報道発表資料 [2012年6月掲載]

都内における風しんの流行について

平成24年6月14日
福祉保健局

 都内では、風しんの患者数が増加しています。本年1月から5月末までの間、近畿地方において患者の報告数が増加していました。都内でも今後、流行が拡大する可能性がありますので十分ご注意ください。

【発生状況】20〜40代男性の報告が多くなっています!

  • 平成24年第1週(1月2日〜1月8日)から第23週(6月4日〜6月10日)までの患者報告数は39件で、前年同時期の2.8倍です。
  • 年齢は、5歳未満 2人、5〜9歳 1人、20〜29歳 8人、30〜39歳 19人、40〜49歳 6人、50歳以上 3人で、20〜40代が84.6%を占めています。
  • 性別は、男性31人、女性8人で、男性が79.5%を占めています。
  • ワクチン接種歴は、1回接種4人、未接種8人、不明27人です。

予防のポイント

  • 咳エチケットや手洗いを心がけましょう。
  • 風しんは特効薬がないため、予防接種を受けることが大切です。
  • 特にこれから妊娠の可能性がある方やそのご家族等、風しんにかかったことがなく、予防接種を受けていない場合は、かかりつけ医への相談をおすすめします。

平成24年都内第1週〜第23週の風しん患者報告数(平成23年の同時期と比較)

年齢階級別風しん患者数、性別割合、予防接種歴(平成24年第1週〜23週)

年齢階級別 平成24年1週〜23週(1月2日〜6月10日)計39人
年齢階級

男女別
平成24年1週〜23週(1月2日〜6月10日)計39人

ワクチン接種歴別
平成24年1週〜23週(1月2日〜6月10日)計39人

参考

風しんについて

 風しんは風しんウイルスによって引き起こされる感染症で、主に咳やくしゃみなどの飛まつにより感染します。
 通常、2〜3週間の潜伏期を経た後に、発熱、淡紅色の発しん、リンパ節腫脹などが出現します。発症後の特効薬はなく対症療法が中心になりますが、基本的に予後は良好です。
 予防には予防接種が有効です。

先天性風しん症候群について

 風しんに対する免疫を持たない女性が、妊娠初期に風しんに感染すると、白内障、先天性心疾患、難聴を主症状とする先天性風しん症候群の児が生まれる可能性があります。このため特に妊婦では予防が重要な感染症の一つです。また、妊婦だけでなく、パートナーや働き盛りの世代にも注意が必要です。

予防接種について

 定期予防接種として、原則的には麻しん・風しん混合ワクチン(MRワクチン)を2回接種します。
 標準的な接種期間は以下のとおりです。

  • 1期:1歳以上2歳未満
  • 2期:5歳から7歳未満で小学校就学前1年間

※これまで1回しか接種する機会がなかった方への措置として、中学1年、高校3年に相当する年齢の方に対する定期予防接種が行われています。
※定期予防接種についてはお住まいの区市町村にお問い合わせ下さい。

※風しんワクチンの定期予防接種は昭和52年から開始されましたが、当時は先天性風しん症候群の発生を防ぐことを目的に中学生の女子のみを対象に接種が行われたため、現在30代後半以上の男性は定期予防接種の機会がありませんでした。また、平成7年からは男女とも接種対象になりましたが、現在の20代後半〜30代前半の男性の接種率は低く、これらのことから風しん患者の多くが20代〜40代の男性であると考えられます。

問い合わせ先
福祉保健局健康安全部感染症対策課
 電話 03-5320-4481
東京都健康安全研究センター企画調整部健康危機管理情報課
 電話 03-3363-3213