報道発表資料 [2015年4月掲載]

難治性てんかんや知的障害の発症メカニズムを解明
〜結節性硬化症の新しい病態機構を解明、治療薬開発に期待〜

平成27年4月17日
(公財)東京都医学総合研究所
福祉保健局

 (公財)東京都医学総合研究所の杉浦弘子基盤技術研究職員、安田新客員研究員、山形要人副参事研究員らは、難治性てんかんや知的障害、自閉症を起こす結節性硬化症という難病の病態メカニズムを解明しました。この病気の脳内ではシナプス(神経細胞同士の接合部)が正しく作られなくなることを見出し、そのメカニズムを世界で初めて明らかにしました。さらに、この病気の鍵となる蛋白質の機能を抑えることによって正しいシナプスを作らせることにも成功しました。このメカニズムは、従来考えられてきた仕組みとは全く異なるため、難治性てんかんや知的障害に対する新しい治療法開発に繋がることが期待されます。
 なお、この研究は福岡大学・桂林秀太郎准教授、順天堂大学・樋野興夫教授、小林敏之准教授らとの共同研究です。また、文部科学省科学研究費補助金新領域学術領域研究と日本学術振興会基盤研究Bの支援を受けて行われました。
 この研究成果は、英国科学誌「Nature Communication(ネイチャーコミュニケーションズ)」の4月16日付(米国東部時間)オンライン版に掲載されました。

※詳細は別紙ご参照

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(公財)東京都医学総合研究所
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