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平成30年(2018年)8月17日更新

東京都戦没者追悼式

終戦から73年目となる平成30年(2018年)8月15日(水曜日)、平成30年度東京都戦没者追悼式が都内で行われ、小池知事が参列しました。

東京都は、亡くなられた多くの犠牲者の冥福を祈り、平和を願う都民の強い決意を表すため、昭和41年8月15日から毎年、一般財団法人東京都遺族連合会と共催で追悼式を開催しています。

今年も遺族ら685名が参列し、正午の時報に合わせて黙とうを行い、都議会議長や遺族代表が追悼の言葉を述べた後、知事や遺族らが献花しました。

式典で知事は次のように追悼の意を表しました。

<小池知事の式辞>

本日ここに、多数の御遺族、御来賓の皆様をお迎えして、東京都戦没者追悼式を執り行うに当たり、東京都民を代表して、先の大戦で亡くなられた全ての御霊に対し、謹んで哀悼の誠を捧げます。

先の大戦では、1,000万人もの方々が遠く故郷を離れ、祖国の安泰を願い、愛する家族を思いつつも、壮絶な戦場にたおれ、傷つき、あるいは飢えや病に苦しみながら多くの方々が異国の地で亡くなられました。
内地においても、度重なる空襲により甚大な被害を受け、多くの尊い命が失われました。
戦禍に倒れられた方々の御無念、御遺族の深い悲しみと追慕のお気持ちに思いを馳せる時、改めて戦争の残酷さ、悲惨さに痛惜の念を禁じ得ません。
最愛の肉親を失った悲しみの中、幾多の困難を乗り越えてこられた御遺族に対し、改めて心から敬意を表します。
戦争により焦土と化した東京も、都民の不屈の努力により、奇跡的な復興を成し遂げ、今では魅力に溢れ、活気に満ちた世界有数の大都市へと発展することができました。
終戦から73年を経た今日、戦後生まれが社会の大半を占めるようになりましたが、今私たちが当たり前のように享受している平和と繁栄は、戦禍の中で亡くなられた多くの方々の尊い犠牲の上に築かれていることを、決して忘れてはなりません。
悲惨な戦争を二度と繰り返さないためにも、その記憶を風化させることなく、我が国の歩んだこの歴史をしっかりと省み、未来へとつないでいくこと、それが今ここに生きている私たちに課せられた重要な使命であります。
この式典に臨み、私は戦没された方々の祖国への想いを改めて深く心に刻み、世界の平和と繁栄に貢献し、誰もが心豊かに安心して暮らせる世界の実現に力を尽くしてまいります。
2年後に開催される東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会を必ず成功させ、先人たちの切なる願いであった夢と希望に溢れた平和な世界を、次世代への財産として引き継いでいくことをお誓い申し上げます。

結びに、戦没された方々の御冥福をお祈りいたしますとともに、御遺族の皆様の御健勝、御多幸を心から祈念いたしまして、式辞といたします。

追悼式の様子の写真1

追悼式の様子の写真2

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