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平成28(2016)年11月18日更新

小池知事「知事の部屋」/記者会見(平成28年11月18日)

知事記者会見
2016年11月18日(金曜)
14時00分~14時53分

知事冒頭発言

1 豊洲市場について

【知事】皆様、こんにちは。それでは、定例記者会見を始めさせていただきます。今日も大変項目が多くございまして、最初、ご報告から始めさせていただきます。
まず、豊洲市場に関する問題でございますけれども、先日11月4日(金曜日)の時点で、7日に開場予定でございましたので、その前に行政手続で一体どれぐらいのことをしなければならないのか、どれぐらいの日数、月数がかかるのだろうかということで、スキームについてお話をさせていただいたわけでございます。その際に、安全性の検証、それから様々な手続をまとめさせていただいたのですが、専門家会議も開かれ、平田先生ともいろいろとやりとりもし、確認もし、市場PTが築地で意見交換なども行い、そういったことも含めまして、今日はステップごとの期日、そして期間を明らかにさせていただきたいと思います。そして、豊洲が本当に安全であるということの確認がとれて移転に向かうという状況が整いましたならばどうなるかということについて、ご報告をさせていただきたいと思います。
かねてより申し上げております地下水のモニタリング調査でございますが、8回まで終了し、来年1月の最終回、第9回の調査結果を待っているというのが現時点でございます。その結果を踏まえながら、さらに平田先生を座長とする専門家会議で地下空間の安全性の問題についてご審議、そして評価をいただくことになっておりまして、そして、その報告が、4月をめどといたしまして報告書が取りまとめということになろうかと思います。そこで具体的な対策についてもお示しいただける予定になっております。
それから、一方で市場問題PT、小島座長でございますけれども、建物の安全性、そして施設の機能の問題などご審議いただいておりますけれども、こちらの方の報告書の取りまとめが5月頃の予定となっております。
それから、「環境アセスメント審議」というのがございます。こちらは、専門家会議と市場問題PTの検証を踏まえた上で、中央卸売市場が検証結果と対策をセットで環境局に変更届を提出するという手続でございます。
その環境への影響が軽微であると、このアセスメント審議で再アセスが不要であると判断いたしますと、手続は1、2か月で終わることになります。ということは、来年6月もしくは7月頃が想定されるわけでございます。一方で、この環境影響評価審議会が再アセスを必要だと判断した場合には、ここからさらにプラス1年程度の時間を要することになるということで、最大15か月ということでございます。
つまり、アセスの手続を経て、必要な対策を講じて安全性が確保されるという結論が得られた段階で総合的な判断を進めまして、そして移転するかどうかということを判断するということになります。再アセス不要の場合は、判断のタイミングは来年の夏ぐらいになろうかと思います。
最終的には必要な追加対策工事を実施することとなりますが、これも、これから専門家会議、市場PT等の、そちらにおけます様々な対応策、何が必要なのかということを出していただくことに、必要であるならばなるわけでございますけれども、都として安全性の確保と業務の適正かつ健全な運営の確保を確認するということをいたします。ですから、ここで必要な追加対策工事が生じれば、これを行う。
それも、工事によって入札が必要であり、さらには着工、完了までどれぐらいかかるか、必要な工事の中身によりますけれども、仮に6か月程度と見込みますと、さらにその次のステップとして、ちゃんとできないと農水大臣への認可手続が出せないわけです。「はい、これが新しい市場でございます、ご確認ください」ということで農水大臣の認可をいただかなければならないわけで、それは、こういったこと、一連の流れを経ました後で、卸売市場法にのっとった形で農水大臣への認可の手続に入るということでございます。
ということで、最終的には、こうしたステップをしっかりと踏んでいくことによって豊洲市場への移転に向けた環境が整うということでございまして、大体この手続については前回のときも既にお示しをしておりますけれども、さらにどれぐらいの期間かということを、今日、この場で申し上げさせていただいているわけでございます。
ということは、この環境アセスメント審議で不要であるという話になりましたならば、豊洲市場の安全を総合的な判断で確認をした上で、2017年の冬もしくは2018年の春という見通しが立つということでございます。実際の移転時期につきましては、業界団体の皆様方と調整をさせていただいて決定するという話になろうかと思います。ですから、これが一連の流れであり、豊洲市場の総合的な安全性が確認をされ、そして業者の方々との調整が済むとなりますと、2017年の冬か2018年の春というのが実際の見通しになります。ただし、アセスが必要だと、確認が必要だということになりますと、さらにそこから1年は遅れていくという話になるわけでございます。
そういう中で、実際にこの移転を想定して準備をされてこられました市場業者の皆様方への対応が極めて重要になってくるわけでございますけれども、まず、補償、そして支援策の拡充、これは喫緊の課題でございまして、既に今週15日(火曜日)には第1回の補償検討委員会を開催したところでございます。そして、適切な補償を行うための補償スキームの構築に向けて議論を開始したところであります。
このスキームの検討に当たりましては、市場業者の実情をつぶさに把握する必要がございますので、今後、業界団体の方々とも調整をさせていただいて、11月の下旬から12月中旬にかけまして、ヒアリング等を実施してまいります。年末になるわけでございますから、様々な支払等が現実に迫ってくるわけでございまして、その上で12月の下旬から年明けの1月上旬にかけまして、客観的で公正な補償スキームを策定し、そしてまた、それに対して必要な対応をとっていくということでございます。
