報道発表資料 [2015年10月掲載]

ノロウイルス等による感染性胃腸炎にご注意ください!
11月から2月は集団感染が集中する時期です

平成27年10月29日
福祉保健局

 例年、11月から2月にかけての時期は、保育所や幼稚園、高齢者施設などを中心に腹痛、下痢、嘔吐を主な症状とする「感染性胃腸炎」の集団感染が多数報告されています。主な原因とされるノロウイルスについては、本年は、都内においても全国と同様に、これまで検出例の少ない遺伝子型(GII.17)が検出されており、流行が拡大する可能性があります。
 感染予防のポイントは、これまでと変わりません。手洗い、二枚貝などの調理における十分な加熱、吐物等の適切な処理などの徹底をお願いします。また、集団感染が危惧される各施設においては、施設の衛生的管理など、感染症の予防のため特に注意し対策を行ってください。今後の流行に備え、十分ご注意願います。
 昨シーズンは、都内の保育施設や高齢者施設等から計301件の集団感染事例※※が報告されました(今シーズンは10月25日までに7件)。
 今シーズンの患者報告数は、第43週(10月19日〜10月25日)において 4.6人/週(定点医療機関当たり報告数)となっており、昨年同時期(4.1人)よりやや高い数となっています。例年では11月以降患者報告数が増加する傾向があります。

※シーズンとは、当該年の第36週(9月)から、翌年の第35週(8月)までの期間
※※都内の保健所に報告があった事例のうち、同一施設で10人以上の患者が発生し、かつ、病原体の検出が確認された事例の件数(食中毒と判断された事例を除く。)。

都内における感染性胃腸炎の集団感染事例報告件数(平成27年(2015年)第43週まで)

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感染性胃腸炎の定点当たり患者報告数推移(定点医療機関からの報告による)

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 データ出典:東京都感染症発生動向調査より http://idsc.tokyo-eiken.go.jp/

参考

 流行警報基準:感染症発生動向調査における定点医療機関から保健所への報告において、定点当たり患者報告数が20人/週を超えた保健所の管内人口の合計が、東京都の人口全体の30%を超えた場合には、広域的に流行が発生・継続しているとして警報を発します。
 現時点では、警報基準には達していません。

感染性胃腸炎に関する東京都の主な対策・情報提供

東京都健康安全研究センターによる感染性胃腸炎に関する情報発信

 「東京都感染症情報センター」のホームページにおいて感染性胃腸炎の発生状況や発生時の対策についての情報提供を行っています。

流行シーズン開始時及び警報基準到達時における都民への注意喚起

 都内における流行状況が警報基準に達した場合には報道発表を行っています。

東京都のホームページにおける情報提供

 ノロウイルス等による感染性胃腸炎への対策等の情報提供を行っています。

保健所における地域住民・施設等への助言・指導等の実施

 地域において施設等の実態を踏まえた助言や指導等を行っています。

※別紙 感染性胃腸炎について

問い合わせ先
(感染症に関する東京都の対応等、施策全般に関すること)
福祉保健局健康安全部感染症対策課
 電話 03-5320-4482
(感染症患者の報告数に関すること(感染症発生動向に関すること))
東京都健康安全研究センター企画調整部健康危機管理情報課
 電話 03-3363-3213