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平成29(2017)年9月1日更新

小池知事「知事の部屋」/記者会見(平成29年9月1日)

知事記者会見
2017年9月1日(金曜)
14時00分~14時44分

知事冒頭発言

1 都市づくりのグランドデザインについて

【知事】こんにちは。今日から9月、またよろしくお願いいたします。まず、本日は4本お伝えする出来事がございますので、そちらから始めさせていただきます。
まず、都市づくりのグランドデザインについて、まとめてみました。今回、2040年代の東京の目指すべき都市の姿、そして、その実現に向けた戦略や取組を示す「都市づくりのグランドデザイン」をまとめましたので、お知らせをいたします。これは、できるだけ2040年のその時代を担っていくようなお子さんをベースにした表紙といたしております。
こちらは、今年の5月に素案を公表いたしております。そしてその後、パブリックコメントを頂戴し、さらには区市町村への意見照会なども実施をしております。加えまして、2040年代の社会の中心を担う高校生の皆さんに出前授業を行いまして、さまざまなフレッシュなアイデアをいただいたところでございます。
これらを踏まえまして、若い世代の方たちにも、自分たちが都市を創っていくんだと、その主体であるということを伝えて、今の時代を生きる人々が手を携えて都市づくりを進めていくことが重要だという思いを込めまして、「東京の未来を創ろう」、これをキャッチフレーズとしたところであります。
グランドデザインの基本的な考え方は大きく三つございます。一つは、将来を見据えた長期的な視点を持って、工夫を加えながら新たな一歩を踏み出すということ。二つ目、これは環境への配慮がEnvironment、社会への貢献がSocial、都市のマネジメントという、これはGovernanceという言葉に変えますと、いわゆるESGという考え方があります。最近、ESGだとかSDGだとかいっぱいありますけれども、東京都、こちらのグランドデザインではESGをベースにいたします。環境、社会、そしてマネジメント、もしくはガバナンスということでございます。
具体的には、このESGの概念を基にして、例えばCO2を出さないゼロエミッション東京であるとか、それから、その東京を持続的に発展をさせるということになります。
それから、三つ目でありますけれども、インフラなど都市のストックを最大限活用するということで、それをさらに伸ばすことをベースにしております。私、何度もお伝えしておりますように、「セーフシティ」、「ダイバーシティ」、「スマートシティ」という、この三つのシティを実現する礎となる都市づくりを推進しようというものでございます。
グランドデザインが目指す都市を実現していくために、七つの戦略をベースにいたします。それをベースに具体的に取り組んでいくということですけれども、いくつかご紹介しますと、例えば2番目にあります、「人・モノ・情報の自由自在な交流を実現」するとはどういうことかというと、道路ネットワークが概ねでき上がる時代を見据えまして、車の交通がスムーズになるなどの効果を生かして、道路の空間を再編して、歩行者、自転車、みどりの空間を充実させるということ、そして、ゆとりやにぎわいも生み出していくという考え方でございます。
それから、戦略の5番にありますように、「利便性の高い生活の実現と多様なコミュニティの創出」をタイトルにしておりますが、地域のにぎわいであるとか交流を生み出すため、空き家、空き地を新たな都市の財産として活用していくということでございます。
戦略6で、「四季折々の美しい緑と水を編み込んだ都市の構築」ということをタイトルにしておりますけれども、先日公表したように、日本橋の首都高を地下化するであるとか、それから、水辺のにぎわいを創出するなどといったような方向を進めていく、国と連携をして取り組んでいくことになるかと思います。このように、さまざまな取組を新たな工夫も加えながら進めていくということであります。
2040年代でありますけれども、戦後100年の節目を迎えるということになります。それから、2020年の2020大会で、世界を感じた小・中学生が大人になって、社会の中心を担う時代になるというのが、大体2040年ということになります。私たちには、この未来を担う次世代に先人たちから受け継いだ東京を引き継いでいく責務がある。子供たち、それから、都民、企業、区市町村など、さまざまな関係者と都市づくりの目標を、このグランドデザインを共有する形で進めていき、そして、より良い東京を創っていきたいと考えております。これが最初の項目でございます。
詳細は、都市整備局にお聞きください。