その次に、1月中には補償スキームについてのご説明、さらに2月、3月には個別の相談や予備申請を受け付けさせていただきます。4月以降でございますが、正式に申請を受け付けまして、補償金の支払を順次、実施していくという形になります。補償の対応とあわせまして、これまで実施をしてまいりました移転時支援策の拡充を図ってまいります。
ただ今、お伝えいたしましたように、補償金の支払は4月以降ということになりますので、それまでの間、では、どうするのだという話になります。そこで資金繰りを支えるための「つなぎ融資」を行わせていただきます。仲卸さんや関連事業者に対します特別融資といたしましては、具体的には融資限度額1000万円、利子・保証料を都で全額負担するという形で大幅な拡充を図るものでございまして、こちらの方は来月の1日(木曜日)から開始をいたします。
そして、二つ目でございますが、それまでは築地の市場を活用していくということになりまして、そのためには必要な補修もしていかなければなりません。早くて1年後の冬ということでございますので、ちょうど1年間の間にいろいろと不都合な問題点などが出てくるおそれもございます。ということで、安全に営業ができる環境を維持していく必要があるわけでございまして、そのために緊急度や優先度の高い、例えば雨漏りであるとか、床面や電気配線などにかかります必要な補修を適宜実施してまいります。
それから、次に、豊洲市場の維持管理経費でございます。
先日の会見におきましては、移転前1日当たりのランニングコストが当初700万円云々と言われておりましたけれども、これをいろいろと見直しをしまして、現時点では約500万円という見直しになっております。200万円の削減をしたところでございますけれども、更に精査をしているところであります。
そして、開場後でありますけれども、こちらの方につきましては、現時点で築地よりも倍以上の大きな敷地面積になり、そしてオープンマーケットから温度を抑えたコールドチェーンも意識した形で、冷蔵庫を作る、全体がなるわけで、電気代もかさむ等々で、それらを考えますと、1日当たり約2100万円ということでございます。これは築地市場は、大体現在1日400万円程度かと記憶しておりますけれども、単純に比較することは難しいのですけれども、築地の経費も考慮しながら、更なる経費削減に向けて、引き続き精査をするように私からも担当者に指示をしているところでございます。
これらが、費用がかかるということは、では、市場としての持続可能性は一体どうなのだと、市場会計そのものはどうなのかという、より大きな課題がございますけれども、これについては市場問題PTにおいて、市場制度そのものの持続可能性とこれらのことについては、経営的、経済的、物流的、そういった観点から分析をしていくことになろうと思います。
そして、関連いたしまして、次でございますけれども、環状2号線の話であります。
この環状2号線ですけれども、築地市場を移転する場合は、東京大会は、地上部道路で対応することとなります。つまり、地下を通る環状2号線ということを考えていたわけでございますけれども、先ほどお示しいたしましたような日程にいたしますと、地下を掘って進めるというのは、物理的に間に合わないだろうと。より現実的な形で地上の道路を作っていくということで円滑な大会の運営を確保する、通行を確保するということでございます。そして、それにつきましては、車道の広さ等々も考えますと、十分それによって交通が円滑にできるとは思いますけれども、それに加えて、ソフト対策を検討するように関係各局に指示をしてまいります。ソフトの対策というのは、例えば信号機の連動であるとか、そういった形でもって、より円滑な通行を確保するということでございます。環2本線のトンネルも並行して整備をいたしまして、東京2020大会後、早期にこちらの方は完成をさせていくということになります。
それから、改めてなのですが、これはもう確認のために皆様方にお伝えをしておいた方がいいと考えているものです。豊洲に関して、風評被害ということも正直あるわけでございまして、そもそもそれはなぜ起こっているかということについては、あの建物地下の滞留水、地下の空間があって、そしてそこに水がたまっているということがビジュアル的にも、また数値的にも様々な不安を呼んでいるということだと思います。
現在、専門家会議にこのたまっている水、そしてまた地下の大気の測定評価を進めていただいているところでございます。専門家会議の了解が得られ次第、この水は、今、測定中なのでそのままにしているわけですけれども、そのたまっている水は、こちらの方はポンプで強制排水を実施することを考えております。工期とすれば、ただ今精査中でございますけれども、おおむね3か月はかかるというようなことが見通されていると聞いております。
そして、そのことにつきましては、先日おまとめいたしました第二次自己検証報告書におきましても記載がございまして、具体的には、2012年5月30日の都と日建設計さんとの打合せの中で、「建物下がプールになるのは避けたい」と都が言い、また「盛土を施せば、拡散効果が得られる」といったようなやりとりがあった、そのことが記されているわけでございます。また一方で「後戻りはできない状況」だから、「埋土なしの与条件で進めていきたい」と、このようなやりとりがあったことを改めて付け加えさせていただいて、なぜ今、豊洲の問題が安全性について更に疑念が高まっているかといったことをひもといていくと、ここの問題にも突き当たるのではないかということで、ここで改めて指摘をさせていただいたところでございます。
以上、豊洲に関連いたしまして、早い時期、そして遅い時期ということについて皆様方にご説明をさせていただきました。いずれにいたしましても、これについては、科学的な見地からの判断をまずしていただくということでございますので、予断を持たずに、これからの総合的な判断ということに臨んでいく必要があろうかと思います。
(会見で使用したスライド資料はこちらをご覧ください。)(PDF:415KB)

