ごあいさつ・
プロフィール
施政方針 記者会見 知事の動き 知事と語る
東京フォーラム
海外出張・交際費

ここから本文です。

平成29年(2017年)3月10日更新

スマート シティ・環境円卓会議

平成29(2017)年3月7日(火曜)、「スマート シティ・環境円卓会議」が都庁で開催され、小池知事が出席しました。

この会議は、デンマーク王国環境食糧大臣の来日に伴い、食品ロス対策及び再生可能エネルギーの活用を進めるデンマーク王国と、スマート シティを政策の柱に掲げる都が、それぞれの施策を紹介するとともに、民間企業等も交えて議論する場として開催されました。

会議は二部構成で、第一部は「食品ロスの削減に向けて」のテーマで実施されました。
まず、知事が、都における取組みとして、賞味期限が近くなった防災備蓄食品のクラッカーをイベント会場やフードバンク、こども食堂などに配ることによって、廃棄することなく有効活用したことを紹介しました。また、食品の製造から流通、消費に至る各段階における流れの中で取組みを行うことで、総合的に食品ロスを縮減できると述べました。さらに、「東京大会が開かれる2020年度までには、持続可能な開発目標(SDGs)に掲げられた『2030年度までに食品ロスを半減』の達成に向けて『食品ロス削減・東京方式』の仕組みの確立を目指したい」と話しました。
続いて、エスベン・ルンデ・ラーセン デンマーク王国環境食糧大臣が、デンマークでの食品ロスの削減に関する取組みを紹介し、その後、意見交換が行われました。

第二部は「水素社会の実現に向けて」をテーマに実施されました。
知事は、水素は環境面からもセキュリティ面からも、大きな可能性を秘めたエネルギーで、都では、水素社会の実現を目指しているとして、水素ステーションの整備、燃料電池バスの導入、燃料電池フォークリフトの実証事業等、水素エネルギーの本格普及に向けた取組みを紹介しました。また、太陽光や風力などの電気を用いて水素を作る、CO2フリー水素の普及に向けて福島県等と協定を締結し、「東京2020大会開催時には、福島県で製造したCO2フリー水素が活用できるよう、取り組んでいます」としました。さらに、水素エネルギーの普及には、教育も必要だとして、水素エネルギーを分かりやすく学べる映像コンテンツや、水素情報館「東京スイソミル」などをPRしました。
続いて、ラーセン大臣が、デンマークは現在40%が風力発電であることなど、デンマークでの取組みについて紹介した上で、1970年代の石油危機をきっかけに、デンマークでは長く再生可能エネルギーに取り組んできたが、まずは個人がしっかりと心を決めて取り組むことが重要と話した。

その後、企業の取組紹介や意見交換が行われ、最後に知事は、「エネルギー安全保障や環境の観点で、国境を越えていろいろ知見を共有できるといい」と語りました。

写真

写真

写真

ページの先頭へ戻る

東京都庁〒163-8001 東京都新宿区西新宿2-8-1交通案内 電話:03-5321-1111(代表)法人番号:8000020130001

Copyright (C) 2000~ Tokyo Metropolitan Government. All Rights Reserved.