(報道発表資料は、こちらをご覧ください。)
(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)(PDF:293KB)

2 公金支出情報の公開について

【知事】二つ目でありますが、「情報公開は東京大改革の一丁目一番地だ」と何度も繰り返し申し上げてまいりました。そして、それを肉付けするのが今日お伝えいたします、「公金支出情報の公開」についてでございます。これは、情報公開の一環でありますけれども、今年の1月にお知らせをいたしました「公金支出情報の公開」、これは覚えていらっしゃると思いますけれども、これにはシステムの改修が必要だったことであるとか、おびただしい数のこの項目でございまして、いろいろとチェックをしていかなければならないということで時間がかかりましたが、いよいよ、今日のこの後15時から開始をいたします。
具体的には、「一般会計」と「特別会計」と「公営企業会計」、全部で27会計、そして、その数、年間70万件分の支出情報について公開をするというものでございます。都の情報公開ポータルの方に公開ページへのリンクを設置いたしまして、それぞれの会計を所管する局のホームページで公開をすることとなります。
課ごとに、支払日であるとか、支出科目、支払内容、支払額、こういった情報を、一件ごとに公開をすることとなります。この公開する情報は、エクセルファイルで検索、そして集計がしやすくなっております。これは今後、毎月下旬に更新し、そして、追加をしていくことになります。これによって、都民の皆様方からお預かりした税金がどのように生かされているかということを容易にご覧いただけるようになるわけでございまして、また、それは職員の意識向上が図られるであるとか、ワイズ・スペンディング(賢い支出)にも資することになると考えております。
作業は大変膨大なものがございましたけれども、職員もしっかり頑張って、これを仕上げてくれました。是非この情報公開をしっかり続けることによって、透明性の確保を進めていきたいと思います。
それから、70万件を公開するに当たって、個人情報部分というのもございまして、それについてはしっかりと守っていくと。ですから、その分、大変手間もかかったわけでございます。ということで、7月分からの公開で、月末に更新ということになります。これは、他の府、県、市と比べましても、東京都の場合は、とにかく件数が多いということでございます。それをどっと公開させていただくということで、大きな転換点かと思います。
ちなみに、情報公開でいろいろと情報開示のご要請をいただいておりますが、中には、30万件分出せとか、ちょっとそれにかかる時間、エネルギー、その他、出すべきものは出してまいりますけれども、ときには、その作業だけで何年もかかるというようなこともございますので、その辺は吟味させていただくということを一言申し添えておきたいと存じます。
詳細は、会計管理局にお聞きください。

(報道発表資料は、こちらをご覧ください。)
(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)(PDF:315KB)