2 待機児童解消に向けた新たな二つの会議の発足について

【知事】次に、話はがらりと変わりまして、待機児童でございます。
待機児童問題につきましては、二つの会議を発足させることといたしました。
まず、一つ目でありますけれども、待機児童対策で補正予算も組ませていただきましたが、それを持続させ、さらには加速をさせるということで、保育の実施主体はそもそも区市町村でございまして、その意味で都と民間企業と、そして様々な力を結集させて、総動員で取り組む、そのための対策会議でございます。名称につきましては、「待機児童解消に向けた緊急対策会議」。1回目が今月の22日(火曜日)に開催をいたします。各区長、市長の皆様にお集まりいただくこととなっております。もちろん私自身も出席をいたしまして、現場の皆様方から、待機児童の解消に向けました課題、そして保育サービスの整備が一体どうなっているのか。保育の人材の確保は難しいけれども、今どうなっているのか。そういった形で、皆様方から直接お話を伺い、そして解決策を見出していくと、そのための会議でございます。
(報道発表資料は、こちらをご覧ください。)
それから、緊急対策では、11の事業を設けたところでございますけれども、民有地や空き家などを活用するということを私はかねがね訴えてきているわけでございますけれども、それによって、保育所などの整備を進めるということで、そこで二つ目の会議が「福祉インフラ民有地マッチング協議会」と名称を付けたわけでございまして、この第1回会合は今月の25日(金曜日)に開催をする予定としております。
そして、空き家問題という東京都が抱えている82万戸の問題と、それから保育所が足りない、保育士さんが足りない、介護士さんのお話もそうでございますけれども、この空き家を活用すると、両方の意味で活用するという考え方でございますけれど、そこに不動産業界、一番これは情報を持っている方です。不動産業界、金融機関など全部で10団体に加わっていただきまして、物件情報の共有であるとか、保育施設の整備に関する情報提供の方法などについて協議を行わせていただきます。そして、区市町村にあります物件の掘り起こしにつなげていくということでございます。
(報道発表資料は、こちらをご覧ください。)
会議体を二つご紹介いたしましたけれども、これらの様々なご意見については、「2020年に向けた実行プラン(仮称)」、そしてまた来年度予算に反映させていただきまして、より実効性のある施策を展開していく考えであります。福祉保健局が担当でございますので、詳しくはそちらの方でお聞きいただければと存じます。
(会見で使用したスライド資料はこちらをご覧ください。)(PDF:252KB)

