報道発表資料 [2013年3月掲載]

幹細胞成分による美容効果等を誇大にうたったエステの広告に改善指示
―たかの友梨ビューティクリニック「幹細胞美顔トリートメント」の広告表示―

平成25年3月18日
生活文化局

 東京都は、株式会社不二ビューティ(たかの友梨ビューティクリニック)が提供するエステ「幹細胞美顔トリートメント」の広告表示について、不当景品類及び不当表示防止法(以下「景品表示法」という。)第4条第1項第1号(優良誤認)及び同条同項第2号(有利誤認)に違反する表示であるとして、同法第7条の規定に基づき、本日、表示の改善を指示しました。

1 事業者の概要

  • 事業者名
    株式会社不二ビューティ(たかの友梨ビューティクリニック)
  • 代表取締役
    高野友梨
  • 所在地
    東京都渋谷区代々木3-37-5 たかの友梨レインボービル
    (登記上は、東京都港区南青山五丁目1番2号)
  • 設立
    昭和54年11月
  • 資本金
    9,500万円
  • 事業内容
    美容業、化粧品の製造・販売等

2 違反事実の概要

(1) 対象役務

 幹細胞美顔トリートメント

(2) 媒体

 新聞折込みチラシ及び自社ウェブサイト上の表示(平成24年11月〜平成25年1月)

画像

(3) 不当表示の内容(⇒詳細は別紙を参照)

1) 様々な表現を重ねることで、幹細胞成分配合の化粧品を使用した施術により、著しい美容効果を得られると思わせる表示(優良誤認)

 幹細胞成分配合の化粧品を使用したエステの広告において、「細胞レベルでの若返りをめざす」、「素肌の活性力アップ」等と様々な表現を重ね、著しい美容効果が得られるかのように表示。
⇒事業者は、実際にこのエステを受けることで、幹細胞成分により、「細胞レベルでの若返り」等という効果が得られることの根拠を有していなかった。

2) 表示された期限までに申し込んだ各サロン先着30名に限り適用される価格であると思わせる表示(有利誤認)

 「特別お試し価格3,980円(税込)」、「11月末日まで」、「各サロン先着30名様」等と記載し、3,980円という価格は、表示された期限までに申し込んだ各サロン先着30名に限って適用されるかのように表示。
⇒実際には、当該価格は表示された期限を過ぎても、期限を変えて記載し、継続して適用されている価格であった。

※別紙 表示の問題点(PDF形式:1.18MB)

3 改善指示の内容

(1) 「優良誤認」及び「有利誤認」に該当する表示について、速やかに修正するとともに、これらの表示が消費者に誤認を与えるものであった旨を公示すること。
(2) 今後、一般消費者に誤認されるおそれのある表示を行わないこと。
(3) 上記(2) のために必要な措置を講じ、役員及び従業員に周知すること。
(4) 指示の内容に対する改善措置について、平成25年4月2日までに文書で報告すること。

4 業界団体等への要望

 一般社団法人日本エステティック業協会、公益社団法人日本広告審査機構、一般社団法人日本新聞折込広告業協会等に対して、本日、以下の要望を行った。

(1) 指示の事実を関係事業者に周知するなどして、事業者の広告表示適正化の取り組みの促進を図ること。
(2) 関係事業者に、景品表示法及び関係法令の遵守について、より一層の周知を図ること。

【参考】景品表示法

景品表示法で禁止されている不当表示

  • 優良誤認(第4条第1項第1号)
    内容について、実際のものよりも著しく優良であると一般消費者に示す表示、又は事実と相違して競争事業者に係るものよりも著しく優良であると一般消費者に示す表示
  • 有利誤認(第4条第1項第2号)
    取引条件について、実際のものよりも取引の相手方に著しく有利であると一般消費者に誤認される表示、又は競争事業者に係るものよりも取引の相手方に著しく有利であると一般消費者に誤認される表示
  • その他(第4条第1項第3号)
    上記の他、商品又は役務の取引に関する事項について一般消費者に誤認されるおそれがあると内閣総理大臣が指定する表示

都道府県知事の指示(第7条)

 都道府県知事は、(中略)第4条第1項の規定に違反する行為があると認めるときは、当該事業者に対し、その行為の取りやめ若しくはその行為が再び行われることを防止するために必要な事項又はこれらの実施に関連する公示その他必要な事項を指示することができる。その指示は、当該違反行為が既になくなっている場合においても、することができる。

問い合わせ先
生活文化局消費生活部取引指導課
 電話 03-5388-3068