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平成29(2017)年12月20日更新

小池知事「知事の部屋」/記者会見(平成29年12月20日)

知事記者会見
2017年12月20日(水曜)
16時30分~16時51分

知事冒頭発言

1 築地市場の豊洲市場への移転・開場日について

【知事】急なお呼びかけでございますが、築地市場の豊洲市場への移転・開場日がまとまりましたのでお知らせをさせていただきます。
本日、築地市場におきまして、新市場建設協議会を開催いたしまして、豊洲市場への移転、そして開場日につきまして、業界団体の皆様と協議を行いました。その結果、平成30年の10月11日、木曜日でありますけれども、この日に開場をするということで合意が得られました。
そして、この日程でありますと、都といたしましても、円滑な移転準備を進めることができると考えておりまして、市場の開設者として、東京都として正式に来年の10月11日を豊洲市場の開場日として決定をいたしました。
本日の決定に至るまでには、業界団体におかれまして、精力的な意見交換を行っていただきました。また、意見集約がその結果、図られたものでございます。この間の業界の皆様のご努力・ご尽力に心から感謝を申し上げます。
そして、今後、豊洲市場のさらなる安全性の向上を図るために、将来のリスクに備えて、追加対策工事を着実に実施してまいります。また、今回の追加対策工事をご指導いただきました専門家会議による確認がございます。そしてその後、農林水産大臣の認可手続きがございます。これら一連のステップを経まして、しかるべき段階で、安全・安心な市場であるということにつきまして、私から発信をさせていただくこととなっています。
また、市場見学会、近々では今月23日(土曜日)に行いますけれども、見学会であるとか、各種のイベント、それからさまざまな場面を通じました情報発信など、風評被害の払拭に向けました取組、いや、むしろ豊洲がこんなに素敵なところであるということなど、効果的にアピールをするということでございまして、都民、そして市場業者の皆様の理解と安心につなげていく所存でございます。
こうした取組に、私自身も積極的に関わってまいりますし、また、豊洲市場でございますが、品質・衛生管理の強化、効率的な物流の実現といった、産地、そして顧客の皆さんや消費者のさまざまなニーズに対応できる、そんな機能を備えている豊洲市場をしっかりと育てていきたいと思います。そして、豊洲市場は、日本の新たな中核市場として育てていくということでございます。
また、この豊洲市場の移転に向けましては、地元の住民の皆さん、そして、江東区のご理解・ご協力があってのことでございます。引き続き、さまざまな課題への対応や、ご要望の実現に向けて、しっかりと取り組んでまいります。そして、千客万来施設事業、豊洲ぐるり公園、屋上緑化広場など、さまざまな魅力も活かしながら、江東区とも知恵を出し合って、活気や賑わいを生み出す。そのことによって、豊洲市場を地域の誇れる施設としていきたいと考えております。
年内に開場日が決定をいたしました。一つの節目を迎えることができたと考えております。開場までは、あと約10か月となりますけれども、今後、本格化いたします移転の準備であるとか、新たな市場の運営に向けましたさまざまな調整にあたりまして、業界の皆様方のご理解、そしてご協力をいただきながら、スピード感を持って前に進めていく所存でございます。
そして、その上で、業界の皆様方と力を合わせまして、新たな豊洲ブランドを構築してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いを申し上げます。
ということで、平成30年10月11日を移転開場日と決定いたしました。そのご報告とさせていただきます。

質疑応答

【記者】産経新聞の大泉です。移転日について、合意を図られて、それで本日、江東区の方でも区議会で一定の理解を得られたという流れがあったと思うんですけれども、先ほど冒頭発言の中で触れられていた千客万来施設については、万葉倶楽部の方が、いろいろ懸念を持っている。その懸念の払拭に向けて、ネックになっているのが築地の再開発の検討状況、これがあまりよく見えてこないので、万葉倶楽部としても動きづらいということがあるのかと思うんですが、そこら辺、万葉倶楽部には今後どのような説明をされていくんでしょうか。

【知事】豊洲の賑わいを確保するという点で、これまでも万葉倶楽部、千客万来施設の開場ということについて、真摯に対応させていただいてきたところでございます。これから、豊洲でもいろいろな開発がさらに行われることとなるわけでございます。いろいろと新しいファクターも出てくるかと思いますが、築地については、ご承知のように、「築地再開発検討会議」を設置いたしておりまして、築地の魅力を最大限に生かした再開発に向けて、さまざまな分野でご活躍中の方々から、自由な発想でご議論いただいているのはご承知のとおりでございます。
この検討会議で、築地エリアが有する、例えば浜離宮がすぐそばにあるとか、水辺の魅力であるとか、都心への近接性など、いろいろとありますので、これらのことを踏まえて、築地については再開発を今後進めていくことになろうかと思います。
事業者の皆様方にとりましては、経営としてどうなのかという観点があろうかと思いますけれども、今後とも真摯に対応させていただきたいと考えております。