3 「小池知事と語る東京フォーラム」の開催について

【知事】それから、三つ目でございますけれども、私、「小池知事と語る東京フォーラム」を開催いたします。そのお知らせでございます。
都政にはいろいろな課題がございます。その課題について、私自身が東京都民の皆様方と議論をしたり、お話を聞いたりするという、タウンミーティングと申し上げれば分かりやすいかもしれません。これが第一弾となりますけれども、テーマとすれば、「女性の活躍推進」ということをテーマに開催をいたします。これまでも、都は様々な女性の活躍推進、子育て支援、働き方改革など取組を進めてきたわけでございますけれども、是非私の公約の一つであります「ダイバーシティ」、その中でも主役の一角を占めます女性の活躍、これをもっと後押しをしていきたいということもこの背景にあり、テーマを選ばせていただきました。
そして、日付は12月20日(火曜日)でございますが、場所は都庁大会議場、そしてテーマをより絞って申し上げると、「家庭と仕事の両立について」ということをテーマにさせていただきます。スタートは午後6時30分といたしまして、お仕事の帰りにお立ち寄りいただけるようにということでございますが、その際は、保育サービスもちゃんとついておりますので、お子様と一緒にお越しいただいても大丈夫ということでございます。
参加者は、コーディネーターとして本田朋子さん、コメンテーターとして株式会社ワーク・ライフバランスの社長でいらっしゃる小室淑恵さん、それからタレントのリサ・ステッグマイヤーさんをお迎えすることとなっております。
しっかり意見交換をして、会場の皆様方ともやりとりをするという、そういうフォーラムにしていきたいと考えております。
この様子につきましては、YouTube東京都チャンネルでライブ配信をいたします。そして、また、テレビ番組で「東京クラッソ! NEO」で、都提供の番組でございますけれども、こちらの方は年を越して来年1月29日(日曜日)に、その模様はMXテレビの方で放映されることとなっております。この担当は生活文化局となっております。
(報道発表資料は、こちらをご覧ください。)
(会見で使用したスライド資料はこちらをご覧ください。)(PDF:369KB)

4 東京ブランドのあり方検討会(第1回)の開催について

【知事】まだあります。次に、11月25日(金曜日)、来週でありますけれども、東京のブランドのあり方を検討するための会議を開きます。
東京の魅力をPRする、国内外でありますけれども、これまで「&TOKYO」というロゴが使われてきたわけでございます。この検討会においては、その現状、どれぐらい広がっているかということを確認をするとともに、これから東京のPR、観光などがその中心になりますけれども、あり方について議論をするという目的でございます。
また、海外からの旅行者に案内を行う観光ボランティアがいらっしゃいますけれども、そのユニフォームについても、今後、どうするのかということについても検討を行わせていただきます。これまでのユニフォームは、申し訳ないけれど、色はばらばらだし、ちょっとこれで、「私、これを着たいからボランティアになる」というところまでいっているかというと、ちょっとあまりそういう話、聞いておりません、残念ながら。ということで、もう一度こういった点も見直して、研ぎ澄まして、都民ファーストと言っている私ですから、都民の皆さんが、「我こそはボランティアに」「このユニフォーム着たい」という、そこから始めるのが一番、東京のPRの原点になるのではないかなということで、会議をさせていただきます。ということでございます。先ほど申し上げたように11月25日ということでございます。この担当は、産業労働局となっております。
(報道発表資料は、こちらをご覧ください。)
(会見で使用したスライド資料はこちらをご覧ください。)(PDF:291KB)

