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平成30年(2018年)3月14日更新

第28回東京都平和の日記念式典

平成30年(2018年)3月10日(土曜日)、第28回東京都平和の日記念式典が都庁で開催され、小池知事が出席しました。

東京都は、戦争の惨禍を再び繰り返さないことを誓い、平成2年7月に「東京都平和の日条例」を制定し、3月10日を「東京都平和の日」と定めました。東京空襲の犠牲者を追悼するとともに、平和の意義を確認し、平和意識の高揚を図るため、東京都平和の日記念式典を開催しています。今回で28回目となる式典には、東京空襲の被災者やその遺族など約500名が列席しました。

式典ではまず、東京空襲をはじめ戦災で亡くなった方々を追悼し、世界の恒久平和を願って、全員で黙とうしました。
主催者として小池知事は、「先の大戦で、東京は、度重なる空襲により甚大な被害を受けました。なかでも、73年前の3月10日の大空襲によって、下町一帯は焦土と化し、一夜にして10万人ともいわれる尊い命が奪われました」、「希望に満ちた人生を突然にして奪われた方々や、その後の人生を翻弄され、今なお、悲しみとともにある御遺族のお気持ちに思いを致しますと、とても言葉には言い表せないような痛みを感じます。東京都民を代表し、尊い命を奪われた御霊に謹んで哀悼の誠を捧げ、御遺族の皆様に心から追悼の意を表します。今日、私たちが享受している平和と繁栄は、多くの都民の尊い犠牲と、先人たちの懸命の努力の上に築かれたものです。戦争を知らない世代が社会の大半を占めるようになった今、空襲の記憶を風化させることがあってはいけない。この思いを胸に、しっかりと、次の世代に語り継ぎ、平和の大切さを伝えていくことが、私たちの使命であります」、「世界に目を向けると、憎悪や排斥による地域紛争や、卑劣なテロ行為が今なお続き、罪なき多くの人々が尊い命を失っています。飢餓や貧困に苦しむ人々も多くいらっしゃいます。寛容と協調の精神が失われ、争いや軋轢を生み出す構造は、国際社会の安定にとって、最大の脅威であると言わざるを得ません。昨日、平昌では、オリンピック冬季競技大会に続き、パラリンピック大会が開幕しました。この世界最高の舞台で頂点に立つことを目指し、たゆまぬ努力と鍛錬を重ねてきたアスリートたちも、ひとたび競技が終われば、国境や民族、文化や言葉の壁を越えて笑顔で交流し、互いを称えあう姿が伝えられています。この平和の祭典ともいわれるオリンピック・パラリンピック競技大会が、2年後には、東京で開催されます。都民の皆様とともにこの大会を成功させ、平和国家日本の首都東京から、世界の恒久平和実現への力強いメッセージを発信してまいりたいと思います。そして、子や孫の世代までも、発展を続ける東京の実現に向けて力を尽くしていくことを、改めてお誓い申し上げます」と式辞を述べました。

式典の様子の写真1

式典の様子の写真2

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