報道発表資料 [2013年2月掲載]

指定薬物を含有する違法ドラッグの発見について
覚醒剤類似成分を検出

平成25年2月27日
福祉保健局

 都では、違法(脱法)ドラッグ※1による健康被害の発生を未然に防止するため、都内で流通、販売される製品の試買調査及び成分検査を行っています。
 今般、インターネット通信販売において購入した製品の試験検査を行ったところ、下記製品から薬事法第2条第14項に規定する「指定薬物※2」が検出されました。検出された薬物「α‐PVP※3」は覚醒剤と類似の作用を有する可能性があり、国内において、当該薬物を摂取したことが原因と疑われる死亡事例も発生しています。
 なお、「α‐PVP」は平成25年3月1日付けで麻薬及び向精神薬取締法に基づき麻薬として規制されます。麻薬が含まれている製品を使用、所持等した場合、同法により厳しく罰せられることがあります。下記製品をお持ちの方は、絶対に使用せず、直ちに申し出てください。

薬事法違反製品の概要

製品名 CHAIR
性状(内容量) 液体(1本4.7ミリリットル入り)
製造(輸入)者 不明(製品に表示がなされていない)
販売店舗 名称 ●●●●●●
所在地 千葉県(特定商取引に関する法律に基づく表示)
購入方法 インターネット通信販売にて購入
検出薬物 1本中「α‐PVP」を160ミリグラム検出

試験検査機関

 東京都健康安全研究センター

違反の事実及び適用条文

 薬事法第2条第14項で定める指定薬物を含有する違法ドラッグを販売及び広告したことは、同法第76条の4(販売、授与、販売又は授与を目的とする貯蔵若しくは陳列等の禁止)及び同法第76条の5(広告の禁止)の規定に違反する。

都民の皆様へ

 いわゆる「違法(脱法)ドラッグ」は、使用がやめられなくなったり、死亡例を含む健康被害や異常行動を引き起こす場合があり、麻薬や覚醒剤と同様に大変危険な薬物です。決して摂取又は使用しないでください。
 当該品をお持ちの方は、直ちに使用を中止し、健康被害が疑われる場合には、速やかに医療機関を受診してください

都の対応

  1. 上記製品の販売業者を所管する千葉県庁に通報しました。
  2. 福祉保健局ホームページに製品名等を掲載し、摂取による危険性等を都民に周知します。
    都は、今後も試買事業等を通じて成分検査、指導及び取締りを強化し、違反品の早期発見及び流通防止に努めていきます。

製品写真(現品は、薬務課で保管しています。)

 CHAIR

写真 写真 写真
中身(青色の液体)

※1 違法(脱法)ドラッグ
 麻薬、向精神薬又は覚醒剤には指定されていないが、それらと類似の有害性が疑われる製品をいう。乱用者の間では「合法ドラッグ」「合法ハーブ」とも称され、主に「ヘッドショップ」と称する販売店舗、インターネット等で、芳香剤やお香と称して販売されている。都ではこれらの製品を「違法(脱法)ドラッグ」と呼んでいる。

※2 指定薬物
 中枢神経系の興奮若しくは抑制又は幻覚の作用(当該作用の維持又は強化の作用を含む。)を有する蓋然性が高く、かつ、人の身体に使用された場合に保健衛生上の危害が発生するおそれがある物(大麻、覚醒剤、麻薬、向精神薬、あへん及びけしがらを除く。)として、厚生労働大臣が薬事・食品衛生審議会の意見を聴いて指定するものをいう。

※3 α‐PVP(平成24年11月16日規制開始)
 化学名: 1−フェニル−2−(ピロリジン−1−イル)ペンタン−1−オン
 国内で覚醒剤として規制されているメタンフェタミンと類似の化学構造を持つ物質であり、これらと類似の作用を有する可能性がある。

 化学構造式

イメージ

問い合わせ先
福祉保健局健康安全部薬務課
 電話 03-5320-4515