市場移転に関する関係局長会議及び築地市場業界団体代表との会談

平成29（2017）年6月22日（木曜日）、市場移転に関する関係局長会議が都庁で開催され、小池知事が出席しました。

始めに、知事は、6月20日に示した市場の移転問題に関する基本方針を踏まえ、移転問題の解決に向けて、物事を着実に前に進めていく必要があることから、さまざまな課題を行政のルールに乗せて、具体的な取組に繋げなければならないとして、「1）豊洲市場の早期移転について、全力で取り組むこと、2）東京2020大会に向けての環状2号線、輸送拠点の整備について、至急関係機関との調整に入ること、3）築地の再開発について、築地のロケーションを最大限に生かすため、都民から広くアイデアを募り、夢のある築地の姿を導き出すこと」について、速やかに実施するよう指示をしました。
その上で、市場移転問題は、基本方針の提示によって終わったわけではなく、スタートラインに立っただけだとし、「各局が、所管する分野の専門的な立場から課題を十分に精査し、横の連携を密にして、常に事業者の皆さん、都民の皆さんの目線を忘れずに、しっかりと取り組んでいただきたい」と述べました。

会議終了後、小池知事は築地市場に移動し、築地市場の六つの業界団体代表の方々と会談しました。会談で知事は、基本方針について説明し、意見交換を行いました。
会談を終えた知事は、「今後どのように安全を確保しながら移転をするのか、事業者の皆様方のご意見をしっかり伺えて良かった」と述べ、豊洲と築地について、「それぞれの特性を生かすベストな方法を考えていきたい」と話しました。