3 「江戸東京きらりプロジェクト」のモデル事業決定について

【知事】それから、三つ目です。「江戸東京きらりプロジェクト」のモデル事業が決まりました。江戸東京の伝統ある技、そして老舗の産品の磨き上げと発信で、世界に羽ばたく東京ブランドの確立を目指すということで、6月に「モデル事業」の公募を行いました。そうしますと、衣・食・住の各分野の事業者の皆さんから24事業の応募がございました。それぞれの事業提案について、例えば、「技や産品の独自性・優位性」など、こういった視点から外部の有識者に審査いただいて、本当に素晴らしいものばかりだったのですが、今年の分として、モデル事業として相応しい五つの事業を選定いたしております。
衣・食・住の「衣」の部分でありますけれども、江戸小紋の染めの技術で、ストールなどの新しいマーケットの開拓を目指す廣瀬染工場という有限会社であります。それから、組紐の技術をボールペンであるとかブレスレットなど、新たな用途開発に挑戦をする株式会社龍工房。それから、三つ目が「食」の分野で、江戸前料理と江戸東京野菜の魅力の発信に取り組んでおられます、これは組織でありますけれども、NPO法人日本料理アカデミー東京運営委員会の皆様。それから、「住」の分野では職人のお洒落心であるとか遊び心を取り入れて、新たな視点から刃物の制作に取り組む、「うぶけや」。
それから、さらに「衣・食・住の組み合わせ」におきましては、江戸切子の独自の文様を考案して、現代的なグラスをつくったり、飴、手ぬぐいなど、他分野への展開にも取り組んでこられている株式会社江戸切子の店華硝。この五つをピックアップさせていただきました。
今後、各分野の専門家がさらにデザインであるとかブランディング面などモデル事業の磨き上げを行ってまいりまして、その具体的な支援については9月11日(月曜)に開催いたします第4回江戸東京きらりプロジェクト推進委員会で議論をいたします。
また、11月にはプロジェクト発信イベントを開催して、こうした取組を通して「東京の宝物」を国内外に発信をしてまいりたいと考えております。
ちょっと、現物をここにお持ちしたんですけれども、これは江戸切子の硝子細工、ワイングラスです。とても繊細で、かつ、文様が本当に江戸を感じさせるグラスであるとか、同じく江戸の文様を使いまして、いくつかを組み合わせたお扇子であるとか、それから、組紐の技術を使ってカメラのホルダーにするとか、こういった形で江戸の匠の技をそれぞれ現代に生かせる、そのようなものを今回は選び出しております。
今、日本にインバウンドで来られるお客様なども、いろいろな情報をもうご存じで来られて、そのピンポイントで目指して来られますけれども、その情報にちゃんと引っかかるように、こちらからも発信をしていくということが重要かと思っておりますが、今回、こうやって五つの産品などをピックアップをさせていただいたということでございます。
詳細は、産業労働局にお聞きください。

(「『江戸東京きらりプロジェクト』モデル事業を決定」は、こちらをご覧ください。)
(「江戸東京きらりプロジェクト推進委員会(第4回)を開催」は、こちらをご覧ください。)
(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)(PDF:408KB)

4 無電柱化のPR動画について

【知事】それから、無電柱化についてのお知らせで、PRの動画を作りました。「東京都無電柱化推進条例」ということがいよいよ9月1日施行ということで、それを機に皆さんにお知らせをするということでございます。この条例のもとで、区市町村との連携、それからコスト縮減につながっていく技術開発を進めていくということで、啓発イベントを展開するなど広報活動を充実させてまいります。
ちょっとかわいいPR動画を作ってみました。

(「PR動画」を放映)

「東京動画」もスタートいたしました。こういった動画をまた見ていただけるように、さらには、これから無電柱化ということは、そもそも意識改革というところから進めなければなりませんので、あえてこういうかわいい動画に仕立てたものでございます。それによって、皆さんの意識改革から、そこからまた技術的にはコスト縮減につながるさまざまな工夫など、これはある種新しいマーケットでございますので、成長戦略にもつなげていただくと同時に、まちの安全性を高めるということを目指していきたいと考えております。
詳細は、建設局にお聞きください。
以上、私の方から、今日は4本、少々長くなりましたが、ご説明、ご紹介をさせていただきました。

(会見で使用したスライド資料は、こちらをご覧ください。)(PDF:305KB)
(動画は、こちらをご覧ください。)

質疑応答

【記者】9月幹事社の日刊工業新聞の大塚です。よろしくお願いいたします。
幹事社から、まず2点ほどお伺いします。今発表されました公金支出情報公開を、予定通り本日から公開されることになりました。かねてより知事は、「情報公開は東京大改革の一丁目一番地」と言われております。今後、どのような分野で情報公開の取組をさらに進めていかれますか。現時点でのお考え、ご予定をお聞かせください。

【知事】はい。お金の部分として、今日はこの「公金の支出」ということをさせていただきました。これからも情報公開というのは、これをベースにしながら考えていくということでございまして、それぞれの局、それぞれ取り組んでいる事業等々も含めて、先ほど申し上げたように公開にそぐわないもの、そぐわないというか、それによって例えば入札などに支障が出るようなことがあってはいけませんので、そういったことについてはお伝えはできかねるが、原則公開ということは貫いていきたいと考えております。

