報道発表資料 [2015年4月掲載]

食中毒の発生について
〜職員食堂で発生した食中毒〜

平成27年4月13日
福祉保健局

 渋谷区内の職員食堂で食中毒が発生しましたのでお知らせいたします。

【探知】

 4月6日(月曜)午後0時20分、渋谷区内の医療機関のスタッフから渋谷区保健所に「4月5日(日曜)夜から6日(月曜)朝にかけて勤務するスタッフのうち少なくとも35名が下痢、発熱、おう吐等の症状を呈した。体調不良者のほとんどは病院内の職員食堂を利用しており、担当のフロア等に偏りはない。なお、入院患者の食事は隣接する別の調理場で作っており、食中毒が疑われる患者はいない。」旨、連絡があった。

【調査結果】

 渋谷区保健所は、探知後ただちに感染症と食中毒の両面から調査を開始した。

  • 患者は当該職員食堂を利用した38名で、4月4日(土曜)午後11時00分から同月7日(火曜)午後10時00分にかけておう吐、下痢等の症状を呈していた。
  • 患者は、全員、当該職員食堂が調理し提供した食事を喫食していた。
  • 患者及び従事者ふん便からノロウイルスを検出した。

【決定】

 渋谷区保健所は、本日、下記の理由により、本件を当該職員食堂が調理し提供した食事を原因とする食中毒と断定した。

  • 患者の共通食は当該職員食堂が提供した食事の他にはない。
  • 患者のふん便からノロウイルスを検出し、症状が同ウイルスによるものと一致していた。
  • 従事者のふん便からノロウイルスを検出した。
  • 当該医療機関及び職員食堂でおう吐者がいないなど、感染症を疑う情報がない。
  • 患者を診察した医師から食中毒の届出があった。

担当保健所 渋谷区保健所
発症関係 発症日時 4月4日午後11時00分から4月7日午後10時00分まで
症状 おう吐、下痢、発熱 等
発症場所 自宅 等 
患者数 患者総数 38名
(内訳)
男:22名(患者の年齢:22〜41歳)
女:16名(患者の年齢:22〜40歳)
入院患者数 1名(女:1名)
診療医療機関数・受診者数 32か所 32名(男18名、女:14名)
原因食品 当該施設が調理し提供した食事
病因物質 ノロウイルス
原因施設 施設名  ●●●
業種  集団給食(届出)
給食供給者  ●●●
代表者  ●●●
施設所在地  東京都渋谷区●●●
法人所在地  東京都渋谷区●●●
連絡先電話番号  ●●●
措置 上記事業者は4月7日から当該調理場の使用を自粛しており、渋谷区保健所は4月13日から3日間の食事の供給停止の処分を行う。

[備考]
メニュー 【4月3日】定食(肉豆腐、酢の物(もやし、わかめ、きゅうり)、グリーンサラダ、味噌汁)、カレーライス、うどん、そば等から選択
【4月4日】定食(鶏のチリソース、カニカマ大根、グリーンサラダ、味噌汁)、カレーライス、うどん、そば等から選択
【4月5日】定食(オムライス、ニース風サラダ、グリーンサラダ、コンソメスープ)、カレーライス、うどん、そば等から選択
検査関係
4月12日現在
検査実施機関:東京都健康安全研究センター等
患者ふん便:27検体 検査中(10検体からノロウイルスを検出)
従事者ふん便:40検体 検査中(1検体からノロウイルスを検出)
拭き取り検体:9検体 検査中(1検体からノロウイルスを検出)
食品:20検体 検査中

(参考)東京都における食中毒発生状況(ただし本事件は含まない)
  発生件数 患者数 死亡者数
本年1月1日〜4月12日まで 52件 1,204名 0名
(昨年同期) (25件) (374名) (0名)
本年4月中(12日まで) 0件 0名 0名
(昨年同期) (2件) (7名) (0名)


※別紙 ノロウイルスについて(PDF形式:146KB)

問い合わせ先
東京都福祉保健局健康安全部食品監視課
 電話 03-5320-4402・4405