井の頭恩賜公園開園100周年記念式典

平成29（2017）年5月1日（月曜）、井の頭恩賜公園開園100周年記念式典が開催され、小池知事が出席しました。
都立井の頭恩賜公園（武蔵野市、三鷹市）は、1917（大正6）年5月1日に日本で最初の郊外公園として開園し、今年5月1日で開園100周年を迎えました。
式典で、知事は、井の頭恩賜公園は地域に愛され、武蔵野の貴重な自然を連綿と受け継ぐとともに、100年間にわたって私たちに安らぎを与えてきたとし、「私は東京をスマート シティ、つまり環境に優れた先進都市にしたい。活力に溢れ、明るい未来に向けて持続可能な成長を続ける首都東京という目標に向かって、皆さまのご協力をいただきながら、豊かな自然環境の創出と保全、生物の生息環境の確保などの取組を進めていきたい」と挨拶しました。また、井の頭池の生態系の回復と水質改善を目的に行ってきた『かいぼり』が効果を上げていることに触れ、「この取組は都民ボランティア団体である『井の頭かいぼり隊』が中心になって行いました。こうした都民協働の取組の輪が広まり、井の頭恩賜公園が、さらに次の100年にも持続していくよう、皆さんとともに守っていきたい」とし、「多摩地域の発展のため、地域の宝物である井の頭恩賜公園の魅力を、さらに高めていくことをお約束します」と語りました。

その後、武蔵野市、三鷹市の100歳の方などによるエドヒガンの記念植樹に続き、両市の子供たちによる100年宣言が行われ、式典終了後には、東京消防庁音楽隊とカラーガーズ隊による記念コンサートが開催されました。

井の頭恩賜公園では、ゴールデンウィーク期間中の7日間を「100歳記念ウィーク」として、「未来へつなごう、100年の想い」をテーマに、地元市や地元団体などの協力を得て、様々な記念イベントが実施されます。