【記者】ありがとうございます。
もう1点は、本日は防災の日です。知事も今朝、調布市との総合防災訓練に参加されました。お疲れさまでした。
今回の想定は、多摩地域を震源地とした訓練でした。地震のみならず、都内では局所的な集中豪雨や、現在は小笠原諸島に台風15号が接近しています。また先日、北朝鮮からミサイルが発射され日本上空を飛んでいくなど、防災という観点からはあらゆる事案を想定しなくてはならない状況にあります。
今回の総合防災訓練のご感想と、あと、都民、国民を守るための知事の思いについて、改めてお聞かせください。

【知事】はい。本日防災の日ということで、まずは自宅から都庁へ、自らが本部長として指揮を執るために、私自身がまずここに存在をするということが極めて重要ということから、我が家から、まず東京都バスの交通局のバス停がありまして、そこまで、まず自分の足で歩いて行くということ。そこからあと、初めてパトカーに乗りました。真ん中には座っておりません、はい。そして、そこから、今度はヘリで移動して、そして代々木の公園のところに到着して、またその後、車で都庁へということで、初めてこういうパターンで都庁へたどり着いたということであります。場合によっては、天候によってはヘリはないということで、いろいろなケースがあると思いますから、最悪は私、前から申し上げているように、電動アシスト自転車で自分で走ってこようと思ってますけれども、いろいろな想定をしながら、今日は対策を、実体験をいたしました。
防災というのは、それが、災いが、自然災害であれ、人災であれ、結局混乱をするということについては同じことが考えられます。いろいろな想定をしながら、こういったときは誰が何を担当するというのを日ごろ確認しておくというのは極めて重要なことであり、そもそも本部長である私が、都民の皆さんの命と財産をお守りする、その第一の役目を担っているということを改めて自覚するということで、大変重要な1日であったと思っております。
特に、最近は北朝鮮問題がいつ何どき、何をするのか読めないということもございます。もちろん、地震につきましても同じようなことでございます。「備えよ常に」というのが私のモットーでもございますので、都民の皆様方にもご協力を得て、備えている東京ということを目指していきたいと思っております。

【記者】ありがとうございました。幹事社の質問は以上です。質問のある方は、挙手をして、知事に指名された方は所属と氏名を名乗った上で質問をしてください。よろしくお願いします。

【記者】朝日新聞の石井です。民進党の代表選について教えてください。先ほど、前原さんが新代表に選ばれました。今、本当に先ほどなんですが、政治家として前原さんをどう評価しているかと、あと、前原さんは若狭さんが目指している新党との連携を否定はしていません。両者の連携とかに期待することがあれば、併せてお願いします。

【知事】まずは、前原誠司さんが民進党の新しい代表に選ばれたというニュース、今、記者の方からお知らせいただくと同時に、メモが飛んできたところでございます。まずは、「おめでとうございます」とお伝えを申し上げたいと思います。そして、これまでの前原新代表のさまざまな、外務大臣もなさいましたし、いろいろな役職として、この最初の93年の当選から行動を一部ともにしてきたわけでございます。是非、新しい代表として、しっかりと民進党を引っ張っていただきたいと存じます。
そして、これまでのこれらの経験を生かして、そして、民進党としての新しい政策立案はもとより、その実行、そしてまた、今野党でいらっしゃいますので、野党の役割というのをしっかりと果たされるということを期待いたしております。
これからどういう形で進まれるのか、今後どんな人事になるのかなども注視をしていきたいと思っております。まずは、93年に日本新党としてスタートした同志として、「日本のために頑張ってください」ということを申し上げたいと思います。

【記者】すみません。若狭さんとの連携についても、前原氏は否定しなくて、枝野さんは反対したんですが、そういう前原さんが代表になられることで、若狭さんとの連携というのは今後あるのかなと思うんですが、そこら辺に対しての期待はいかがですか。

