報道発表資料 [2015年7月掲載]

手足口病が流行、都内で警報基準を超える
〜 夏季の小児の感染症にご注意ください 〜

平成27年7月9日
福祉保健局

 毎年夏に流行する子供の感染症である手足口病、ヘルパンギーナ及び咽頭結膜熱(プール熱)については、今年の夏も、患者報告数が高い水準となっています。特に手足口病については、都内の小児科定点医療機関からの第27週(6月29日〜7月5日)における患者報告数が、都の警報基準を超え、大きな流行となっています。
 手足口病の患者の約94%は、6歳以下の小児となっています(うち半数以上が2歳以下)。
 家庭での手洗いの習慣づけや保育所、幼稚園、学校などでの感染予防の指導にご協力をお願いします。

手足口病の発生状況

  • 平成27年第27週(6月29日〜7月5日)の都内264か所の小児科定点医療機関から報告された定点あたり患者報告数(都内全体)は5.87人(/週)で、過去5シーズンでは、平成25年の流行時に次いで高い値となっています。
  • 保健所別の患者報告数が警報基準値を超えたのは、31保健所中15保健所で、管内人口の合計は、東京都全体の51.14%になります。

※都の警報基準(手足口病):定点あたり患者報告数が基準値である5.0人(/週)を超えた保健所の管内人口の合計が、東京都全体の人口の30%を超えた場合

(参考)ヘルパンギーナ及び咽頭結膜熱(プール熱)の発生状況(第27週分)
 ヘルパンギーナの定点あたり患者報告数は1.26人(警報開始基準値は6.0人)、咽頭結膜熱の定点あたり患者報告数は0.70人(警報開始基準値は3.0人)です。
 今後の流行に注意が必要です。

感染経路と感染予防のポイント

  • 手足口病、へルパンギーナ及び咽頭結膜熱は、ウイルスによる感染症で、主にウイルスが含まれた咳やくしゃみを吸い込んだり、手を介して口に触れたりすることでうつります。
  • こまめな手洗い、咳やくしゃみをする時には口と鼻をティッシュ等でおおう、集団生活ではタオルの共用を避けることなどを心がけましょう。
  • 症状がおさまった後も、患者さんの便の中にはウイルスが含まれますので(2〜4週間)、トイレの後やオムツ交換の後、食事の前には手洗いを心がけましょう。

※別紙 夏に流行する小児の感染症(手足口病、ヘルパンギーナ及び咽頭結膜熱)について

問い合わせ先
(感染症に関する東京都の対応等、全般に関すること)
福祉保健局健康安全部感染症対策課
 電話 03-5320-4482
(感染症患者の報告数(感染症発生動向に関すること))
東京都健康安全研究センター企画調整部健康危機管理情報課
 電話 03-3363-3213

〔参考〕

東京都における定点あたり患者報告数(手足口病)(過去5シーズン)

 東京都感染症発生動向調査より http://idsc.tokyo-eiken.go.jp/

画像

東京都における手足口病の発生状況(保健所管轄地域別)(2015年第27週)

画像

※発生状況(定点当たり患者報告数)の塗り分けは、各保健所の管轄範囲が単位(例えば、小平市、東村山市、清瀬市、東久留米市、西東京市は全て、管轄する多摩小平保健所における発生状況に対応した色で塗り分けられている)です。

※警報基準は保健所単位で5.0人/定点を超えた場合です。警報の終息基準は2.0人/定点未満です。終息基準を満たすまで、警報は継続します。現在、警報レベルにある保健所は、「中央区、みなと、文京、江東区、品川区、目黒区、大田区、中野区、北区、練馬区、江戸川、八王子市、南多摩、多摩立川、多摩小平」です。

※都全体の警報は、警報レベルにある保健所の管轄する人口の合計が、都全体の人口の30%を超えた場合です。

※最新の情報については、東京都感染症情報センターのウェブサイトをご覧ください。