5 東京環境サポーター債のPRについて

【知事】次でありますが、「東京環境サポーター債」の売出しについてのご報告です。
前もお話ししたと思いますけれども、来年度は本格的な、世界銀行が推奨する項目を全部クリアできるようにする予定でございますけれども、グリーンボンド、これを発行することを計画しておりますが、その前にトライアルとして、「東京環境サポーター債」を個人向けの都債として発行するということで、先日もお伝えしましたが、いよいよ来週発行の運びとなりました。24日(木曜日)からの売出しです。
そして、その利率につきましては、これは金融市場によりますもので、22日(火曜日)の午後に利率を決定させていただきます。
通貨は、オーストラリアドルでございます。期間は5年間、利率は、これはオーストラリアの方の利率の関係もあり、年利2パーセントから3パーセントを想定しております。そして1口が1000オーストラリアドル、これはすなわち、今日の為替レートでいうと大体8万円からご購入をいただけるということでございます。8万円で都債を買っていただいて、そのお金をベースにして東京の環境政策の実現、実行に充てていくというものでございます。
ただ、1点申し上げておくことは、これは外貨建ての債券でございまして、ここには為替リスクというものが伴いますので、販売窓口となります金融機関から十分にご説明をお聞きいただいた上でのご購入ということにお願いしたいと存じます。
ご購入いただいた方々の特典とすれば、東京の環境が良くなるということに加えて、私から感謝のメッセージを込めたカードが届くということになっておりますので、是非。もう一つあって、抽選で都の事業の現場見学会にご招待、今、メニューなどを考えておりますけれども、そういった形で、是非皆さんが参加した形で東京の環境を良くしていく、そのための東京環境サポーター債の発行についてのご報告でございます。
以上です。1、2、3、4、5本ございましたけれども、これまで幾つかの課題、抱えてまいりました課題と、それからまた新たに取り組む、それも新旧織りまぜてご報告をさせていただきました。
(報道発表資料は、こちらをご覧ください。)
(会見で使用したスライド資料はこちらをご覧ください。)(PDF:162KB)

質疑応答

【記者】幹事社、時事通信の吉本です。幹事社から何点かお伺いしますが、豊洲の件なのですけれども、初めてこういった明確なスケジュール感を知事の方から示されましたけれども、確認したいのですが、そもそもこういった移転に向けたスケジュール感を示されたということで、豊洲への移転を白紙に戻すという判断はもう現時点でないということなのかというのが1点と、もう一つは、補償金をここで、これについてもスケジュール感を示されているのですが、補償金というのは都民の税金から支払われることになるのでしょうか。

【知事】まず最初のご質問でございますけれども、豊洲移転に関わります行政手続の流れと、それからそのスケジュールにかかる日数、月数について、今日、お話をいたしました。ただ、これらは、例えば地下水のモニタリングの話一つとってみてもそうでございますけれども、それらの、やはり科学的な結果ということがまずベースになっておりますので、その点では、豊洲移転がこれで確実ということはまだ言えないと思います。ただ、現実に行政を預かる身としまして、都庁としては、やはりA案、B案というので、進めるべきものは進めていく、そしてその準備はしておくということだろうと、このように思っております。
それから、二つ目の補償という観点でございますけれども、その中身にもよりますけれども、基本的には市場会計という独立したものでございます。それをベースにしながら、また適切な判断をしていくことになろうかと思います。

【記者】ありがとうございます。

【記者】2点目がブランディングの話なのですけれども、舛添さんの頃に恐らく決まった、いけてないと言われるユニフォームと……。

【知事】私、言ってないよ。

【記者】すみません。ちょっと言葉が行き過ぎましたけれど。もう一つ、「&TOKYO」ですか、これについては、この会議を通じて、最終的に廃止して新しいものに替えるということなのでしょうか。

【知事】基本的に、これまで投じてきたお金と、それからどれぐらい知られているのか、認知度です、それについて、やはり調査をしなければならないと思います。知っている人は知っているし、知らない人は知らないというような状況ですけれども、お金をかけたけれども知られないというのでは、これはワイズスペンディングではない、賢い使い方ではないと思いますので、それも含めて、新しいメンバーも加わった形で進めていくということでございます。「&TOKYO」も、やり方によっては、何々と、寿司とTOKYOとか、アニメとTOKYOとか、いろいろな使い方ができる汎用性はいろいろとあると思いますけれども、では、「&TOKYO」というのを世界の中の方々がどれぐらい認識しているのかということは、これまたしっかりチェックしていく必要があるかなと。お金の使い道として。
それから、先ほどのユニフォームについては、やはりみんなが着たいかどうかだと思うのです。クールビズを始めた私とすれば、やはり着たいと思うようなことでないと広がらないのです。ですから、そういったことも、ユニフォームについては、これは躊躇なく変えたいと思います。そう思います。