【知事】そうですね、政策的に、これからどのような形で目指していかれるのかどうか、よく、この代表選中仰っていたことなど、まだ私はよく整理はできてないんですが、そういった、手をつなげるところは、国会の場で連携していかれればいいのではないかと思っています。

【記者】わかりました。ありがとうございます。

【記者】東京新聞の榊原です。関東大震災の朝鮮人犠牲者の追悼式への追悼文送付を取り止めたことについてお伺いします。
その追悼式と同じ公園内で開かれている都慰霊協会主催の大法要での知事の追悼分では、今回、朝鮮人虐殺への直接的な言及はありませんでした。朝鮮人犠牲者追悼式への追悼文を止められたので、大法要の方で何らかの言及もあるのかなと私は思っていたんですが、言及されなかった理由を教えていただけますか。
あと、もう1問あるんですが、また、ネット上などでは、朝鮮人虐殺は正当防衛だったとの説も飛び交っていますが、知事の今回の対応は、結果的にその説を勢いづかせることにもなりかねないと思います。追悼文の取り止めの波紋が広がっていて、負のメッセージを与えているとの指摘も出ています。そのことについて、どう思われますか。この2点をお願いいたします。

【知事】後者のご質問につきましては、それぞれの受け止め方でございますので、それによってどういう反応になってるのかは、それぞれだと思っております。
そして今回、今日は秋季の慰霊大法要ということで、副知事が代理で出席をいたしておりまして、大法要の追悼文で、私は知事として関東大震災で犠牲となられた全ての方々へ哀悼の意を表させていただいたところでございます。それが全てでございます。

【記者】日本経済新聞の舘野です。北朝鮮のミサイル問題でお伺いします。都として、これから対策なり、計画なり考えていくべきことがありますかということと、東京都の場合、広い地下街なんかもありますけれども、そういうところへの誘導ですとか、そういう具体的な事態を想定した検討というのはいかがでしょうか。

【知事】はい。今、先ほども申し上げましたように、人災であれ自然災害であれ、混乱する、そして、都民の皆さんとしてご心配されるということは、基本的には同じ結果をもたらすのではないかと思います。そして、北朝鮮は、今後どのような行動を行うのかがなかなか読みづらいところがありますが、一方で、非常に計算をされ尽くした行動をとっているという見方もございます。
そういう中で、最悪の事態を考えるということについては、まずは考えられることとして、国からJアラート、今回もそうでありましたけれども、これを使って区市町村、都内の区市町村の防災行政無線であるとか、携帯会社の、携帯の緊急速報メールなどで、まず都民に直接音声などで情報伝達されることが行われる。そういう中で、情報伝達があれば、都として、直ちに対策本部を立ち上げることになります。そして、ミサイルに関する情報であるとか、都内の状況を収集して、速やかに都民に詳しい情報発信を行うということになろうかと思います。
やっぱり、こういう場合はどういう情報を伝えるかというのが一番必要なことです。そのためには情報の収集をしっかりし、分析をしなければならない。誤った情報を伝えるということは、まさしく新たな混乱を生んでしまうということかと思います。
ですから、もし万々が一何かの動きがあった際には、そうやって都として正確な情報を、できるだけ速やかにお伝えをすると同時に、日々お願いをしております、またご協力をいただいております、例えば避難する際の場所であるとか、それから、帰宅困難になった場合にどういうふうにするのか等々、これらについても、例えばホームページやツイッターなどでもお知らせをするということでございます。
それから、例の黄色い「東京防災」というブックレットがございますが、そこにも実は、弾道ミサイルが飛来した場合の対応についても掲載をしておりますので、改めてご確認をいただければと思います。
関東大震災、9月1日ということで防災の日となっておりますけれども、これは翻ってあらゆる災害に対しての備え、その心の準備と体をならす、担当者を決めるといったようなことにつながっておりますので、こういったことがプラスにつながっていくのではないかと思っております。
何よりも、北朝鮮の度重なる暴挙については、今回も都議会で決議も出していただきました。そしてまた、今、外交努力なども行われているところでございます。これらのことを重ねて、北朝鮮自身が、さらなる暴挙に出ないということを国際的な連携でもって行うというのが、まず何よりも重要なことではないかと思っております。

