報道発表資料 [2014年6月掲載]

指定薬物を含有する違法ドラッグの発見について
大麻類似成分を検出

平成26年6月19日
福祉保健局

 都では、違法(脱法)ドラッグによる健康被害の発生を未然に防止するため、都内で流通、販売される製品の試買調査及び成分検査を行っています。
 平成26年2月25日から3月20日までの間、都内の店舗において購入した製品の試験検査を行ったところ、下記2製品から薬事法第2条第14項に規定する「指定薬物」を検出しました。

【薬事法違反製品】詳細は下記のとおり

(1) KANI
(2) 剛 GOU PLUS ADVANCE 02

【検出成分】

(1) AB‐FUBINACA※1、ADB‐FUBINACA※2
(2) 5F-PB-22※3、PB-22※4

【違反の事実及び適用条文】

 薬事法第2条第14項に規定する指定薬物を含有する違法ドラッグを販売したことは、同法第76条の4の規定に違反する。

【都の対応】

  1. 販売店舗に対して立入検査等を実施し、当該製品の販売中止等を指示しました。
  2. 都が把握している全ての都内販売店舗に対して、当該製品の販売中止を指示する文書を送付します。
  3. 福祉保健局ホームページに製品名等を掲載し、都民に摂取による危険性等を周知します。

当該製品をお持ちの方へ

 当該製品は、薬事法に規定する指定薬物を含有しており、製造・輸入はもとより、所持・譲り受け・使用も薬事法により厳しく規制されています。
 当該製品をお持ちの方は、絶対に使用せず、直ちに住所地の「都道府県薬務主管課違法ドラッグ担当部署」へ申し出て、指示に従ってください。

【東京都の申し出窓口】

 東京都福祉保健局健康安全部薬務課麻薬対策係
 (電話)03-5320-4505(直通)

 (注)上記の申し出は、遅くとも『平成26年6月27日(金曜日)』までに行ってください。

都民の皆様へ

 いわゆる「違法(脱法)ドラッグ」は、使用がやめられなくなったり、死亡例を含む健康被害や異常行動を引き起こす場合があり、麻薬や覚醒剤と同様に大変危険な薬物です。けっして摂取又は使用しないでください。
 また、健康被害が疑われる場合には、速やかに医療機関を受診してください。

薬事法違反製品詳細

(1) 製品名 KANI
性状(内容量) 植物片と微粉末の混合物(1包3.2グラム入り)
製造(輸入)者 不明(製品に表示がなされていない)
購入店舗 所在地 新宿区内
購入方法 店舗にて購入
検出成分 1包中「AB-FUBINACA※1」を540ミリグラム,
「ADB-FUBINACA※2」を6.2ミリグラム検出
(2) 製品名 剛 GOU PLUS ADVANCE 02
性状(内容量) 植物片と微粉末の混合物(1包3.1グラム入り)
製造(輸入)者 不明(製品に表示がなされていない)
購入店舗 所在地 新宿区内(特定商取引に関する法律に基づく表示による)
購入方法 インタ−ネットにて購入
検出成分 1包中「5F-PB-22※3」を220ミリグラム,
「PB-22※4」を1.4ミリグラム検出

【試験検査機関】

 東京都健康安全研究センター

【製品写真】(現品は、薬務課で保管しています。)

(1) KANI

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(2) 剛 GOU PLUS ADVANCE 02

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※1 AB−FUBINACA(平成25年1月16日規制開始)

 化学名:N-(1-アミノ-3-メチル-1-オキソブタン-2-イル)-1-(4-フルオロベンジル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド
 合成カンナビノイドの一種で、大麻に含まれるテトラヒドロカンナビノールと類似の作用を有する可能性が考えられる。
 化学構造式:

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※2 ADB−FUBINACA(平成25年5月30日規制開始)

 化学名:N-(1-アミノ-3,3-ジメチル-1-オキソブタン-2-イル)-1-(4-フルオロベンジル)-1H-インダゾール-3-カルボキサミド
 合成カンナビノイドの一種で、大麻に含まれるテトラヒドロカンナビノールと類似の作用を有する可能性が考えられる。
 化学構造式:

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※3 5F−PB-22(平成25年11月20日規制開始)

 化学名:キノリン‐8‐イル=1‐(5‐フルオロペンチル)‐1H‐インドール‐3‐カルボキシラート
 合成カンナビノイドの一種で、大麻に含まれるテトラヒドロカンナビノールと類似の作用を有する可能性が考えられる。
 化学構造式:

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※4 PB-22(平成25年5月30日規制開始)

 化学名:キノリン-8-イル=1-ペンチル(1H-インドール)-3-カルボキシラート
 合成カンナビノイドの一種で、大麻に含まれるテトラヒドロカンナビノールと類似の作用を有する可能性が考えられる。
 化学構造式:

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(参考)

1 違法(脱法)ドラッグ

 麻薬、向精神薬又は覚醒剤には指定されていないが、それらと類似の有害性が疑われる製品をいう。乱用者の間では「合法ドラッグ」「合法ハーブ」とも呼ばれ、主に「ヘッドショップ」と称する販売店舗、インターネット等で、芳香剤やお香と称して販売されている。都ではこれらの製品を「違法(脱法)ドラッグ」と呼んでいる。

2 指定薬物

 中枢神経系の興奮若しくは抑制又は幻覚の作用(当該作用の維持又は強化の作用を含む。)を有する蓋然性が高く、かつ、人の身体に使用された場合に保健衛生上の危害が発生するおそれがある物(大麻、覚醒剤、麻薬、向精神薬、あへん及びけしがらを除く。)として、厚生労働大臣が薬事・食品衛生審議会の意見を聴いて指定するものをいう。

問い合わせ先
福祉保健局健康安全部薬務課
 電話 03-5320-4515