第99回東京都技術会議

平成30年（2018年）6月26日（火曜日）、第99回東京都技術会議が都庁で開催され、小池知事が出席しました。
東京都技術会議は、平成4年度に設置され、都政の重要かつ緊急な課題に対し、技術的側面から意見交換を行うとともに、技術水準の維持向上及び技術職員の確保・育成・活用等のあり方、その他必要な事項について調査・検討しています。
冒頭、知事は、都の政策を進める上でも、意識を表す『心』、技術を表す『技』、制度を表す『体』の3つの要素が必要だとし、「3つのシティの実現のためにも、技術的な観点からの施策展開は必要不可欠です。技術職員の皆さんが都政に果たす役割は、ますます重要になってきています。誇りを持って、日本の技術の粋をこの東京で実現していただきたい」と挨拶しました。また、防災対策や無電柱化、東京2020大会の準備などにおける技術の重要性に触れ、「東京2020大会は、世界へ東京の技術力を発信する良い機会。これからも協力、努力してほしい」と述べました。

会議では、「働き方改革等による建設業の魅力向上」、「公共インフラ技術等を活用した海外支援」、「技術力の維持向上に向けた技術職員の確保と育成」について活発に意見が交わされました。

最後に知事が、「技術職員の皆さんが、一堂に集まって意見交換をすること自体が、とても重要」と述べました。また、海外の技術を学ぶことの重要性に触れるとともに、職員からの予算要望・提案への積極的な参加を促し、「技術職員の皆さんのやる気が、これからの東京を支えてくれます。皆さんの活躍、そして活躍できる場の確保をお互いに共有し合いながら進めていきたい」と締め括りました。