報道発表資料 [2010年7月掲載]
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子供の夏の感染症に注意!
手足口病・ヘルパンギーナが流行しています

平成22年7月22日
福祉保健局

 東京都では、手足口病やヘルパンギーナなど、夏に流行する子供の感染症の患者数が増加しています。都内150か所の小児科定点医療機関からの第28週(7月12日〜7月18日)の患者報告数は、両疾患ともここ数年で最も高い水準となっており、流行警報基準※を超えています。今後もさらに流行が拡大する恐れがあります。家庭や保育園、幼稚園、学校などでの感染に気をつけてください。

※流行警報基準:手足口病は5.0人/定点、ヘルパンギーナは6.0人/定点を超えた保健所の管内人口の合計が、東京都全体の30%を超えた場合。

<発生状況>

手足口病

  • 第28週の患者報告数は4.69人/定点で、大流行した2003年以来の高い値となっています。重症化することのあるエンテロウイルス71型が都内でも検出されています。
  • 手足口病の保健所別患者報告数が警報基準にあるのは31保健所中11保健所で、管内人口の合計は東京都全体の42.2%になります。

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ヘルパンギーナ

  • 第28週の患者報告数は9.51人/定点で、現行調査が開始された1999年以降、1週間あたりの報告数としては最も多くなっています。
  • ヘルパンギーナの保健所別患者報告数が警報基準にあるのは31保健所中20保健所で、管内人口の合計は東京都全体の73.6%になります。

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<感染を予防するために>

 夏かぜは、主に咳やくしゃみでうつります。患者はできるだけ咳エチケット(マスク着用、咳やくしゃみをする時に口と鼻をティッシュでおおうなど)を心がけましょう。
 また、手足口病とヘルパンギーナは、患者の便の中にウイルスが含まれますので、ウイルスが手について、うつることがあります。トイレの後や、オムツをかえた後、食事の前にはしっかり手洗いをしましょう。

問い合わせ先
(感染症のサーベイランスに関すること)
東京都健康安全研究センター疫学情報室
 電話 03−3363−3231
(感染症に関する東京都の対応等、全般に関すること)
福祉保健局健康安全部感染症対策課
 電話 03−5320−4485

〔別紙〕

手足口病とヘルパンギーナについて

手足口病とは

 エンテロウイルス属のウイルス(主にエンテロウイルス71型とA群コクサッキーウイルス16型)によって引き起こされる乳幼児の疾患です。口の中、手のひら、足の裏などに、発疹や水疱ができます。あまり高い熱は出ません。潜伏期間は2〜7日です。

ヘルパンギーナとは

 エンテロウイルス属のウイルス(主にコクサッキーウイルス)によって引き起こされる乳幼児の疾患で、いわゆる夏かぜの代表的なものです。突然の高熱で発症し、口の中の奥の方に水疱や潰瘍ができます。潜伏期間は2〜7日です。

感染予防のポイント

 患者のせきやくしゃみにより(飛沫感染)、あるいは患者の手についたウイルスにより汚染された飲食物を介して(経口感染)感染しますので、外出後のうがい、手洗いを徹底しましょう。治った後も2週間から4週間は便にウイルスが排泄されるので、手洗いを徹底すること、幼稚園、保育園、学校など集団生活ではタオルの共用をしないことが重要です。
 また他の人にうつさないために咳エチケットを心がけましょう。

咳エチケットのポイント

  1. 咳があるときはマスクをつける
  2. 咳やくしゃみの際にはティッシュなどで口や鼻を押さえ、ほかの人に直接かからないようにする
  3. こまめに手洗いをする

手足口病・ヘルパンギーナにかかったら

 治療は対症療法のみで、発熱などつらい症状をやわらげる治療が中心です。口の中に水疱ができるため、食事や水分がとりにくくなり、脱水症状をおこすことがあります。やわらかく、刺激の少ない飲食物を摂取することを心がけましょう。
 ぐったりしている、呼びかけに対する反応が鈍い、意味不明の発言をする、などの症状が現れた場合は、すぐに病院を受診しましょう。