【記者】あと一つが、小池さんの政治塾で橋下さんを講師として招くことを検討されていたと思うのですが、橋下さんがツイッターでいろいろ、トラブルというのでしょうか、いろいろ書き込まれていて、断るということになったようですが、受け止めというのもあれなのですが、お話を少し伺えればと。

【知事】まだ事務方から聞く前に既にツイッターはつぶやいておられたようでございますけれども、その辺のところは任せておりますので、どうなったのか確認したいと思います。
橋下さんをお招きするというのは、ひとえに、大阪で様々な改革に取り組んでこられたという実績がありますので、「ぶっちゃけた話、その辺、どうなの」ということを伺いたいと思ったわけでございます。この後、どうなっているのか確認をしたいと思っております。

【記者】ありがとうございました。

【知事】また、毎週、当たっている。

【記者】100日間でようやく3回目ということになりました。

【知事】そうですか。

【記者】「ゴゴスマ」という番組で生放送も2時前からオンエアしておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。奥平です。
今回、移転の時期の見通しというのが示されたわけなのですが、いわゆる築地市場関係者からは不安や不満というものが噴出しているという声も多く聞きます。小池知事ご自身が築地市場の関係者と会う予定というのはありますでしょうか。

【知事】今、数々の課題を抱える中で、この築地、そして豊洲問題というのは非常に大きな課題でございます。そういう中で、皆様方からの声につきましては、担当者、そしてまた平田先生からも、また小島PT座長からもお話、伺っているところでございます。そういった皆様方からの直接の声等々につきましては、いろいろ機会を見て、そのように直接伺うということも必要だと思っております。調整が必要かと思いますけれども。
やはり、いろいろとご心配のことがいっぱいあると思うのです。私がその立場であるならばね、これで年は越せるのだろうか、そして、その後、費用も、多分これから以前よりはかかるかもしれないという話であるとか、先ほども風評被害の話、しましたけれども、では、豊洲というのが、これが本当にみんなから信頼されるのだろうか、いろいろご心配のことがあろうかと思っております。ここは事務方とも、都庁とも、どういう形がいいのか研究しながら、検討しながら、どういう形で進めるか考えていきたいと思っております。

【記者】その豊洲の件で、当時の用地の買収のときに、これは石原さんのときのことだと思うのですが、当時の副知事のいわゆる濱渦氏とは、小池さんはお話し合いに、結局、なられたのでしょうか。例えば、聴取の予定などは……。

【知事】いえ、話をしていません。

【記者】聴取の予定などはございますか。

【知事】お話しになりたいようでございます。また、今、市場の、議会の方でも様々な動きがあるとは聞いてはおりますけれども、それについては検討させていただこうと思っております。

【記者】ありがとうございます。

【記者】読売新聞の波多江と申します。先ほどの質問とも少しかぶるのですけれども、豊洲の移転は、順調の場合は17年の冬から18年の春で、その後の具体的な期日は市場業者と調整していくというお話でしたけれども、今回のその結論について、事前に市場業者の方にお話というか、根回しというのもあれですけれども、事前にお話をしたのかということと、あと、補償検討委員会の方なのですけれども、それが非公開で行われたことに対して市場業者から不安の声が出ているのですが、その補償検討委員会を非公開で行った理由について教えてください。

【知事】最初のご質問、日程の件でよろしいのでしたかしら。これは、前々から、前回のときも行政手続上の話をさせていただきました。それに、より分かりやすい形で、今日は日程、いつ頃までにどう、A案、B案、つまりアセスが短いのか、長いのかという形でお話をさせていただきました。いずれにせよ、先ほどもお答えいたしましたけれども、市場関係者の方々はそれぞれ、大きい会社も、とても小さい会社も、次の市場に移るために、一度、決心をされた上で、今、延期ということで足踏みになっているわけでございますけれども、一つの、やはり目安を持つということは、経営者とすれば、一番必要なことであり、今日はその点でお話をさせていただいたということであります。いろいろとご不便をかけてまことに恐縮でございますけれども、やはりその安全性ということも確認をし、そして風評被害なる言葉などが、そんな話もあったねというぐらいの形になるような、そのようなことが確認されることが一番今、必要なのだろうと、こう思っております。
そして、補償についてのやりとりが非公開で、関係者の方々には、一つずつ、それぞれの会社が、冷蔵庫を新たにリースされた方であったり、従業員の数が違ったり、場所の大きさが違ったりということでございますので、それについては、これから一つひとつのケースもよくお聞きしながら伺っていくということになろうかと思います。ということで、秘匿部分というのは秘匿するし、スキームなどについては、より広く伝えることがあろうと思いますので、これから工夫をしていきたいと思っております。

