンで読み取っていただいて、それで支払いができるということで、まさしくキャッシュレス化で、いつでも、どこでもできるということで、真に電子マネーでの支払いの決済ということで、お客様の視点に立った新しいタイプの支払方法と言えるかと思います。このスマートフォン決済を利用することで、いつでも、どこでも料金がお支払いいただけることになるかと思いますし、また、スマートフォンの操作も簡単ですから、手間もかからない、そして、お客様の利便性は飛躍的に向上するかと思います。この水道料金の支払いに2つのスマートフォン決済を導入いたしますけれども、今後ともお客様のニーズを踏まえて、利用可能な決済手段を順次拡大していきたいと考えております。これは大変便利だと思います。
詳細は、水道局にお聞きください。

(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)(PDF:158KB)
(報道発表資料は、こちらをご覧ください。)

5 Tokyo Tokyo FESTIVALについて

【知事】文化の祭典、東京2020大会についてでありますけど、東京2020大会はスポーツだけではございません。文化の祭典だと何度も申し上げてまいりました。それを総称して、「Tokyo Tokyo FESTIVAL」ということでお伝えしてまいりました。今日は2点お知らせさせていただきます。まず、都立の文化施設を夏の夜間、開館するということで、サマーナイトミュージアム、これまでもやってまいりましたけど、今年も実施いたします。例えば、江戸東京博物館など、都立の文化施設5つありますけれども、7月18日(木曜日)から8月30日(日曜日)までの間、毎週金曜日21時まで開館時間を延長するものであります。期間中は観覧料の割引であるとか、学生の観覧無料であるとか、館内のレストランで特別メニューなども用意するなど、夏の夜を楽しんでいただけるように工夫してあります。また、ミニコンサートをはじめ、様々なイベントも開催いたします。それから、昨年も好評でございました謎解きをしながら各施設をめぐるというミステリーラリー2019、こちらを、都立の美術館、博物館の5館と、それから、国立の美術館3館、そして、東京メトロと合同で実施いたします。この機会を活用していただいて、普段、ミュージアムに中々来られないという方々にも是非お越しいただきたいと思います。これが1点目であります。次に、My Culture Dayについてのお知らせでありますが、これはマイカルチャー、文化を気軽に楽しんでいただく。そのために、遠慮なく定時退社したり休暇を取得していただいて、コンサートや美術館に行っていただこうというムーブメントをつくる新たな取組となります。サマーナイトミュージアムを行います都立の美術館・博物館で、今回、キャッチコピーといたしました、「今日は私の文化の日」、何か、昔、「サラダ記念日」みたいなのがあったと思いますが、こちらは文化であります。My Culture Day、これを入れましたオリジナルのうちわをお配りいたしまして、このムーブメントを広く呼びかけることといたします。5つの施設それぞれ、これは北斎です。用意しておりますので、5つパターンがあります。これもとてもおしゃれかと思いますので、是非集めてお楽しみいただきたいと存じます。7月22日(月曜日)からスムーズビズの推進期間が始まるとお伝えしておりますが、時差出勤やテレワークなどの働き方の改革によって創出された時間を使いまして、是非文化を楽しんでもらいたいと思います。「今日は私の文化の日」と宣言していただいて、コンサートや美術館などに足を運んでいただきたい。「今日はあいつはカルチャーデーだ。」と言って、皆が理解するぐらいご活用いただければと思います。
詳細は、生活文化局にお聞きください。

(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)(PDF:341KB)
(「サマーナイトミュージアム2019を開催」は、こちらをご覧ください。)
(「文化を気軽に楽しむムーブメントを発信」は、こちらをご覧ください。)

質疑応答

【記者】幹事社、時事通信の真島です。幹事社より3点質問させていただきます。
まず1点目が発表事項なんですけれども、7月1日(月曜日)から受動喫煙防止の新たなルールが始まります。意識啓発に役立つことだと思いますが、どのようなことを期待されるか、お願いいたします。

