行政視察（フルフラットバス及びエレベーター付リムジンバス）

平成30年（2018年）12月20日（木曜日）、小池知事は、フルフラットバス及びエレベーター付リムジンバスを視察しました。

フルフラットバスは、車内の通路後方にある段差を解消したバスで、東京都交通局がバス車両のさらなるバリアフリーを追求するため導入し25日（火曜日）から日本で初めて営業運行を開始します。都02系統（大塚駅～錦糸町駅）において1両で運行し、平成30年度末までに29両で運行する予定です。
エレベーター付リムジンバスは、産業労働局の補助事業を活用し、東京空港交通株式会社が21日（金曜日）から東京シティエアターミナル～羽田空港国際線間で8便運行しました。エレベータータイプの昇降装置を車内に設置（車内での垂直昇降）することにより、利用者の安心感が向上するほか、客室開口部が小さく風雨の影響が少ない、車いす固定装置の改善など、さまざまな工夫が凝らされています。

視察を終えた知事は、車いすの人も高齢者も乗りやすく、安心して動かせる新しいタイプのバスと紹介し、リムジンバスについて、「エレベーターが付いていることによって、階段に関係なく、車いすのまま乗車できて快適」と乗車した感想を述べました。フルフラットバスについては、「高齢者は階段があるとつまずいたり、少しの動きで転倒することがありますが、それを防げます。ベビーバギーもそのまま固定できるなど、いろいろな工夫がされていました」と述べました。また、「2020年のパラリンピック大会、2025年以降の超高齢社会に向けて、公共交通もさまざまな工夫をし、安心・安全な街にしたい」と話しました。