【記者】フジテレビの小川です。ちょっと話題が変わるのですが、都議会についてお伺いしたいのですけれど、都の中央卸売市場会計の2015年度の決算なのですが、公明党から「不認定」ですとか、民進党などからも「認定は難しい」というような意見が出ているのですけれど、ちょっと会派によって多少まだら模様のようですが、議会の話ですが、知事にちょっとご見解をお伺いしたいのと、あと、もう1点が、都議会公明党が、議員報酬を2割削減する案を固めたようなのですが、またこれが事前に報道に出たことで、今日、都議会のあり方検討会がちょっと紛糾したようなのですけれど、まずこの2割削減という案についてどのようにお考えになるかということと、そのあり方検討会についてもどのようにお考えになるかをお聞かせください。

【知事】基本的には、両方のご質問については、議会の熱心なご議論等々を見守りたいと思っております。そして、決算については、今回、まさしく盛土がなかったではないかといったことが明るみに出る中で、この決算の妥当性ということについてご疑問を抱いておられるのだと、このように理解をいたしております。決算という性質上、そのことについてはしっかりと受け止めなければならないと思いますし、また、議会の答弁が真実でないということはあってはならないことだと思っておりますので、そういった点も含めて、ご指摘には、都庁としてはしっかり受け止めなければならないと思っております。非常にそういう意味では、議会がまさしくチェックをする機関としての役割を果たしておられるのではないかと、このように思うところでございます。
それから、報酬について、そして政務活動費について。政活費については触れておられましたでしょうか。

【記者】それについても……。

【知事】費用弁償の件ですかね。

【記者】政活費については月60万円を月50万円に減額して、また、交通費は費用弁償を廃止して実費にすることを検討しているようです。

【知事】議会でもいろいろな動きが出てこられたなと、このように思いますが、基本的には議会でお決めになることでございます。ともに都民の代表であり、私も、都民ファーストという形で、報酬についてはさきの定例会議におきまして半減もお認めいただいている中において、これからどのように議会が議論をされるのか注視もしていきたいと思っておりますが、基本的には議会がお決めになることだと思っております。

【記者】朝日新聞の岡と言います。すみません。2点伺いたいのですけれども、築地の業者の方への補償についてなのですが、先ほど、補償の原資については市場会計をベースに考えておられるという発言がありましたけれども、市場会計というのは利用料収入というのを中心に構成されている点から、業者の方の中には、それを原資にすることについて反発の声も聞かれるわけですけれども、その点をいかがお考えかということと、それから、先日、業者の団体の一つの卸の業者さんの中で、これまでの移転が延期になったことで出ている金額というのを、4億円超という試算も出されていましたけれども、全体額がなかなか見えない中であれですけれども、補償というのはどれぐらいの規模までなら可能だろうかというお考えというのは今の時点でありかどうか、その2点を伺いたいのですが。

【知事】後の方のご質問ですけれども、先ほども申し上げましたように、これは都の都合によって延期をされたものでございます。そして、それによって生じるお金のショートということ、ショートというか、様々な経費がかかるということでございまして、それに対して早く、今年中の様々な支払等に間に合うように、つなぎの融資をさせていただくという話でございます。ですから、そういった点で申し上げますと、どれぐらいかというのはこれからも一つひとつ精査もさせていただきつつ、まずは実情をお伺いしなければ進みません。そして、また、それに対して必要な融資であったり、必要なバックアップであったり、これは都とすれば誠心誠意行うということに尽きると思っております。このコストは都がやはり負担するのが妥当等々の精査はいたしますけれども、しかしながら、やはり市場関係者の方々の信頼あっての市場ではないかと思っておりますので、そういったことも踏まえながら進めていきたい。
そして、またお金の出どころ云々でございますけれども、やはり市場というのは独立したものでございますので、今回は市場の中で判断をするというのがベースだろうと、このように思っております。市場といってもたくさんございますので、そういった中でというお話もございましょうけれども、今のスキームの中では市場という独立性のあるものの中での処理ということではないかと思います。また、今後の動きも含めてでございますけれども、いろいろ想定もしながら進めていくことになろうと思います。