【知事】受動喫煙については、国の法律、そして都の条例、それぞれが出揃いまして、いよいよこれを周知徹底し、そして実践していく段階に入りました。これによって、ホストシティ東京として、また、それぞれ健康シティ東京として進めていっていただきたいと思います。
実効性あるものにするためにもですね、ご理解をいただかなければなりません。都民の皆様、それから飲食店など事業者の皆様、それから区市町村、それぞれの皆様方にご理解いただけるようにしていきたいと思います。広報紙を通じたり、また、都のホームページ、SNSやリーフレットなど、これまで様々なキャンペーンをお伝えしてまいりました。それによって条例の趣旨、内容の周知をしてきたわけであります。それから、条例施行のタイミングなどに合わせまして、またイベントなども開催いたしますので、是非皆様方を通じてお知らせいただければと思います。
オール東京で取り組むことが必要になってきますので、是非、そういう意味で、東京は受動喫煙防止ということを徹底して進めるためのご協力をお願いして、それから、やはり事業者の皆様へ、説明会などを通じまして、制度の内容や支援策をご説明させていただき、喫煙室の設置を希望される際にはアドバイザーを派遣し、また、現地で具体的な助言などを行う支援も進めてまいります。
それから、実務を担っていただくのが保健所の設置区市でございますけれども、業務手順の具体化に向けた検討を進めると同時に、普及啓発に関する共同のキャンペーンを進めてまいります。これによって連携の体制をとっていくということであります。それから、公衆喫煙所の設置に取り組む区市町村に対しての支援もいたしてまいります。先だっても某区から、移動できるコンテナタイプの、千代田区でご覧いただいているかと思いますけれども、それに類するご依頼などもあったところでございます。
たばこを吸う人も吸わない人も快適に過ごせるまちの実現を目指してまいりたいと、このように考えているところでございます。いよいよでございますので、更に力を入れてまいりたいと思います。

【記者】ありがとうございます。では、2点目は参院選のことに関してお伺いします。国会が閉じて、各政党はもう参院選まっしぐらかと思うんですけれども、知事にお伺いしたいのが、参院選を契機に議論を深めるべきテーマは何だとお考えか、あともう一つが、特定の政党、候補に対して支援するお考えは現時点であるか、お願いいたします。

【知事】参議院選挙は6年間の任期で、非常に落ちついて仕事ができる制度になっております。私も最初は参議院から入っております。当時は参議院の全国区でございました。衆議院と参議院の差、違い、そのときに私が見たのは、参議院には囲碁、将棋の盤が置いてあったということで、じっくり取り組むにはいい環境ではないかと、そのとき思ったものでございます。
今、ちょうど大阪でG20が開かれておりますけれども、様々な報道で、また、今回出席されるリーダーの方々の国や地域などが抱えている問題というのは、大変ダイナミックに変わっているところでございます。そういう中で、日本がどのようなプレゼンスを示し、また、役割を果たしていくかというのは、去年と比べましても、もう既に大きな違いも出てくるかと思います。そういう意味では、併せてお答えするならば、まさしく参議院というのは、そういった国全体のあり方をある意味、中長期的に見ながら取り組む院ではないかと思います。
テーマについては、色々言われておりますけれども、世界における日本と、日本の中での一人一人の生活が安心し、安定するものであるためにはどうしたらいいのかということから、社会保障であるとか、それから、これからの雇用のあり方、社会保障に含まれるかもしれませんが、2つのセキュリティー、安全保障と社会保障と、この2本立てがまさしく、今、喫緊の課題として、わが国が直面している課題、それについて国民に聞いていくということなのだろうと思います。

【記者】ありがとうございます。そして、最後の質問なんですけれども、来年の夏に予定されている都知事選に関してお伺いいたします。昨日、自民党が独自候補を擁立するというような方針を示されました。まず、それに対しての受けとめと、あともう一つはその理由に関してなんですが、都民の信頼に値しないという、現在の都政について述べられました。知事にとっては少し反論なさりたいこともあるかと思うんですが、その2点に関してお願いいたします。

【知事】毎日都政にいそしんでおりますので、あまり反応する気にもなりません。しっかり2020年大会の準備、そしてまた、今、この消費税がこれから、10月に上がることによって都民に対してどのような影響があるのか、中小企業の体制は一体どうなっているのか、こういったことを一つ一つ見ながら進めていきたいと考えております。

