報道発表資料 [2015年1月掲載]

食中毒の発生について
バスツアーでの食事により発生した食中毒

平成27年1月27日
福祉保健局

 墨田区内の飲食店が調理し提供した食事で食中毒が発生しましたので、お知らせいたします。

探知

 1月19日(月曜)午後3時40分頃、墨田区内の飲食店営業者が墨田区保健所に来所し、「1月16日(金曜)正午から同店を利用したバスツアー客1グループ98名のうち5名が、帰りのバスの中で腹痛を呈したとの連絡がバスツアー添乗員からあった。その後、17日(土曜)には数十名、19日(月曜)現在計54名が発症している。」旨、報告があった。

調査結果

 墨田区保健所は、感染症と食中毒の両面から調査を開始した。

  • 当該バスツアーの参加者は総勢119名で、バス3台に分乗して千葉方面に日帰り旅行に行った。
  • 参加者のうち94名は会社が招待した客で、他25名はスタッフ、添乗員等であった。
  • 患者は同社の招待客60名で、1月17日(土曜)午前1時00分頃から同月18日(日曜)午後10時00分頃にかけて、下痢、吐き気、おう吐、発熱等の症状を呈していた。
  • 招待客と別のメニューを喫食したスタッフ等に発症者はいなかった。
  • 患者全員に共通する食事は、当該飲食店が調理し提供した食事の他になかった。
  • 患者ふん便からノロウイルスを検出した。

決定

 墨田区保健所は、以下の理由により、本件を当該飲食店で調理し提供した食事を原因とする食中毒と断定した。

  • 患者の共通食は当該飲食店が調理し提供した食事の他にはない。
  • 患者ふん便からノロウイルスを検出し、症状、潜伏時間が同ウイルスによるものと一致していた。
  • 当該飲食店でおう吐者がいないなど、感染症を疑う情報がない。
  • 患者を診察した医師から食中毒の届出があった。

    担当保健所 墨田区保健所
    患者関係 発症日時 1月17日午前1時00分頃から1月18日午後10時00分頃まで
    症状 下痢、吐き気、おう吐、発熱等
    発症場所 自宅等
    患者数 発症者総数 60名
    (内訳)男:37名(年齢:34〜88歳)
    (内訳)女:23名(年齢:50〜81歳)
    入院患者数 1名
    診療医療機関数・受診者数 20か所22名(男:11名、女:11名)

    原因食品 当該飲食店が提供した食事
    病因物質 ノロウイルス
    原因施設 屋号  ●●●
    業種  飲食店営業(一般)
    営業者  ●●●
    代表取締役  ●●●
    営業所所在地  東京都墨田区●●●
    本社所在地  同上
    連絡先電話番号  ●●●
    措置 上記営業者は1月26日から当該飲食店の営業を自粛しており、墨田区保健所は1月27日から6日間の営業停止の処分を行った。

    [備考]
    メニュー 【懐石料理】
    ワカサギ甘露煮、牛乳羹、吸い物、刺身(まぐろ、かんぱち、しらうお)、かき酢、煮物、焼き魚、天ぷら等
    検査関係
    1月26日現在
    検査実施機関:東京都健康安全研究センター等
    患者ふん便:40検体 検査中(36検体からノロウイルスを検出)
    従事者ふん便:12検体 検査中(ノロウイルス陰性)
    拭き取り検体:28検体 1検体からノロウイルスを検出
    拭き取り検体:28検体 2検体から黄色ブドウ球菌を検出
    食品:9検体 4検体から黄色ブドウ球菌を検出

    (参考)東京都における食中毒発生状況(ただし本事件は含まない)
    発生件数 患者数 死亡者数
    1月1日〜1月26日まで 6件 61名 0名
    (昨年同期) (9件) (244名) (0名)
    本年1月中(26日まで) 6件 61名 0名
    (昨年同期) (9件) (244名) (0名)

    ※別添 ノロウィルスについて(PDF形式:136KB)

    問い合わせ先
    福祉保健局健康安全部食品監視課
     電話 03-5320-4405