【記者】週刊朝日の上田と申します。8月のリオデジャネイロ五輪への海外出張についてお伺いしたいのですけれども、知事は当初、4人随行員がいて、1500万円かかりましたと公表しておられましたけれども、そうではないのではないか、5人随行員がいたのではないかとか、さらに、先に現地に到着している先乗り隊の職員がいたのではないかという指摘もあるのですけれども、実際、どうなのでしょうか。

【知事】これにつきましては、既に議会の方でもご質問があり、ご答弁をさせていただきました。そして、それによって明確にさせていただいたのは、先乗りということで言うならば100人以上行っていますけれども、それをどうカウントするか。要は、カウントの問題だと思います。そして、また、1人、後で加えたということでございますけれども、リエゾンという役割でございますので、それをどうカウントするのかという話ではないかと思います。いずれにしましても、今回の100人を超えます東京都のスタッフの、リオを経験し、その経験を東京大会に生かすということでいいますと、それ全体についても既に公開しているかと思っております。このように、どこで切るかということについては、ある種テクニカルなところだと思いますが、今後とも私の海外の出張につきましては、全て公開をさせていただくという方針でやっておりますので、それについては将来的にも疑念は抱かれないものと、このように思っております。

【記者】NHKの小嶋です。環状2号線について確認なのですけれども、市場機能移転後ということですけれども、総合的な判断の中で、知事はまだ市場について移転するかどうかの判断は留保はされていると思うのですが、仮に移転しない場合の環2の代替の取扱いについては、どのようにお考えなのかお願いします。

【知事】極めて重要な話かと思います。先ほどは、豊洲の安全性の確認を、いろいろな二重、三重の専門家会議、市場PT、そして大気、地下水、それらをチェックした上でということでお話をし、そして、それを総合的に判断するということで申し上げました。その上で、アセスの期間が短い編と長い編と、ということでお話をしたところでございます。よって、その総合的な判断をする前に、どのような答えが出てくるのかということについては、先ほども申し上げましたように予断を持たないと、こういう状況には変わりはございません。万悪の際も、につきまして、環状2号線、万悪といいましょうか、築地がそのまま残るというような案も、全くゼロというわけではないわけでございますけれども、理論的には。そういう中において環状2号線というのは、掘って、そして地下で通していくという案については、今日、お示しした中では厳しいと。よって、地上に道路を作るということをお伝えしたわけです。もう一つ、そうでない場合にはどうなるかとなりますと、既存の道路を活用して迂回をするという流れになろうかと考えられます。
いずれにしましても、豊洲についても幾つかの案、築地についても案、道路についても案、そして、いずれにしても東京2020年の大会については、運行と、そして運営についての問題がないように知恵を絞っていきたいと考えております。
それでは、最後お一方にさせていただきますが、よろしくお願いいたします。

【記者】フジテレビの村上と申します。先日、森会長が、今までの約束事をご存じない方が来て、ガチャっと壊していったと批判しておられたのですけれども、競技会場の見直しについて小池都知事はどうお考えなのでしょうか。

【知事】大変基本的なご質問をいただきまして、誠にありがとうございます。私は、しっかり見直すことは見直していきたいと思っております。そして、そのことが、組織委員会は2020年にその役目を終えますけれども、都政はその後も続きますので、その意味で東京都にとって必要なものは作り、そしてまた、そのときは、レガシーとして残すものはしっかり作ると同時に、仮設で済ませることができるものは仮設にし、そして既存の会場が使えるものは既存のものを使うということかと思います。ある調査によりますと、例えば既存のところに移した方がいいのか、それとも新しい会場を作った方がいいのかといいますと、前者、つまり既存の会場を使った方がいいというのが8割を超えます。私は、それはとても普通の方々の捉え方ではないだろうかなと思っております。もちろん、これまでご苦労を重ねてこられた方々についても敬意を表したいと存じますけれども、私は私の責任においてなすべきことをしっかりとやっていく、そのことに尽きると、このように思っております。

【記者】ありがとうございました。

【知事】ありがとうございました。

(テキスト版文責 政策企画局調整部政策課)

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