報道発表資料[2012年1月掲載]

今春の飛散花粉数は昨春より少ないものの注意が必要
飛散開始日は2月17日から19日ごろ
〜平成23年度東京都花粉症対策検討委員会検討結果〜

平成24年1月19日
福祉保健局

 東京都では、花粉症の予防や治療を適切に行うことができるよう、飛散花粉数の観測を行うとともに、観測結果などに基づき、花粉飛散予測を実施しています。
 本日、東京都花粉症対策検討委員会を開催し、都内における平成24年春のスギ・ヒノキ花粉に関する飛散予測の検討を行いました。

1 花粉飛散数の予測

  昨年の約1割から2割(11%から19%)、例年(過去10年平均)の約3割から5割(26%から45%)程度となる見込み(表1、図1)

2 飛散花粉の多い日の予測

 飛散花粉数が多いに分類される1日あたり30個/平方センチメートル以上飛散する日数は、都内平均で28日程度(例年は27日程度)となる見込み

3 飛散開始日の予測

 2月17日から19日ごろとされ、例年(14日)より若干遅くなる見込み

花粉予報の提供・発信

 2月1日から下記により花粉予報情報の提供を開始します。

「とうきょう花粉ネット」、「携帯電話向けサイト」、「テレホンサービス」

 〈とうきょう花粉ネット〉http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/kanho/kafun/
 〈携帯電話向けサイト〉http://www.metro.tokyo.jp/k/
 〈テレホンサービス〉電話番号 03−3233−1187(イイハナ)

メール配信(要登録)

 メール配信には登録が必要です。以下のサイトで事前登録受付中

平成24年版「花粉症一口メモ」を配布

 都庁舎内の都民情報ルーム(第一本庁舎3階)において配布(無料)しています。また、インターネットでも御覧いただけます。
 〈アドレス〉http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/kanho/kafun/

花粉症予防・治療シンポジウムを開催

 都民等を対象に平成24年2月19日(日曜日)に都庁都民ホールで開催します(平成23年11月24日報道発表済み)。
 〈アドレス〉http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/kanho/kafun/

表1 飛散花粉数の予測※1

測定点 平成24年飛散花粉数予測値 平成23年飛散
花粉数
過去
10年間の
平均飛散花粉数
過去の
飛散花粉数※2
区市名 最小〜最大 (平成23年比) (過去10年平均比) 最小 最大
千代田 1,200〜2,200 (0.14〜0.26) (0.28〜0.51) 8,494 4,329 277 10,625
葛飾 1,100〜1,300 (0.14〜0.16) (0.37〜0.44) 8,091 2,941 136 8,091
杉並 1,500〜2,200 (0.14〜0.20) (0.30〜0.44) 10,941 5,049 118 12,897
1,500〜2,000 (0.20〜0.27) (0.36〜0.48) 7,480 4,139 242 10,618
大田 1,800〜2,800 (0.29〜0.45) (0.36〜0.56) 6,249 5,024 148 12,481
青梅 2,600〜5,400 (0.08〜0.17) (0.20〜0.42) 31,733 12,818 125 37,899
八王子 1,700〜3,600 (0.07〜0.15) (0.19〜0.41) 24,482 8,853 142 24,958
町田 1,500〜2,800 (0.09〜0.17) (0.24〜0.45) 16,136 6,292 215 18,914
小平 1,000〜1,600 (0.10〜0.16) (0.28〜0.44) 10,293 3,627 291 12,345
平均 1,544〜2,656 (0.11〜0.19) (0.26〜0.45) 13,766 5,897    

府中※3 1,100〜2,400 (0.07〜0.15) (-) 15,914
多摩※3 1,900〜3,800 (0.09〜0.18) (-) 21,565
立川※3 1,800〜3,700 (0.09〜0.19) (-) 19,969

※1 花粉数の単位は、花粉飛散シーズン中に花粉捕集器(ダーラム型)のスライドグラス1平方センチメートルあたりに付着した花粉の個数である。
※2 過去の飛散花粉数(最大、最小)は都の観測開始(昭和60年)以降のものである。
※3 府中、多摩、立川については、平成17年に測定を開始したため、過去10年間の平均を算出していない。

図1 飛散花粉数の経年変化(都内9地点平均※4
グラフ

※4 平成17年に測定を開始した3地点(府中、多摩、立川)を除く9地点の平均

問い合わせ先
福祉保健局健康安全部環境保健課
 電話 03−5320−4493

〔参考〕

スギ・ヒノキ飛散花粉数の予測

 スギ・ヒノキ飛散花粉数は、前年夏の日射量や秋のスギ花芽の着花状況などによって決まるので、この値をもとに予測しています。

飛散花粉数が多い日の定義

 飛散花粉数が多い日とは、花粉捕集器(ダーラム型)で観測した数値が1日あたり30個/平方センチメートル以上の日としています。
 1日あたりの飛散花粉数(個/平方センチメートル)が10未満を「少ない」、10から30未満を「やや多い」、30から50未満を「多い」、50から100未満を「非常に多い」、100以上を「極めて多い」としています。

飛散開始日の予測

 飛散開始日の予測については、1月の日単位の平均気温の積算値のほか、スギの花芽が休眠に入った後の11月以降の気温の推移等を総合的に判断して行っています。
 しかし、この先の気温が予測よりも高くなったり、2月上旬に春一番(南風)が吹いたりした場合には、飛散開始日は予測よりも早まる可能性があります。
 詳しい飛散開始日の予測は、2月初めごろにホームページでお知らせします。

飛散開始日の定義

 1測定点で、1月以降にスライドグラスの1平方センチメートル内にスギ花粉が1個以上捕集される日が、原則として2日以上続いた最初の日としています(財団法人日本アレルギー協会花粉情報標準化委員会の定義による。)。

飛散花粉数の経年変化(過去10年平均)

 都内の飛散花粉数の経年変化を見ると、現時点の過去10年平均は、平成7年時点の過去10年平均に比べて、2倍以上に増えています。今春の飛散花粉数予測はこの10年間の平均値や昨春の飛散花粉数に比べると少ないですが、昭和60年から平成6年までの10年間の平均値とほぼ同じレベルです(図2)。

図2 過去10年平均※5からみた飛散花粉数の経年変化

グラフ

※5 過去10年平均とは直近の過去10年間の平均値である。飛散花粉数のように年によってばらつきが生じるものの傾向をみることができ、この図によりスギ・ヒノキ花粉は徐々に増えてきていることがわかる。