報道発表資料 [2011年1月掲載]

今春の飛散花粉数は都の観測史上2番目
飛散開始日は2月16日から19日ごろ
平成22年度東京都花粉症対策検討委員会(第2回)検討結果

平成23年1月20日
福祉保健局

 東京都では、花粉症の予防や治療を適切に行うことができるよう、飛散花粉数の観測を行うとともに、観測結果などに基づき、花粉飛散予測を実施しています。
 本日、東京都花粉症対策検討委員会を開催し、都内における平成23年春のスギ・ヒノキ花粉に関する飛散予測の検討を行いました。

1 花粉飛散数の予測

 最大で昨年比8.5倍、例年(過去10年平均)の約2.4倍となる見込み(表1、図1)
 これは昭和60年から東京都が観測している飛散花粉数の中で2番目に多い

2 飛散花粉の多い日の予測

 都内平均で48日程度(例年は約27日程度)となる見込み
 昨春の約14日よりかなり多く、花粉症の方には注意が必要

3 飛散開始日の予測

 2月16日から19日頃と予測され、例年より若干遅めの見込み

花粉予報の提供・発信

 2月1日から下記により花粉予報情報の提供を開始します。

「とうきょう花粉ネット」、「携帯電話向けサイト」、「テレホンサービス」

 〈とうきょう花粉ネット〉 http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/kanho/kafun/
 〈携帯電話向けサイト〉 http://www.metro.tokyo.jp/k/
 〈テレホンサービス〉 電話番号 03−3233−1187(イイハナ)

メール配信(要登録)

QRコード

 メール配信には登録が必要です。以下のサイトで事前登録受付中

平成23年版「花粉症一口メモ」を配布

 都庁舎内の都民情報ルーム(第一本庁舎3階)において配布(無料)しています。また、インターネットでも御覧いただけます。
 〈アドレス〉 http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/kanho/kafun/

表1 飛散花粉数の予測※1
測定点
区市名
平成23年飛散花粉数予測値 平成22年飛散花粉数 過去10年間の
平均飛散花粉数
過去の飛散花粉数※2
最小 最大 (平成22年比) (過去10年平均比) 最小 最大
千代田 6,358〜8,602 (5.07〜6.87) (1.65〜2.23) 1,253 3,849 277 10,625
葛飾 3,768〜5,098 (2.54〜3.44) (1.60〜2.16) 1,483 2,362 136 6,444
杉並 7,032〜9,514 (5.40〜7.31) (1.62〜2.19) 1,302 4,341 118 12,897
5,961〜8,065 (5.05〜6.83) (1.61〜2.17) 1,180 3,714 242 10,618
大田 7,887〜10,671 (7.22〜9.76) (1.67〜2.26) 1,093 4,724 148 12,481
青梅 21,235〜28,729 (8.47〜11.46) (1.98〜2.68) 2,506 10,727 125 37,899
八王子 12,405〜16,783 (7.49〜10.13) (1.71〜2.31) 1,657 7,272 142 24,958
町田 9,507〜12,863 (5.99〜8.11) (1.75〜2.37) 1,587 5,432 215 18,914
小平 6,367〜8,615 (9.10〜12.31) (2.14〜2.89) 700 2,978 291 12,345
平均 8,947〜12,104 (6.31〜8.54) (1.77〜2.40) 1,418 5,044  
 
府中※3 8,707〜11,781 (11.28〜15.26) (−) 772  
多摩※3 12,566〜17,002 (7.77〜10.51) (−) 1,617
立川※3 13,209〜17,871 (6.69〜9.05) (−) 1,975

※1 花粉数の単位は、花粉飛散シーズン中に花粉捕集器(ダーラム型)のスライドグラス1平方センチメートルあたりに付着した花粉の個数である。
※2 過去の飛散花粉数(最大、最小)は都の観測開始(昭和60年)以降のものである。
※3 府中、多摩、立川については、平成17年に測定を開始したため、データがそろっていない部分がある。

図1 飛散花粉数の経年変化(都内9地点平均※4

グラフ

※4 平成17年に測定を開始した3地点(府中、多摩、立川)を除く9地点の平均

問い合わせ先
福祉保健局健康安全部環境保健課
 電話 03−5320−4493

〔参考〕

スギ・ヒノキ飛散花粉数の予測

 スギ・ヒノキ飛散花粉数は、前年夏の日射量や秋のスギ花芽の着花状況などによって決まるので、この値をもとに予測しています。

飛散花粉数が多い日の定義

 飛散花粉数が多い日とは、花粉捕集器(ダーラム型)で観測した数値が1日あたり30個/平方センチメートル以上の日としています。

飛散開始日の予測

 飛散開始日の予測については、1月の日単位の平均気温の積算値のほか、スギの花芽が休眠に入った後の11月以降の気温の推移等を総合的に判断して行っています。
 しかし、この先の気温が予測よりも高くなったり、2月上旬に春一番(南風)が吹いたりした場合には、飛散開始日は予測よりも早まる可能性があります。
 詳しい飛散開始日の予測は、1月末頃にホームページでお知らせします。

飛散開始日の定義

 1測定点で、1月以降にスライドグラスの1平方センチメートル内にスギ花粉が1個以上捕集される日が、原則として2日以上続いた最初の日としています(財団法人 日本アレルギー協会花粉情報標準化委員会の定義による。)。

飛散花粉数の経年変化

 都内の飛散花粉数の経年変化を見ると、この20年で約3倍に増えています。今春の飛散花粉数予測はこの10年間の平均値や昨年の飛散花粉数に比べると多く、20年前の平均値と比べると約5.5倍です。(図2)

図2 過去5年平均※5からみた飛散花粉数の経年変化

グラフ

※5 過去5年平均とは直近の過去5年間の平均値である。飛散花粉数のように年によってばらつきが生じるものの傾向をみることができ、この図によりスギ・ヒノキ花粉は徐々に増えてきていることがわかる。