報道発表資料 [2009年10月掲載]
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食中毒の発生について
O157による食中毒(続報)

平成21年10月28日
福祉保健局

 平成21年10月23日にお知らせした焼肉チェーン店にかかる他の施設におけるO157感染事例を食中毒と決定しました。

探知

 平成21年10月16日午後0時55分、千葉県から東京都に「10月13日千葉県市川市内の医療機関からO157患者の届出があり、調査したところ、患者は10月3日に新宿区内の焼肉チェーン店を利用している。」旨の連絡が入った。

調査結果

 新宿区保健所は、探知後ただちに感染症と食中毒の両面から調査を開始した。

  • 患者は、10月3日に新宿区内の焼肉チェーン店で喫食していた。
  • 患者は、10月5日から発症していた。
  • 患者検便から検出されたO157の菌株を、すでに確認されている渋谷区、川崎市の焼肉チェーン店関連食中毒事件の患者検便菌株のDNAパターンと比較するために、国立感染症研究所に提出した。

決定

 新宿区保健所は、下記の理由により、本件を当該飲食店で提供した食事を原因とする食中毒と断定した。

  • 国立感染症研究所において、患者の検便から検出されたO157の菌株を検査※1した結果、渋谷区、川崎市の菌株とDNAパターンが一致した。
  • 患者を診察した医師から食中毒の届出があった。

担当保健所 新宿区保健所
発症者関係 発症日時 10月5日 午前9時から
症状 下痢、腹痛、おう吐など
発症場所 自宅
発症者数 発症者総数 1名
(内訳)
 男:0名(発症者の年齢:歳)
 女:1名(発症者の年齢:22歳)
入院患者数 0名
受診者数 1名(男:0名、女:1名)すでに回復
原因食品 焼肉店での食事
病因物質 腸管出血性大腸菌O157
原因施設 屋号 ○○○
業種 飲食店営業(一般)
営業者 ○○○
営業所所在地 東京都新宿区
本社所在地 東京都豊島区
措置 上記施設は10月15日から営業を自粛※3しており、新宿区は10月29日から3日間の営業停止処分を行う。

[備考]
メニュー 【10月3日】
極みホルモン、豚タン、豚トロ、豚ハラミ、白菜キムチ 等
検査関係 検査実施機関:東京都健康安全研究センター 10月28日現在
非発症者ふん便 1検体(検査中)
調理従事者ふん便 5検体(陰性)
拭き取り検体 4検体(陰性)
参考食品 7検体(1検体から腸管出血性大腸菌0157検出、3検体から黄色ブドウ球菌検出)

※1 患者菌株を、国立感染症研究所に提出し、パルスフィールドゲル電気泳動(PFGE)※2によるDNA解析を行った。
※2 パルスフィールドゲル電気泳動(Pulsed Field Gel Electrophoresis:PFGE)とは微生物のDNAを解析する検査法のひとつで、ゲル電気泳動によりDNA断片をバンド状に分離する。DNAパターンの識別を行うことで、感染症の感染経路を推定することができる。
※3 10月16日、営業者は当該焼肉チェーン店全店(5店舗)の営業を自粛している旨報道発表した。

(参考1)今回の散発食中毒のまとめ一覧

グループ番号 施設所在地 発症月日 発症者数 喫食者数 原因物質
(1) 渋谷区 10月4日 O157(DNA型一致)
(2) 川崎市 10月8日
(3) 新宿区 10月5日
(1) 、(2) は10月23日に公表済み。

(参考2)東京都における食中毒発生状況(ただし本事件は含まない)

  発生件数 患者数 死亡者数
本年1月1日〜10月27日まで 84件 1,136名 0名
(昨年同期) (88件) (932名) (0名)
本年10月中(27日まで) 6件 59名 0名
(昨年同期) (9件) (47名) (0名)

問い合わせ先
福祉保健局健康安全部食品監視課
 電話 03−5320−4402、4405