【記者】すみません。その検討会議なんですけれども、今自由な発想でいろいろ検討いただいているということなんですけれども、自由な発想で検討していて、何が出てくるかよくわからないということで、万葉倶楽部の側としては、ちょっと疑念を持っている、なかなか、「千客万来やりますよ」と踏み切れない部分があるんだと思うんですけれども。

【知事】そこは経営のご判断だと思いますが、それに対して、やはり豊洲での賑わいの一角を担っていただくということで、都としてもさまざまな対応を万葉倶楽部の方にもさせていただいているというのがこれまででございます。

【記者】毎日新聞の芳賀です。今日、築地市場で行われた新市場建設協議会の中で、業界団体の幹部の方からは、結果的に市場の開場日が2年近く遅れたことで、お金と時間をかけて元に戻ってしまって、「この期間は一体何だったんだ」というような発言もありましたが、知事ご自身は、知事選の頃から市場移転については、一旦立ち止まって見つめ直すような旨の発言をされて取り組まれてこられたと思いますが、どのような成果、あるいは課題があったとお考えですか。

【知事】基本的に、私は立ち止まるということから、さまざまな点検をさせていただきました。むしろ、開場した後でそれらのことが明るみに出ていたことを考えますと、むしろ混乱を防ぐことができたのではないだろうかと考えております。
そして、専門家の皆様方にも改めてチェックをしていただいて、建設、それから環境、両方の面から確認をいただいて、そして専門家会議の皆様方のご提案に従って、今、追加対策工事を行っているところでございます。むしろ、途中でさまざまな課題が噴き出すというようなことで、豊洲についてクエスチョンマークがつきながら営業するというよりは、今回のように、しっかりとした対策を踏まえた上で、移転、そして開業日を迎えるということの方が私は良かったと、必要な時間ではなかったかと考えております。

【記者】週刊ダイヤモンドの岡田です。まず、冒頭、追加工事によって、より安全性が確保されるというご発言がありましたけど、本当にこれで安全性が確保されるかどうか、この点、知事、どのようにお考えということが1点、もう1点、その他、使い勝手の問題等、まだ改善はされてないのではないかという指摘がありますけど、この点は今後、どのような、移転に向けて課題があるというふうに知事ご自身がお考えなのか、お伺いしたいと思います。

【知事】後の方のご質問ですけれども、使い勝手の問題については、これから、市場の業界の方々もこれから習熟訓練であるとか、実際にその場に行ってみて、「ここを改善した方が良い」とか、これまでも既にご要望いただいている項目もございます。それから、実際の開場日に至るまでの間で、追加ということで出てくるかもしれません。いずれにしても、やはり新しい豊洲ブランドをつくるために必要なことについては、実際にお使いになる方々のお声をしっかりと聞くということは必要だと思っております。
それから、安全性につきましては、これまでも専門家会議の皆様方がいろいろな観点からもご議論いただいてきた、そして、これまでも科学的ないろいろな検証などが行われてきた。これから、追加工事が終わった後に専門家会議の皆さんに確認をしていただいた上で、そして、その次は農水大臣への認可申請ということになります。私は、むしろそれこそが安全宣言そのものではないかと、以前から申し上げてきたところでございます。つまり、農水省がしっかりとその点を、認可の条件は安全性の確保ということでございますので、それを確認していただくということになろうかと思います。それからあと、さまざまな数値などについては、それぞれ、例えば都庁のホームページで市場の欄もございます。それから、場合によっては、「サイネージを設けろ」といったようなご意見などもいただいております。どういう方法が一番良いのかも、これからも含めて、皆さんにしっかりと公開をしていくことが必要なんだろうと思っております。

【記者】「最終的には、農水大臣の判断が事実上の安全宣言になる」というご発言ですけども。

【知事】ええ。もちろん、私もしかるべきときに安全宣言、ワンワードかどうかは別にしましても、しかしながら、農水大臣に認可を申請するということは、「安全だから市場としてお認めください」という意味ですので、それこそが安全の宣言になるのではないかと思っております。

