報道発表資料 [2013年2月掲載]

これまでにない規模の風しん流行が継続しています
妊婦への感染には特に注意してください!

平成25年2月7日
福祉保健局

 都内においては昨年夏に風しん患者数が急増して以降、これまでにない規模の流行が継続しています。今年1月に入り患者数はさらに増加し、第4週ではこれまでで最多の患者数となっています。
 昨年からの傾向として、患者は20代から40代の男性が多く、女性では20代の方の割合が高くなっています。また、患者の多くは予防接種歴がない又は確認できない方となっています。
 妊婦や妊娠の可能性のある方については、胎児の先天性風しん症候群のおそれもあるため、周りの人から感染しないよう十分な注意が必要であり、職場や家庭での感染防止にも注意してください。

都内における風しん患者報告数

 第2週(1月7日〜1月13日) 41人
 第3週(1月14日〜1月20日) 37人
 第4週(1月21日〜1月27日) 43人※風しん全数届出開始 (平成20年)以降で最多
 第5週(1月28日〜2月3日) 40人

参考/週当たり平均患者報告数

 平成23年(年間) 0.6人
 平成24年(6月まで) 2.9人
※平成24年(7月以降) 23.0人

週別患者報告数平成24(2012)年第1週〜平成25(2013)年第5週 計840人
グラフ

予防・感染防止

  • 風しんと診断された場合は、感染性を持つとされる期間(発しん出現後5日くらいまで)周囲に感染を広げないよう注意が必要です。風しんは、飛まつにより感染するため、咳(せき)などの症状があるときは、マスクを着用しましょう。
  • 風しんにかかったことがなく、これまでに予防接種を受けていない場合は、かかりつけ医等へのご相談をお勧めします。風しんは、定期予防接種の対象です。

都内における風しん患者報告数 年齢階層別・男女別内訳/累計

平成24(2012)年第27週(7月2日〜7月8日)〜平成25(2013)年第5週(1月28日〜2月3日) 計765人
グラフ

都内における風しん患者報告数 年齢階層別・男女別内訳/経時比較

平成24(2012)年第1週(1月2日〜1月8日)〜平成25(2013)年第5週(1月28日〜2月3日) 計840人
グラフ

都内における風しん患者報告数 予防接種歴別内訳/累計

平成24(2012)年第27週(7月2日〜7月8日)〜平成25(2013)年第5週(1月28日〜2月3日) 計765人
グラフ

※最新の情報については、東京都感染症情報センターのウェブサイトをご覧ください。

風しんについて

風しんの特徴

  • 風しんは、発熱、発疹、リンパ節の腫れなどを特徴とする病気です。
  • 風しんウイルスによる感染症で、咳やくしゃみなどの飛まつで感染します。
  • 特効薬はなく、症状を抑えるための治療が中心となります。
  • 風しんに対する免疫を持たない女性が、妊娠中に風しんに感染した場合は、胎児が先天性風しん症候群という病気になることがあり、特に注意が必要です。

先天性風しん症候群について

先天性風しん症候群

 風しんに対する免疫を持たない女性が妊娠中(特に妊娠初期)に風しんに感染すると、白内障、先天性心疾患、難聴を主な症状とする先天性風しん症候群の児が生まれるおそれがあります。
 このため、特に妊娠中の方は、風しんに感染しないよう注意することが必要であり、家族からの感染や職場における感染にも気をつけることが重要です。
 なお、妊娠中の方には、風しんの予防接種は行なってはならないとされています。
 また、予防接種後2か月は妊娠を避けることが必要です。

同居家族などからの感染予防について

 妊婦及び妊娠の可能性のある方への感染を予防するには、同居の家族(夫や子供など)から感染することも考慮し、家族の方が風しんにかからないようにすることも重要です。
 風しんにかかったこと又は予防接種を受けたことが確実な方、あるいは、風しんの抗体があることが確認できた方を除いては、同居家族の方について、予防接種を受けることのご検討をおすすめします。同居家族に限らず周囲の方も注意をお願いします。

風しんの予防接種について

定期予防接種

  • 風しんは、予防接種法による定期予防接種の対象疾病です。
  • 定期予防接種では、原則的に「麻しん・風しん混合ワクチン」(MRワクチン)を2回接種します。
  • 標準的な接種期間は以下のとおりです。
    • 1期:1歳以上2歳未満
    • 2期:5歳から7歳未満で小学校就学前1年間
    • 3期:13歳となる日の属する年度(中学1年生)
    • 4期:18歳となる日の属する年度(高校3年生)
      (3期・4期は、既接種1回のみの方を対象とした平成25年3月末までの時限措置です。)
  • 定期予防接種については、居住地の区市町村にお問い合わせください。

※風しんワクチンの定期予防接種は、昭和52年から開始されましたが、当時は、先天性風しん症候群の発生を防ぐことを目的に中学生の女子のみ対象に予防接種が行われたため、現在30代後半以上となる男性は定期予防接種の機会がありませんでした。
 また、平成7年からは男女ともに接種対象になりましたが、現在の20代後半から30代前半の男性の接種率は低く、これらのことから風しん患者の多くが20代から40代の男性となっていると考えられます。

任意接種

  • 定期予防接種以外で任意に予防接種を受ける場合には、風しんの予防接種(MRワクチン等)を実施している医療機関で接種を受けてください。(かかりつけ医へのご相談をお勧めします。)
  • 医療機関を探す場合は、「東京都医療機関案内サービス(ひまわり)」を利用してお近くの医療機関を検索することができます。
    インターネットでの検索 http://www.himawari.metro.tokyo.jp/
    電話案内 03-5272-0303(専用電話)

予防接種を実施している医療機関の検索について

インターネットでの検索方法

 以下の手順で検索を実行してください。

  1. 東京都医療機関案内サービス「ひまわり」トップページにアクセス
  2. 「医療機関をさがす」欄の「上記以外の項目でさがす」をクリック
  3. 「予防接種でさがす」をクリック
  4. 【予防接種】の欄から希望する予防接種の種類を選択しチェック欄入力
  5. 自宅又は職場の所在地の「区市町村」を選択し、「次へ」をクリック
  6. 自宅又は職場の所在地の「町名」を選択し、「検索」をクリック
  7. 自宅又は職場から近い順に医療機関が表示されます。
    ※診療曜日・時間帯を確認の上、受付時間内に電話で問い合わせをしてください。

※「定期予防接種」の実施医療機関については、各区市町村の予防接種主管課にお問い合わせください。

問い合わせ先
(都の感染症対策全般に関すること)
福祉保健局健康安全部感染症対策課
 電話 03-5320-4482
(感染症患者の報告数(感染症発生動向調査)に関すること)
東京都健康安全研究センター企画調整部健康危機管理情報課
 電話 03-3363-3213