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平成31年(2019年)3月8日更新

行政視察(都立水元小合学園)

平成31年(2019年)3月5日(火曜日)、小池知事が都立水元小合学園を視察しました。

この学園は、平成27年4月に知的障害教育部門高等部(就業技術科)が開校、平成29年4月には、肢体不自由教育部門(小学部・中学部・高等部)が開設されました。肢体不自由教育部門と就業技術科併置のメリットを生かした教育活動のほか、児童・生徒による社会貢献活動の推進、外部専門家を活用した個に応じた専門性の高い教育や相談支援の推進などを図っています。

はじめに知事は、オリンピック・パラリンピック教育の一環として実施している、「ふくのわプロジェクト」の活動状況を見学しました。これは、企業や個人から寄付された古着を回収・売却し、その収益をパラリンピック競技団体に寄付する活動であり、知事は学校での取組状況について、生徒から説明を受けました。
次に、医療的ケア児(小学部)の授業を視察しました。水分注入など医療的ケアの実施状況を確認するとともに、児童とあいさつを交わすなど交流を図りました。また、一人ひとりの症状に合せて、同じメニューでありながら形態が異なる給食が用意されていることなどの説明を受けました。
最後に知事は、フードサービス室において、配膳等のサービス実習を見学しました。地域の専門家によるサポートにより、調理や接客の実習を重ねている生徒から、コーヒーとケーキのもてなしを受けました。

視察を終えた知事は、「障害を持った人も社会の中で学び、育ち、仕事をしていくために、この学園ではさまざまな教育を行っています」と述べました。ふくのわプロジェクトについては、「ボランティア精神を培う活動」、フードサービスの実習については、「接客、ケーキ作り、コーヒーの入れ方など、実地に基づいた練習をしていました」として、「社会の現場へ出ていく人たちが今、卒業を前にしていますが、立派に仕事をしてくれると、それを学ぶ後輩も出てきます」と話しました。また、医療的ケア児の通学について、昨年10月から都の予算により、「通学に使うバスに看護師を配置しています。まだ十分な人数ではないが、プロジェクトがスタートし、すでに子供たちが通っています。子供たちがそれぞれの症状に必要なケアを受けつつ、いろいろ学ぶ良いモデルになります」、「給食は、いろいろな形態でもみんなと同じものを食べているという感覚。インクルーシブ(包括的)な感覚が学べるという点でも、非常に効果のある活動」と感想を述べました。さらに、「社会へ出て、普通に働き、報酬を得る。社会の一員としての実感を、しっかりとここで学んでもらう。都の活動としても重要です」と話しました。

視察の様子の写真1

視察の様子の写真2

視察の様子の写真3

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