【記者】共同通信の恩田です。聖火リレーなんですけれども、今回、応募動機を書いて送るということなんですけれども、皆さんに応募してほしいというところあるかと思うんですが、特にぜひこういう方に応募してほしいというのがあればというところと、改めてになるんですけれども、盛り上げのこの重要なイベントになる聖火リレーについて期待する点をお願いいたします。

【知事】聖火リレーはまさしく、特に東京都の場合は最後の15日間でありますので、尻上がりに東京大会への気運を醸成する仕上げのところだと思います。リレーのランナーとして走っていただく方にも、そういう思いを代表して聖火を運んでいただきたいと思います。応募される方々は、その熱い思いを込めてご応募いただければと思っております。まさしく最後の仕上げの部分でありますので、国民の皆様、都民の皆様が期待される、また、世界中からどんな東京大会にするのかと期待をいただく最後の火をつける役割、そういう聖火リレーに持っていければと思います。また同時に、様々な区市町村が、是非ここを紹介したいといった地域やポイントも含めまして、世界に発信できる良いチャンスかと思っておりますので、そういった意味で、東京都としての聖火リレーを皆様と共に盛り上げられるように、また、発信のチャンスにしていきたいと思っております。全国各地も同じ思いだと思いますので、それをつないでいくという意味で、都、日本が1つの輪につながるという意味もあるのではないかと思っております。

【記者】日本テレビの中丸です。今の聖火リレーに関連してなんですが、現時点で小池都知事ご本人、聖火リレー、ランナーとして走るご意向があるのかどうか、また、走るのであればどの区域とかというのは考えていらっしゃるんでしょうか。

【知事】今都政にまい進して走っておりますので、聖火ランナーとしてではなく、それをサポートする、また、準備役として120%の力を込めて走って、都政で走っていきたいと思っています。

【記者】毎日新聞の川上です。米軍横田基地での航空機の燃料流出の事故についてお伺いいたします。米国への情報公開請求で、2017年までの8年間に少なくとも134件の流出事故が起きていましたが、都への通報は3件しかなかったというふうに聞いています。これについての受けとめと、あと、今後の対応として検討されることがあれば教えてください。

【知事】貴紙において既に報道されているものだと承知をしております。この件について国に確認をいたしたところ、事故等の通報に関する日米合意に基づき、適切に運用されているものと認識していると返事が返ってまいりました。いずれにしましても、この燃料などの漏出でありますけれども、周辺の住民の皆様にとりましては、生活に影響があると不安に思われる方もいらっしゃる。また、環境面でもそれは望ましいものでは決してありません。重大な影響を与える恐れもございますので、都といたしまして、これまで施設の万全な警備や点検、それから事故発生時には、是非、迅速な情報提供をお願いしたい。これは国、そして米軍に要請しております。今後もこのような形で、しっかりと国、米軍のほうに要望していきたいと考えております。

【記者】東京新聞の石原です。受動喫煙についての質問なんですけれども、都庁舎のほうには喫煙所がなくなるということで、これだけの人数が訪れる庁舎で喫煙スポットがないことで、来た方が困ったりとか、周辺の喫煙スポットに流れてしまうんじゃないかという懸念があるかと思うんですが、どのように小池知事がお考えか教えてください。

【知事】最初は、やはりどこで吸えるのですかなどといったようなご質問もあるかもしれません。それも1つの受動喫煙防止の条例や国の法律についてご説明するチャンスかと思います。それから、先程申し上げましたように、都の職員については、これを機に、どうやって禁煙していくのかといったことなどにも考えていただくチャンスではないかと思います。是非、その点については部長にPRもしていただこうかと思っております。また、今後どのような人の流れになるのかなども、よくウォッチしていきたいと思っております。是非、健康な東京を共に目指していきたいと考えております。

【記者】朝日新聞の軽部です。2点、お尋ねをさせてください。1点目が、先ほど幹事社さんからの質問にもありましたが、参院選で特定の政党・候補者の応援のご予定は、今のところありますでしょうか。

【知事】特に今、考えておりません。

【記者】2点目を伺います。急発進防止装置の9割補助についてお尋ねします。昨日ですね、都議会公明党が要望書を手渡されて、7月中に70歳以上というですね、ことを知事におっしゃっていたかと思います。知事は常々、早急に対応するというお返事をされていますが、具体的に何かご計画とか、今のところ、制度設計でおっしゃれる範囲のことはありますでしょうか。