【記者】それは、「追加工事によって担保されるんだ」というお考えだという理解でよろしいですか。

【知事】基本的に、そうであります。

【記者】わかりました。

【記者】日本テレビの久野村です。開場日が決まったということで、逆に築地市場が最後の営業日になる日というのがもう決まっていたら教えていただきたいのと、すごく歴史のある市場が閉じるということに、一旦閉じるということに向けて、何か都として取組はされるかどうか、お願いします。

【知事】(平成30年)10月11日(木曜日)が開場日ということを、今日決めさせていただいたわけでありますけれども、実際は、(平成30年)10月6日(土曜日)まで営業をいたします。そして、7日が日曜日で、10日(水曜日)まで、この4日間が引越しの期間になります。
それから、築地は、築地といいますか、やはり年末年始というのが一番忙しいところだと思いますが、こうやってご同意をいただいて、来年の10月11日に移転が決まったということは、年末年始の競りなどを含めて、今年が築地での最後の競りなどになるのではないか。いろいろ感慨深い方々もいらっしゃると思いますけれども、また最後、しっかり締めくくっていただいて、そして新しい豊洲へと皆さんとともに歩んでいきたいと思っております。

【記者】日本経済新聞の安部です。環状2号線について伺います。今日、移転日程が正式に決まったことで、環2の地上部の道路は五輪までに間に合うという見通しになったと思いますが、移転の延期によって、地下トンネルは間に合わないということになりました。五輪の大会輸送の能力が大幅に落ちるということと、BRTが本格稼働できないので、選手村のまちづくり、こういったところに支障が出るんじゃないかという懸念もありますが、知事は、こういうデメリットの点について、どういうふうに捉えておられるか、この点、どういうふうに対処されるかと、この2点、お願いします。

【知事】まず、今回、移転日が決まったということ、それから、これから車両基地の整備を行っていくということと、それがすなわち環状2号線の地上部が確保されるということであります。BRTについては、大会の後ということもございますが、それらについては、工事の計画などでできるだけ短期間にそれが実行できるように、さまざまな工夫も必要なんだろうと考えております。
豊洲市場の問題、きっちりと、例えば建物の問題など、地下空間が見つかった云々かんぬんで随分時間をとりました。当初からやるべきことをやっておいていただければ、その分の時間も短縮できたのではないかと思っております。

【記者】TBSの高島です。今日の合意に先駆けなんですけれども、市場の一部の反対の立場を示される方たちからは、「法的手段も辞さない」というような意見というか、そういう立場というのを、今日午前中にも会見で表明されました。移転日まで10か月近くあるんですけれども、スムーズに移転が運ぶよう、そういう反対派を含めて、これからどういうような意見形成というのをされるかということをお願いいたします。

【知事】誰に対して訴えられるのかについては、現時点では不明でありますけれども、例えば仲卸業者の方々の中にはいろいろな思いをお持ちの方だということも理解をしているところでございますが、円滑な移転に向けて、市場業者の方々のご理解とご協力を得るということが重要でございます。ですから、これまでも丁寧な対応ということに心がけてきたつもりでございます。業界団体の皆さんとは、この移転時期については丁寧に対応させていただいて、そして江東区との調整なども、都として対応を丁寧に進めさせていただいてきたところでございます。そういった形で、これから市場、新しい市場へ向けての建設的な積み重ねをしっかりと重ねていくことが、そういった懸念を持たれている方々への不安の払拭につながるのではないかと考えております。

【記者】日刊スポーツの中山です。今回、ここに至るまでの間に、入札の不調というものが一因として言われておりました。さっきも、各会派の要望の中でも、「現在の制度は見直してほしい」というふうな要望がございました。現在、まだ試行中ということではあると思うんですが、来年以降、知事、どういうふうにご対応をとるつもりか、お考えをお聞かせください。

【知事】今回、九つの入札案件がございました。当初、不調が続いたわけでありますけれども、しかしながら、これは入札制度とは、私は別次元の話だと最初から捉えております。そもそもが、追加対策工事であるということであります。全く新規の案件ということであるならば、これはいろいろな競争入札などが普通に行われるわけでありますけれども、今回の9件の入札案件というのは追加対策工事で、元々の工事をされたところがあるわけでございます。そして、そういう中で、これまで適正な手続きを経てやってきたわけで、あと、基本的にはコストといいましょうか、価格の乖離があったということを、だんだんと手続きを経ながら詰めていったということでございまして、これについては、手続きに則って、一つずつ丁寧に進めた結果であります。
入札制度につきましては、今日も会派からそれぞれご要望はいただきました。それについては、現在、試行中でございます。しっかりとそれぞれの皆さんの声にも耳を傾けながら、何をすべきかということについて考えていきたいと思っております。

(テキスト版文責 政策企画局調整部政策課)

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