【記者】MXテレビの白井です。よろしくお願いいたします。今日午前中に、知事はイギリスのメイ首相と、車椅子バスケットボールの方をご覧になっていたかと思うんですけれども、観戦中にお二人でかなりお話を、談笑されていたと思いますけれども、どういったお話をされていたのかということと、あと、3年後に向けて、改めて思いですとか意気込みをよろしくお願いします。

【知事】お隣にお座り、席を同じくして、そして、イギリス対豪州の車椅子バスケットを観戦いたしました。デッドヒートのゲームとなりまして、非常にメイ首相も興奮気味にご覧になっておられました。そこでお話をいたしておりましたのは、前の席、若干お話もしたのですけれども、イギリスはというか、ロンドンのオリンピック・パラリンピック大会の成功は、やはりパラリンピックの大会の成功にある、そこから私は学んでいきたい、そういったことからも、「これからもいろいろ教えてくださいね」というような会話をいたしておりました。
そして、都市鉱山の話であるとか、それから、これはリサイクルにつながって、「ええ、すごい」とか、ボリス・ジョンソンさんがこの間来られて、古い携帯電話を協力、提供していかれたというような話などもいたしました。それから、私がいつも付けております、目の不自由な方のためのバッジを直接差し上げたところ、早速、今日はスーツにこのバッジを付けていらっしゃって、これはパラリンピックのためのものであることからも、そういったことも、東京の意気込みも感じていただいたと思います。
同時に、今日のこの車椅子バスケットでありますけれども、主催者がイギリスに工場のある会社でございました。そして、まあ、三菱電機さんなのですけれども、三菱電機さんはイギリスに1,200名を雇用している工場があるから、これが引き続き仕事ができるようにした方がいいのではないですかと、ブレグジットの件に若干触れておいたということでございます。
非常に興奮しながらも、後でイギリスの選手たちを慰労しておられ、残念ながら負けてしまいましたのでね、イギリスが。政治家らしいところも見せていただいたということでございます。
改めて、3年後でありますけれども、各種準備は着々と進めております。そして、3年後、むしろ、今一番心配なのは、この7月から8月、特に8月の天候が、東京は大変不順でありました。今日もそうでありますけれども、この後どうなるのかというのが、今、個人的には、3年後の天気というのは、今からどうやって占っていけばいいのかなということを実は考えているところでございます。

【記者】朝日新聞の伊藤です。2点あります。まず1点目が都議会の件なんですけれども、先にあった臨時議会で、都民ファーストの質疑について、知事の市場移転延期やその後の計画見直し作業を高く評価しながら、今後の方針を問いただすという姿勢には欠けるという意見が、他会派などで聞かれました。これでは、都民ファーストが知事の姿勢を十分にチェックできていないのではないかという懸念も聞かれるんですけれども、こういった意見に対して、知事のご所見をお願いします。

【知事】今回、臨時会ということで質疑応答が今回行われたわけでございます、本会議において。これが一つの都民ファーストとしての、会派としての初めての審議であったのではないかと思います。今日も経済・港湾委員会が開かれています。初めての人たちもこれから審議に入っていくということで、これから学びながら、また、都政のさまざまな問題点なども見出しながら、しっかりとした都議会の審議ということが行われていくものだと思っております。これからどんどん鍛えられていくということを期待いたしております。

【記者】もう一点なんですけれども、関東大震災の、さっきから話が出てる追悼の件で、虐殺と呼ばれる事実があったということは、そういうふうに捉えていらっしゃるのか教えてください。

