東京都道路埋設物管理者会議

平成29（2017）年2月6日（月曜）、小池知事は、都庁で開かれた東京都埋設物管理者会議に出席しました。
この会議は、都道における埋設物の安全管理や工事の安全対策、今後の無電柱化推進の取組等について、道路管理者である都建設局と占用企業者である東京電力パワーグリッド株式会社、東日本電信電話株式会社、東京ガス株式会社、東京地下鉄株式会社、東日本旅客鉄道株式会社、都交通局、都水道局、都下水道局が意見交換を行うために開催されました。
冒頭知事は、東京の道路の下には、上下水道、電気、ガス、地下鉄など、生活に関わるすべてのものが埋設物として複層しているが、老朽化や直下型地震の発生が懸念される中、今後どうすべきか考える必要があるとした上で、長年主張してきた無電柱化について、「先月発表した、『2020年に向けた実行プラン』にも盛り込んだ。都としても促進のための条例の準備をしていきたい」と話しました。また、無電柱化は都道のみならず、区市町村への支援も必要として、「具体的な政策目標を掲げて、今回の予算案では、無電柱化の促進のために700億円の無電柱化推進基金を創設し、市町村への財政支援の新たなメニューも盛り込んだ」と述べました。さらに、無電柱化を進めるには、事業者の皆さまとの協力が必須とし、「それぞれの分野ではなく、一堂に会して地下の埋設物について考える。今後も、皆さま方と連携を密に取り合いながら、進めていきたい」と語りました。
会議では、都建設局から「道路維持管理の現状と取り組み」について、各企業者からは、埋設物管理や無電柱化に関する取組状況について報告がされました。