報道発表資料 [2016年5月掲載]

6月から9月は「夏季のVOC対策」重点実施期間です

平成28年5月27日
環境局

 夏季は、気温が高く日射量が多いことから、光化学オキシダントが高濃度になりやすく、近年も光化学スモッグ注意報が発令されています。
 こうした状況を改善するため、東京都は、昨年度に引き続き、近隣県市※と連携して、光化学オキシダント生成の主要な原因物質のひとつである揮発性有機化合物(VOC)の削減に取組みます。なお、VOCの削減は微小粒子状物質(PM2.5)の低減にも効果があります。
 都内のVOC排出総量の6割は、工場や屋外塗装によるものです。東京都では、工場向けに、VOC削減の具体的な方法を紹介するセミナーを開催するほか、新たな対策を盛り込んだ「東京都VOC対策ガイド〔工場内編〕」(改訂版)を配布します。塗装工事向けには、低VOC塗装の効果などをまとめた「低VOC塗装施工ハンドブック」を配布しますので、ぜひご活用ください。また、一般家庭においても、自動車の使用を控える、低VOC製品(水性塗料等)を使用する等の取組により、VOCの排出を抑制することができます。
 皆様のより一層のご協力をよろしくお願いいたします。
※近隣県市:埼玉県・千葉県・神奈川県・横浜市・川崎市・千葉市・さいたま市・相模原市

1 「夏季のVOC対策」の内容

(1) 重点対策期間

 平成28年6月〜9月(光化学スモッグ注意報が発令されやすい期間)

(2) VOC排出抑制に向けた取組

1)工場・事業場に向けて
  • 有機溶剤取扱工場・事業場等に対し、近隣県市との共通リーフレット(別紙1)(PDF形式:615KB)を送付するほか、ホームページによる周知、立入指導等によってVOCの排出削減対策を呼びかけます。
  • 業界団体と協力し、「東京都VOC対策ガイド〔工場内編〕」(改訂版)〔NEW〕を用いたVOC対策セミナーを開催します。
    開催日時:7月21(木曜) 13時30分〜16時30分
    会場:都民ホール(定員200名)
    ※詳細は環境局ホームページに掲載
2)印刷発注者等に向けて
  • 業界団体と協力し、VOC対策セミナーを開催します。
     (8月中開催予定)
    ※詳細は環境局ホームページにて別途ご案内します。
3)建築塗装、構造物塗装などの発注者に向けて
  • 業界団体等にリーフレット(別紙2)(PDF形式:613KB)を送付するほか、ホームページ等によって、低VOC塗装の採用や塗装工程の時期の変更等の取組を呼び掛けます。
    ※詳しくは、ホームページに掲載している「東京都VOC対策ガイド〔建築・土木工事編〕、「低VOC塗装施工ハンドブック」〔NEW〕をご覧ください。
4)都民の皆様に向けて
  • 光化学スモッグ注意報及び予報発令時の取組(自動車の使用を控える等)、あるいは夏季に重点的に協力いただきたい取組(日曜大工で使用する塗料を水性塗料にする等)について、ホームページや広報東京都、環境局SNS(twitter、facebook)を通じてお知らせしていきます。

2 都が通年で実施しているVOC対策事業

  • 東京都VOC対策アドバイザーの派遣
  • 一般家庭・オフィスにおけるVOC対策の推進

3 光化学スモッグ注意報等の発令やPM2.5に関する情報提供

(参考情報)光化学スモッグ注意報の発令状況(下図)

  • 都内では、近年も光化学スモッグ注意報が発令されています。平成27年度の注意報発令日数は、都内全域で14日でした。(発令基準:オキシダント濃度0.12ppm以上)
  • 10年間の発令日数の平均は13.3日です。

画像

東京都環境基本計画事業
本件は、「東京都環境基本計画」における、以下の目標に係る事業です。
 2020年までに、光化学スモッグ注意報の発令日数をゼロにする
 2030年までに、全ての測定局における光化学オキシダント濃度を0.07ppm以下とする

東京都長期ビジョン事業
本件は、「東京都長期ビジョン」における、以下の都市戦略・政策指針・政策目標に係る事業です。
 都市戦略7 「豊かな環境や充実したインフラを次世代に引き継ぐ都市の実現」
 政策指針21 「水と緑に囲まれ、環境と調和した都市の実現」
 政策目標 「熱環境や大気環境、資源循環における更なる改善」
 ◇光化学スモッグ注意報の発令日数をゼロ

問い合わせ先
環境局環境改善部計画課
 電話 03-5388-3481