報道発表資料 [2009年12月掲載]
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食中毒の発生について
O157による食中毒

平成21年12月8日
福祉保健局

 焼肉チェーン店におけるO157感染事例を食中毒と決定しましたので、お知らせします。

探知

 11月20日、相模原市から東京都に「本日、市内医療機関から相模原市保健所に、O157患者発生の届出があった。患者は11月12日に町田市内の焼肉店Aを利用している。」旨の連絡が入った。その後、相模原市から11月25日に1名、藤沢市から11月27日に1名、O157患者発生の届出があった旨連絡があり、相模原市の患者は、11月10日に焼肉店A及び12日に同一チェーンの町田市内の焼肉店Bを利用しており、藤沢市の患者も11月17日に焼肉店Bを利用していることが判明した。

調査結果

 町田保健所は、探知後ただちに感染症と食中毒の両面から調査を開始した。

  • 11月20日に連絡のあった患者は他1名と喫食をしていることが確認され、その1名も検便した結果、11月30日にO157が検出された。(翌12月1日、町田保健所は患者を診察した医師からの食中毒の届出があったことから焼肉店Aで提供した食事を原因とする食中毒と断定し、12月1日から7日間の営業停止処分を行った。)
  • 患者検便から検出されたO157菌株についてDNAパターンを比較するために、東京都健康安全研究センターに菌株を搬送した。
  • 当該チェーンは、食材を一括仕入れし、各店舗に配送している。

決定

 町田保健所は、下記の理由により、本件を焼肉店A並びにBで提供した食事を原因とする散発型集団発生食中毒と断定した。

  • 東京都健康安全研究センターにおいて、連絡のあった患者検便から検出されたO157の菌株を検査※1した結果、DNAパターンが一致した。
  • 患者を診察した医師から食中毒の届出があった。
    なお、埼玉県のO157患者が同一チェーンの埼玉県内の焼肉店Cを11月13日に利用している旨の連絡が11月26日に埼玉県からあった。

今回の散発食中毒のまとめ一覧

グループ 利用施設※3 利用日 発症日時 探知日 発症者 喫食者数 患者属性 原因物質
(症状)
焼肉店A 11月12日 11月16日10時 11月20日 2 2 男19歳、女19歳 O157
DNA型一致
(下痢・腹痛等)
焼肉店A 11月10日 11月16日10時 11月25日 1 2 男34歳
焼肉店B 11月12日
焼肉店B 11月17日 11月21日18時 11月27日 1 4 男17歳
焼肉店C※4 11月13日 11月14日23時 11月26日 1    

※1 患者菌株を、東京都健康安全研究センターにおいて、パルスフィールドゲル電気泳動(PFGE)※2によるDNA解析を行った。
※2 パルスフィールドゲル電気泳動(Pulsed Field Gel Electrophoresis:PFGE)とは微生物のDNAを解析する検査法のひとつで、ゲル電気泳動によりDNA断片をバンド状に分離する。DNAパターンの識別を行うことで、感染症の感染経路を推定することができる。
※3 営業者同一
※4 埼玉県内施設。埼玉県が12月8日食中毒と断定した。

担当保健所 町田保健所
原因食品 焼肉店での食事
病因物質 腸管出血性大腸菌O157
原因施設 屋号
 A:○○○
 B:○○○
業種 飲食店営業(一般)
営業者
 ○○○
営業所所在地
 A:東京都町田市
 B:東京都町田市
本社所在地 神奈川県横浜市
措置 上記施設A:12月1日から7日まで営業停止・施設及び取扱改善命令を行った。
上記施設B:12月8日から7日間の営業停止の処分を行う。

[備考]
メニュー 施設A【11月12日】
 カルビ、ハラミ、豚たん塩、サガリ、ライス等
施設B【11月17日】
 カルビ、ハラミ、ロース、サガリ、牛タン塩等
検査関係 検査実施機関:東京都健康安全研究センター 12月8日現在
患者ふん便菌株 5検体 (DNA型一致)
調理従事者ふん便 29検体 食中毒菌陰性
拭き取り検体 22検体 (5検体から黄色ブドウ球菌検出)
参考食品 11検体 (2検体から黄色ブドウ球菌検出)

(参考)東京都における食中毒発生状況
(ただし本事件は含まない)
  発生件数 患者数 死亡者数
本年1月1日〜12月8日まで 93件 1,225名 0名
(昨年同期) (97件) (1,266名) (0名)
本年12月中(8日まで) 0件 0名 0名
(昨年同期) (2件) (12名) (0名)

問い合わせ先
福祉保健局健康安全部食品監視課
 電話 03−5320−4402、4405