ICT 先進都市・東京のあり方懇談会（第1回）

平成29（2017）年1月30日（月曜）、小池知事は都庁で開催されたICT 先進都市・東京のあり方懇談会（第1回）に出席しました。
この懇談会は、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会とその後のレガシーを見据え、東京の持続的な成長に向け、情報通信技術等のさまざまな分野の専門家から意見を聴取し、都が今後取るべき施策方針及び中長期的・大局的な視点から必要となる施策の検討、取りまとめの基礎とすることを目的に設置されました。
会議冒頭、知事は、「情報公開、政策実現の場面においては、最新のICTを駆使して、より質の高い行政サービスをしていくことが可能となってきました。都内の中小事業者などでも、ICTの活用により事業機会を創出し、生産性の向上に繋げることが期待されます。経済の活性化という点からも、都は積極的に環境を整えていくべき。何よりも、東京2020年大会は、世界に東京の高い技術力を発信する最高のチャンス」と話しました。また、新しい東京の姿として、セーフ　シティ、ダイバーシティ、スマート　シティを考えているとした上で、「いずれの分野、いずれのシティでも、ICTの活用は、飛躍的に質を高め、速度を速めることに大変寄与します」と述べ、「世界有数のメガシティである首都東京を、さらに質の高い競争力のある、そして安心できる街にしていくために、ご協力をお願いします　」と挨拶しました。
会議は、座長に東京大学大学院情報学環　教授　坂村健氏が選任された後、意見交換が行われました。
今後、懇談会は1～2か月に1回のペースで開催し、議論を深め、5月中下旬に提言を取りまとめる予定です。都はその提言を受け、「東京都ICT戦略（仮称）」を策定します。