【知事】これは、都民の皆様も大変関心の高い事項ですので、できるだけ早急にということで指示いたしております。それから、先に国も指針を出しておられますので、その整合性なども含めて、また、どういう形が最も有効かを含めて、今、準備しているところでございます。補助の受付開始後1年間ということにまず区切ってたくさんの方々が応募してくださるということを期待するためにも、早急にまとめていきたいと思っております。一方で、この踏み間違いの装置を、後付の分に対しての補助についてでありますけど、例の池袋の事故の後、かなり多くの方々が免許の返却をされているというのが流れにもなっているかと思います。それについては、インセンティブが、都、警視庁でも、かなりこれまでも準備しておりますので、あまりよく知られていない部分も含めて、しっかりと知っていただいて、免許をお戻しいただくのも、さらに大きなムーブメントになってくるのではないか。もちろん、お住まいになっておられる場所であるとか、その方々の健康状態などございますけれども、今、改めて、高齢運転者についての問題を自らのこととして、また、ご家族の方々も自らの問題としてお考えいただく、そのためにも、できるだけ早く答えを出していきたいと思っております。今、準備中でございます。

【記者】テレビ朝日の古武家です。オリンピック・パラリンピックについて、お伺いしたいんですけども、昨日ですね、JOCの新たな会長に山下さんが就任されました。これまでのJOCの役員等々もかなり代わってくるように聞いているんですけれども、今回、新しくなったJOCの体制に対して知事が期待することと、これまで10年余り務めてこられた前会長の竹田さんに贈る言葉といいますか、何かありますでしょうか。

【知事】まず、竹田前会長におかれましては、やはりこれまでのJOCでの活動、IOCでの活動など、非常に多とするものがございます。非常にこの間のご苦労に対して敬意を表し、また感謝したいと存じます。そして、新しく選ばれました山下さんですが、山下さんは何度も都庁にもお越しいただいたり、これまでも色々な機会でお会いすることがございました。非常に実直な方であることは皆様もご存じのとおりで、何よりも柔道の金メダリストとしての名声は、日本のみならず、世界に知れ渡るところでございます。柔道を引退なさっても、日本の柔道界、それから日本スポーツ界のためにも尽力されてきてた方でございますので、今回の山下さんのJOCの会長就任については、大変心強く思うところでございます。ちなみに、柔道とウエイトリフティングが、日程上、一番最初にメダルが決まる競技です。他にもあったかもしれませんが、ここで弾みがつくかどうかで、その後の流れ決まるのですね。そういう意味で、私、元ウエイトリフティングの協会をやってました関係で、是非ウエイトリフティング頑張ってほしいし、柔道も頑張ってもらうことによって、流れがつくれればいいな。そのヘッドに山下さんがなられるというのは、色々な意味で期待ができるところかと思っております。

【記者】NHKの成澤です。すいません。ちょっと、重ねてになって恐縮なんですけれども、受動喫煙の防止についてなんですが。先ほどの都庁の敷地内の全面禁煙を受けて、近隣のビルや公園に職員が行くんじゃないかという質問もあったと思うんですが、知事としては、これを機に禁煙をということだったんですが、それでも吸われる方っていらっしゃると思いますし、例えば、ビルや公園に行く回数を、例えば、なるべく控えてくれとか、何らかのそういう呼びかけみたいなするお考えというのはあるんでしょうか。

【知事】職員の愛煙家の方からすれば、今どうしようかと考えておられるかと思います。一方で、近くのところに煙が漏れるということは、また別の意味のマイナスの部分がございますので、是非、そこは、これを良いチャンスにということに尽きるかと思います。自分の健康のために、是非都庁内でも、そのキャンペーンをやっていきたいと思っております。

(テキスト版文責 政策企画局政策調整部政策調整課)

ページの先頭へ戻る

東京都庁〒163-8001 東京都新宿区西新宿2-8-1交通案内 電話:03-5321-1111(代表)法人番号:8000020130001

Copyright (C) 2000~ Tokyo Metropolitan Government. All Rights Reserved.