【知事】いろいろな歴史の書の中で述べられているところでございます。さまざまな見方があると捉えております。今回のこの大法要にもおきましても、そういった一つ一つの見方もさることながら、私は全ての方々への哀悼の意を述べさせていただくという気持ちには変わりがなく、特別の形でのこの追悼文というのを出すことを控えたというのは、これは全ての方々に通ずるものだという考え方をベースにしたものでございます。

【記者】すみません。追悼の件は承知したんですけれども、虐殺の事実というのは、都知事としてどのように認識されてるんですか。あったか、ないかと。

【知事】これについてはいろんな史事として書かれているものがございます。どれがどういうのかというのは、まさしく歴史的な、歴史家が紐解くものではないだろうかと思っております。災害時において、全ての方々が安寧で、そしてまた、それによる不幸な出来事などにつきましては、哀悼の意を表させていただく、これが基本的な考え方でございます。

【記者】読売新聞の田中です。豊洲市場の関連でお伺いします。豊洲市場の集客施設の開業を目指している万葉倶楽部が、年内に都の基本方針が具体化しなかった場合、事業から撤退して、都に損害賠償を求めることを検討してると弊社の取材に対して話したんですけれども、これに対する受け止めと対策、対応など、お考えのことがありましたら、教えていただけますでしょうか。

【知事】はい。千客万来施設事業は、豊洲ならではの活気やにぎわいを生み出す、そのために重要であるという認識を持っております。そして、平成28年に事業者と基本協定が結ばれているわけでございまして、双方がこの協定をしっかりと守っていくことが豊洲市場のあの一角のにぎわいを確保するものになるということでございまして、それぞれこの事業、基本協定ということを互いに守っていくということが必要なのだろうと思っております。
そういう中で、損害というお話が今ありましたけれども、何をもって損害としていくのか等々は、法的にチェックをしていかなければなりません。しかし、この豊洲市場の一角ににぎわいをということで、これまでもお話し合いなどもさせていただいているわけで、これからも、都として丁寧なご説明などを続けていきたいと考えております。
市場当局には、予定どおりの事業実施に向けて、事業者に対して丁寧に説明をするようにということは、指示をしているところでございます。

【記者】NHKの小嶋です。ちょっと市場の移転の関連で、築地市場協会の伊藤会長がNHKのインタビューに対して、移転の時期について、「来年9月から10月で調整したい」と。そのためには、「今月中にも協議を本格化させたい」という意向を示したんですけれども、この移転についての業界との調整について、どういうタイミングで行っていくのか。補正の審議もあるんでしょうけれども、日程感と、この業界トップの意向について、どのようにお考えなのか、お願いします。

【知事】市場関係の方々との連携というのは極めて重要でございます。そして、このご理解を深めていただくためにも、市場当局も伺わせていただいて、そして私自身も何度か足を運び、基本的な考え方などについてもお伝えをしたところでございます。
これからの協議、先ほどの伊藤会長の話などを考えますと、これから、今ご審議いただいている補正予算を決めていただいた後に追加工事が行われていく。それらを考えていきますと、「早くて6月か」とも言われているわけでございます。もう少し工事が早くなるかなと、私は素人として考えたわけでありますけれども、建物の構造、耐震化の計算が変わってこないために、いろいろとコンクリートを流し込むという中においても、そういった作業でも、非常に細かい作業が必要だということで、大体その時期になると聞いております。
それらのことを考えると、関係業界の皆さんが仰っておられるようなスケジュールが可能になるように、引っ越しであるとか、習熟の期間であるとか、そしてまた、市場からいろいろとご要望も出ておりますので、それなども同時並行で進めていくことになろうかと思いますけれども、そういった具体的な日程などをこれから詰めさせていただければと思っております。市場のご協力をいただくことによって、早期の豊洲移転が確実になるということに期待をしているところであり、東京都といたしましても市場の関係者の皆様方には真摯に、また丁寧にご説明を重ねていきたいと考えております。

 

(テキスト版文責 政策企画局調整部政策課)

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