報道発表資料 [2012年5月掲載]

低炭素ビルに関する評価指標(ベンチマーク)を作成
CO2排出の少ない低炭素な建築物の普及に向けて

平成24年5月28日
環境局

 都は、低炭素で防災力と快適性を兼ね備えた「スマートエネルギー都市」への転換を目指しており、そのためにはCO2排出量の少ない低炭素な建築物の普及を進める必要があります。
 そこで、都は、「地球温暖化対策報告書制度」により収集された情報(3万件を超える中小規模事業所のCO2排出量等)を活用して、既存中小規模テナントビルのCO2排出量を比較評価できる評価指標(ベンチマーク)を作成しました。あわせて、ベンチマークの利用の手引き「建築物のCO2排出実績に関する環境情報活用マニュアル試行版」も作成しましたので、お知らせします。
 このベンチマークの普及により、不動産投資家やテナント事業者の投資先や入居先の選定において低炭素ビルの選択を促し、不動産市場における評価を通じて、低炭素ビルの普及やビルオーナーによる省エネ改修を促進していきます。

テナントビルにおける評価指標(ベンチマーク)

 CO2排出量(年間)の実績値をビルの延べ床面積で割り算した、延べ床面積あたりのCO2排出量(キログラム-CO2÷平方メートル)をベンチマークとしています。

中規模テナントビル(延床面積3,000平方メートル以上10,000平方メートル未満)

レンジ 基準 排出原単位(キログラム-CO2÷平方メートル)範囲 割合
A4 0.25以下 19.6以下 0.7%
A3 0.25超-0.50以下 19.6超39.1以下 6.1%
A2 0.50超-0.75以下 39.1超58.6以下 26.2%
A1 0.75超-1.00以下 58.6超78.1以下 33.7%
B2 1.00超-1.25以下 78.1超97.7以下 16.1%
B1 1.25超-1.50以下 97.7超117.2以下 7.3%
C 1.50超 117.2超 9.9%
平均原単位 78.1 100%
  • CO2排出原単位の平均値(78.1キログラム-CO2÷平方メートル)を中心に、平均値との差を25%刻みでレンジを設定
  • レンジは、欧州で実施されているビルのエネルギー性能表示を参考に7段階に設定
  • 「割合」欄は、地球温暖化対策報告書を提出したテナントビル全体に占める、各レンジに該当するテナントビルの割合を示す。
  • ベンチマークは、上記の中規模のほかに、小規模、準大規模テナントビルについても作成(別紙参照)

※今後、テナントビル以外の業種(コンビニ、飲食店、スーパー等)についても、ベンチマークを作成・公表し、中小規模事業所の地球温暖化対策を推進していきます。

※別添 建築物のCO2排出に関する環境情報活用マニュアル試行版(概要)(PDF形式:608KB)
※別添 建築物のCO2排出に関する環境情報活用マニュアル試行版(PDF形式:1.13MB)

問い合わせ先
環境局都市地球環境部計画調整課
 電話 03-5388-3443