報道発表資料 [2013年7月掲載]

指定薬物を含有する違法ドラッグの発見について
麻薬類似成分を検出

平成25年7月4日
福祉保健局

 都では、違法(脱法)ドラッグ※1による健康被害の発生を未然に防止するため、都内で流通、販売される製品の試買調査及び成分検査を行っています。
 平成25年3月27日に都内の店舗において購入した製品の試験検査を行ったところ、下記製品から薬事法第2条第14項に規定する「指定薬物※2」を検出しました。検出した「デスエチルピロバレロン※3」は、麻薬と類似の作用を有しています。
 麻薬に類似した成分が含まれることから、都民にこれらの危険性について周知するとともに、違反製品に対して必要な措置をとりましたのでお知らせします。

薬事法違反製品の概要

製品名 Bolt 2nd Edition
性状(内容量) 植物片と微粉末の混合物(1包3.3グラム入り)
製造(輸入)者 不明(製品に表示がなされていない。)
販売店舗 名称 ●●●●●●
所在地 渋谷区
購入方法 店頭にて直接購入
検出成分 1包中「デスエチルピロバレロン※3」を340ミリグラム検出

試験検査機関

 東京都健康安全研究センター

違反の事実及び適用条文

 薬事法第2条第14項に定める指定薬物を含有する違法ドラッグを販売したことは、 同法第76条の4(指定薬物の販売・授与・貯蔵・陳列の禁止)の規定に違反する。

都民の皆様へ

 いわゆる「違法(脱法)ドラッグ」は、使用がやめられなくなったり、死亡例を含む健康被害や異常行動を引き起こす場合があり、麻薬や覚醒剤と同様に大変危険な薬物です。決して摂取又は使用しないでください。
 当該品をお持ちの方は、直ちに使用を中止し、健康被害が疑われる場合には、速やかに医療機関を受診してください。

都の対応

  1. 販売店舗に対し立入検査を実施し、製品の販売中止及び回収等を指示しました。
  2. その他、都が把握している全ての都内販売店舗に対し、製品の販売中止及び回収を指示する文書を送付します。
  3. 福祉保健局ホームページに製品名等を掲載し、都民に摂取による危険性等を周知します。

 都は、今後も試買事業等を通じて成分検査、指導及び取締りを強化し、違反品の早期発見及び流通防止に努めていきます。

製品写真(現品は、薬務課で保管しています。)

写真 写真 写真
(表) (裏) (中身)

※1 違法(脱法)ドラッグ
 麻薬、向精神薬又は覚醒剤には指定されていないが、それらと類似の有害性が疑われる製品をいう。乱用者の間では「合法ドラッグ」「合法ハーブ」とも称され、主に「ヘッドショップ」と呼ばれる販売店舗、インターネット等で、芳香剤やお香と称して販売されている。都では、これらの製品を「違法(脱法)ドラッグ」と呼んでいる。

※2 指定薬物
 中枢神経系の興奮若しくは抑制又は幻覚の作用(当該作用の維持又は強化の作用を含む。)を有する蓋然性が高く、かつ、人の身体に使用された場合に保健衛生上の危害が発生するおそれがある物(大麻、覚醒剤、麻薬、向精神薬、あへん及びけしがらを除く。)として、厚生労働大臣が薬事・食品衛生審議会の意見を聴いて指定するものをいう。

※3 デスエチルピロバレロン
 化学名:1-(4-メチルフェニル)-2-(ピロリジン-1-イル)プロパン-1-オン及びその塩類
 平成24年6月6日から東京都知事指定薬物として、平成24年11月16日以降は薬事法第2条第14項に定める「指定薬物」として規制されている。
 国内で麻薬として規制されているMDPVや4−メチルメトカチノンと類似の化学 構造を持つ物質であり、これらと類似の作用を有する可能性がある。

化学構造式

イメージ

問い合わせ先
福祉保健局健康安全部薬務課
 電話 03-5320-4515