報道発表資料 [2014年9月掲載]

食中毒の発生について
チフス菌による食中毒

平成26年9月10日
福祉保健局

 飲食店においてチフス菌による食中毒が発生しましたのでお知らせいたします。

探知

 9月3日(水曜)、千代田区内の医療機関から千代田区千代田保健所に、感染症法※に基づく腸チフス発生届出があった。千代田保健所が調査したところ、患者は8月27日(水曜)から、下痢、発熱を呈しており、8月8日(金曜)に、同区内の飲食店でカレーを喫食していたことが判明した。
 また、9月4日(木曜)、新宿区内の医療機関から新宿区保健所に、感染症法に基づく腸チフス発生届出が2件あった。新宿区保健所が患者2名の調査を行ったところ、両名は仕事仲間で、それぞれ8月23日(土曜)、25日(月曜)から下痢(水様、頻回)、発熱等を呈しており、共通食は8月8日(金曜)に喫食した「カレー弁当」のみで、当該弁当は千代田区内の飲食店が調理したものであった。
※感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律(「腸チフス」は、感染症法による3類感染症に分類される。)

調査結果

 千代田区千代田保健所は、ただちに腸チフスの発症とカレーとの関連について、調査を開始した。

  • 8月8日(金曜)前後に当該飲食店が調理し、提供した食事又は弁当を喫食していた8名が患者と確認され、8月20日(水曜)から同月27日(水曜)にかけて、下痢、発熱等の症状を呈していた。
  • 従業員1名のふん便から、チフス菌を検出した。

決定

 千代田区千代田保健所は、本日、下記の理由により、本件を当該施設が調理し提供した食事又は弁当を原因とする食中毒と断定した。

  • 患者の共通食は当該施設で提供した食事の他にはない。
  • 患者が受診した医療機関による検査により患者6名からチフス菌を検出しており、症状及び潜伏時間が同菌によるものと一致していた。
  • 従事者のふん便1検体からチフス菌を検出した。
  • 患者を診察した医師から食中毒の届出があった。
  • 患者グループ間に共通の行動があるなどの感染症を疑う情報がない。
担当保健所 千代田区千代田保健所
発症関係 発症日時 8月20日午前7時00分から8月27日午後4時00分まで
症状 下痢、腹痛、発熱 等
発症場所 自宅 等
患者数 患者総数 8名
(内訳)
男:5名(患者の年齢:9〜39歳)
女:3名(患者の年齢:23〜40歳)
入院患者数 6名
診療医療機関数・受診者数 13か所 8名
原因食品 当該飲食店で調理し提供された食事及び弁当
病因物質 チフス菌
原因施設 営業者 ●●●
代表取締役 ●●●
営業所所在地 ●●●
本社所在地 東京都●●●
屋号 ●●●
業種 飲食店営業
連絡先電話番号 ●●●
措置 上記営業者は9月6日(土曜)から営業を自粛しており、千代田区千代田保健所は9月10日(水曜)から3日間の営業停止の処分を行った。

〔備考〕

メニュー 【ランチボックス(デラックス)】
カレー(野菜、チキン、マトン、シーフード)、シークカバブ、タンドリーチキン、サフランライス、ナン、サラダ
【その他、飲食店のメニュー】
バターチキンマサラ、チーズナン、スープ、ラッシー、チャイ等
検査関係
9月10日
正午現在
検査実施機関:東京都健康安全研究センター
患者等ふん便:4検体 検査中
従事者ふん便:7検体 検査中(1検体からチフス菌を検出)
拭き取り検体:16検体 検査中
食品:8検体 検査中
患者ふん便由来菌株(チフス菌):3検体 検査中

(参考)東京都における食中毒発生状況(ただし本事件は含まない)

  発生件数 患者数 死亡者数
本年1月1日〜9月9日まで 56件 635名 0名
(昨年同期) (56件) (973名) (0名)
本年9月中(9日まで) 0件 0名 0名
(昨年同期) (4件) (11名) (0名)

※参考 腸チフスについて(PDF形式:213KB)

問い合わせ先
福祉保健局健康安全部食品監視課
 電話 03-5320-4405