Invest Tokyoセミナー 2017 Winter

平成29（2017）年1月25日（水曜）、小池知事は、都内で開かれた「Invest Tokyo セミナー 2017 Winter」に出席しました。
Invest Tokyoセミナーは、東京都が実施している外国企業の誘致施策や外国企業とのビジネスマッチング事例の紹介を通して、外国企業の誘致、外国企業と都内企業の関係構築強化を目指しています。都では、新しい東京の姿として、世界に開かれた環境と金融の先進都市である「スマート　シティ」を実現しようとしています。

知事は、東京のヒト・モノ・カネ・情報の4つの重要な要因の集積というポテンシャルを活かし、東京を激化する国際間都市競争を勝ち抜く、魅力あふれる街にしていきたいと述べ、2020年以降のサステイナブルな成長の方向性として、「2020年に向けた実行プラン」で示したFIRST戦略を紹介しました。そして、この戦略こそ、東京が先端に立って挑戦をするという確固たる決意を示すものとし、「FIRST戦略の推進には、国際金融や特区制度の徹底活用など、これまでにない大胆な戦略を進めて、東京が持つ力を有効に活用していきたい」と語り、アジア・ナンバーワンの国際金融都市の実現や、外国企業の誘致の加速に向けた取り組みについて説明しました。

最後に知事は、「国際金融経済都市の地位を確立した未来の東京は、世界中からヒト・モノ・カネ・情報を磁石のように引き寄せ、新たな付加価値を生み出すことで世界経済の中心であり続けます」と話しました。さらに、これは、2020年のさらにその先に描く明るい東京の未来像の一端とし、「これを夢物語にしないためにも、誰もが安心して暮らし、希望と活力の持てる東京、成長を生み続けられるサステイナブルな東京、日本の成長のエンジンとして世界の中で輝く東京、こうした新しい東京を生み出すための政策を、みなさまの共感を追い風として着実にかつスピーディーに展開していきたい」と語りました。
セミナーでは、続いて外国企業誘致に向けた都の取り組み、外資系企業から実際の特区の魅力や、外資系企業と都内中小企業とのビジネスマッチング成功体験などについて伝えられました。
その後、知事は、東京開業ワンストップセンター、東京圏雇用労働相談センター及びビジネスコンシェルジュ東京を視察しました。

【東京開業ワンストップセンター】
外資系企業やベンチャー企業等の開業手続を一元化する、我が国初の取り組み
【東京圏雇用労働相談センター】
外国企業や新規開業直後の企業などが日本の雇用ルールを的確に理解し、円滑に事業展開できるよう支援
【ビジネスコンシェルジュ東京】
東京での事業展開を目指す外国企業等のビジネスマッチングや、生活面の相談等にバイリンガルの相談員が対応