「MDクリニックダイエット」と称される製品
からの医薬品成分の検出について(注意喚起)
平成21年10月23日
福祉保健局
海外から個人輸入した「MDクリニックダイエット」と称される製品から、医薬品成分が検出されました。
このような製品を服用すると健康被害が起こるおそれがあるので、使っている方は直ちに服用を中止し、健康被害が疑われる場合には、速やかに医療機関で診療を受けてください。
都民の皆様へ
- 類似した名称の製品についてもご注意下さい。
- 個人輸入した製品の中には、危険な成分が含まれている可能性がありますので、安易に使用しないようにして下さい。
- ご心配な方は、最寄りの保健所にご相談ください。
発見の経緯
本年10月19日、厚生労働省の報道発表による新聞記事を見た方から、家族が使用していた同様の製品についての相談がありました。
都で当該製品の任意提出を受け、健康安全研究センターにて試験検査を行ったところ、本日、医薬品成分が検出されました。
なお、当該製品を使用していた家族の方(※1)は、本年10月9日に死亡していますが、当該製品と死亡との因果関係は不明です。
(※1)都内在住の30歳代女性。気管支喘息の基礎疾患あり。
当該製品(写真は別紙)
- 名称:不詳(「MDクリニックダイエット(※2)」と称されるもの)
- 形状:カプセル及び錠剤が組み合わされたもの(番号1〜番号7)
- 使用法:昼(番号1、番号2)、夕(番号3、番号4)、寝る前(番号5、番号6、番号7)
- 入手方法:知人から入手。
(※2)MDクリニックダイエットとは、ホスピタルダイエットとも呼ばれ、インターネットのホームページ等を利用して、身長・体重等を知らせて、海外の病院が処方したものを購入するやせ薬で、主に個人輸入により入手されている。これまでも複数の自治体から健康被害事例(疑い)が公表され、注意喚起がなされている。
都の対応
1 福祉保健局ホームページに製品写真等を掲載し、都民に危険性を周知
2 関係団体へ注意喚起のための情報提供
(現品は、薬事監視課で保管しています。)
【検査結果】
(1カプセル又は1錠中の含有量)
| 番号1 | 番号2 | 番号3 | 番号4 | 番号5 | 番号6 | 番号7 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| シブトラミン 17ミリグラム フルオキセチン 14ミリグラム |
フロセミド 40ミリグラム |
甲状腺末(組織)検出 | シブトラミン 12ミリグラム |
フルオキセチン 12ミリグラム |
ビサコジル 5.3ミリグラム |
クロルフェニラミン 2.9ミリグラム |
シブトラミンは、
海外では医薬品として承認されているが、国内は未承認である。
適応:肥満症の治療
作用:中枢性食欲抑制作用
副作用:血圧上昇、心拍数増加、頭痛、口渇、便秘等
フルオキセチンは、
海外では医薬品として承認されているが、国内は未承認である。
適応:うつ病、うつ症状
作用:抗うつ作用
副作用:倦怠感、頭痛、めまい、腹痛、口渇、食欲不振、睡眠障害等
フロセミドは、
国内で医薬品として承認されている。
適応:高血圧、心性浮腫等
作用:利尿作用、降圧作用
副作用:ショック、食欲不振、悪心・嘔吐、めまい、低カリウム血症等
甲状腺末は、
乾燥甲状腺として、国内では医薬品として承認されている。
適応:甲状腺機能低下症、クレチン病、甲状腺腫等
作用:甲状腺ホルモン作用
副作用:狭心症、ショック、うっ血性心不全等
ビサコジルは、
国内で医薬品として承認されている。
適応:便秘症等
作用:大腸のぜん動運動促進作用等
副作用:過敏症状、腹部不快感等
クロルフェニラミンは、
国内で医薬品として承認されている。
適応:じん麻疹、皮膚疾患に伴うそう痒等
作用:抗ヒスタミン作用
副作用:過敏症、眠気等
※別紙 製品写真(PDF形式:164KB)
| 問い合わせ先 福祉保健局健康安全部薬事監視課 電話 03−5320−4512 |