報道発表資料 [2013年12月掲載]

指定薬物を含有する違法ドラッグの発見について
―麻薬類似成分を検出―

平成25年12月25日
福祉保健局

 都では、違法(脱法)ドラッグ※1による健康被害の発生を未然に防止するため、都内で流通、販売される製品の試買調査及び成分検査を行っています。
 今般、都内の販売店において購入した製品の試験検査を行ったところ、下記の3製品から薬事法第2条第14項に規定する「指定薬物※2」を検出しました。
 なお、「XLR-11※3」は平成26年1月19日付けで麻薬及び向精神薬取締法に基づき麻薬として規制されます。麻薬が含まれている製品を使用、所持等した場合、同法により厳しく罰せられます。

薬事法違反製品の概要

(1) 製品名 TRANCE 420 01
性状(内容量) 植物片(1包3.1グラム入り)
製造(輸入)者 不明(製品に表示がなされていない。)
販売店舗 名称 ●●●●●●
所在地 千代田区
購入方法 店頭にて直接購入
検出成分 1包中「XLR-11※3」を140ミリグラム検出
(2) 製品名 Illusion Eye Rebirth
性状(内容量) 液体(1本5.9ミリリットル入り)
製造(輸入)者 不明(製品に表示がなされていない。)
販売店舗 名称 ●●●●●●
所在地 杉並区
購入方法 店頭にて直接購入
検出成分 1本中「N-エチルブフェドロン※4」を330ミリグラム検出
(3) 製品名 Love shake an effect you order
性状(内容量) 液体(1本5.5ミリリットル入り)
製造(輸入)者 不明(製品に表示がなされていない。)
販売店舗 名称 ●●●●●●
所在地 新宿区
購入方法 店頭にて直接購入
検出成分 1本中「25I-NBOMe※5」を39ミリグラム検出

試験検査機関

 東京都健康安全研究センター

違反の事実及び適用条文

 薬事法第2条第14項に規定する指定薬物を含有する違法ドラッグを販売したことは、同法第76条の4(販売、授与、販売又は授与を目的とする貯蔵若しくは陳列等の禁止)の規定に違反する。

都民の皆様へ

 いわゆる「違法(脱法)ドラッグ」は、使用がやめられなくなったり、死亡例を含む健康被害や異常行動を引き起こす場合があり、麻薬や覚醒剤と同様に大変危険な薬物です。決して摂取又は使用しないでください。
 当該品をお持ちの方は、直ちに使用を中止し、健康被害が疑われる場合には、速やかに医療機関を受診してください。

都の対応

  1. 販売店舗に対し立入検査等を実施し、製品の販売中止及び自主回収等を指示しました。
  2. その他、都が把握している全ての都内販売店舗に対し、製品の販売中止及び回収を指示する文書を送付します。
  3. 福祉保健局ホームページに製品名等を掲載し、都民に摂取による危険性等を周知します。

 都は、今後も試買事業等を通じて成分検査、指導及び取締りを強化し、違反品の早期発見及び流通防止に努めていきます。

【製品写真】(現品は、薬務課で保管しています。)

(1) TRANCE 420 01

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中身

(2) Illusion Eye Rebirth

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中身

(3) Love shake an effect you order

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中身

※1 違法(脱法)ドラッグ
 麻薬、向精神薬又は覚醒剤には指定されていないが、それらと類似の有害性が疑われる製品をいう。乱用者の間では「合法ドラッグ」「合法ハーブ」とも称され、主に「ヘッドショップ」と呼ばれる販売店舗、インターネット等で、芳香剤やお香と称して販売されている。都では、これらの製品を「違法(脱法)ドラッグ」と呼んでいる。

※2 指定薬物
 中枢神経系の興奮若しくは抑制又は幻覚の作用(当該作用の維持又は強化の作用を含む。)を有する蓋然性が高く、かつ、人の身体に使用された場合に保健衛生上の危害が発生するおそれがある物(大麻、覚醒剤、麻薬、向精神薬、あへん及びけしがらを除く。)として、厚生労働大臣が薬事・食品衛生審議会の意見を聴いて指定するものをいう。

※3 XLR-11(平成24年11月16日規制開始)
 化学名:[1-(5-フルオロペンチル)-1H-インドール-3-イル](2,2,3,3-テトラメチルシクロプロパン-1-イル)メタノン
 合成カンナビノイドの一種で、大麻に含まれるテトラヒドロカンナビノールと類似の作用を有する可能性がある。
 平成26年1月19日から麻薬及び向精神薬取締法に基づく麻薬として規制開始

※4 N-エチルブフェドロン(平成25年5月30日規制開始)
 化学名:2-(エチルアミノ)-1-フェニルブタン-1-オン
 国内で麻薬として規制されているエトカチノンと類似の化学構造を持つ物質であり、これらと類似の作用を有する可能性がある。

※5 25I-NBOMe(平成24年11月16日規制開始)
 化学名:2-(4-ヨード-2,5-ジメトキシフェニル)-N-(2-メトキシベンジル)エタンアミン
 国内で麻薬として規制されている2C-Iと類似の化学構造を持つ物質であり、これらと類似の作用を有する可能性がある。

化学構造式

XLR-11(指定薬物)

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N-エチルブフェドロン(指定薬物)

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25I-NBOMe(指定薬物)

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問い合わせ先
福祉保健局健康安全部薬務課
 電話 03-5320-4515