報道発表資料 [2008年10月掲載]
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感染性胃腸炎にご注意!
ノロウイルス等の感染性胃腸炎の発生動向

平成20年10月30日
福祉保健局

 ノロウイルスなどを原因とする感染性胃腸炎は、秋から冬にかけて流行します。昨シーズンでは、都内の高齢者施設や保育施設等から231件の集団発生が報告されています。
 東京都感染症発生動向調査等からは、まだ流行の開始が確認されていませんが、本年も間もなく感染性胃腸炎の流行期を迎えます。今後に備えて感染予防など十分に注意してください。

東京都における感染性胃腸炎の報告件数(150定点医療機関)

グラフ

 東京都感染症発生動向調査 http://idsc.tokyo-eiken.go.jp/
 ※上記データは、都内150医療機関から報告された件数である。
  (感染性胃腸炎は、「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」において、指定医療機関(定点)からの報告を要する五類感染症に指定されている。)

問い合わせ先
福祉保健局健康安全部感染症対策課
 電話 03−5320−4482
東京都健康安全研究センター微生物部疫学情報室
 電話 03−3363−3213

〔参考〕

東京都内における感染性胃腸炎の集団発生事例報告件数

グラフ

※都内の保健所に報告があった件数
※同一施設で10人以上の患者が発生し、病原体が確定したもの
※食中毒を除く

感染性胃腸炎に関する東京都の主な対応


〔資料〕

冬に流行する感染性胃腸炎に御注意

おなかにくる冬の風邪

写真

 冬の感染症といえば、インフルエンザと思われがちですが、ノロウイルスやロタウイルスなどによる感染性胃腸炎も冬季に流行します。吐き気、おう吐、下痢、発熱が主症状です。
 人から人へ感染する場合と食品から感染する場合があります。
 人から人への感染では、ウイルスが手などに付いて口に入る場合と吐物の飛散からうつる場合があります。

ノロウイルス

 ノロウイルスとは人の小腸粘膜で増殖するウイルスで、従来は小型球形ウイルスと呼ばれていました。主に11月から3月にかけて胃腸炎を起こし、また二枚貝などから食中毒を起こします。

感染予防のポイント

 感染予防の最も有効な対策は手洗いです。トイレを使用した後、調理の前、食事の前には必ず手洗いをしましょう。石けんと流水で30秒よく手を洗います。
 部屋やトイレで吐いた場合は、部屋の換気を十分に行いながら、おう吐物をふき取り、ふき取ったあとを塩素系消毒剤などで消毒します。おう吐物を処理する時は、マスク・ビニール手袋・エプロンを身につけ、処理後は石けんで十分に手を洗いましょう。

食中毒予防のポイント

 食品を介した感染を防止するためには、手洗いを十分に行うこと、食品を十分に加熱することが効果的です。ほかにも、手指や調理器具などの洗浄・消毒を厳守する、生鮮食品(野菜、果物など)は十分に洗浄することなどに注意しましょう。

感染性胃腸炎にかかったら

 下痢やおう吐が続く間は、脱水症状に注意してください。高齢者や子どもの場合、ぐったりする、唇が乾燥する、尿が濃くなるなどの症状が現れた場合はすぐに病院を受診しましょう。特に高齢者は誤嚥(おう吐物が気管に入る)により肺炎を起すことがあるため、体調の変化に注意しましょう。
 吐き始めた3〜4時間は何を飲んでも吐いてしまいます。しばらくすると吐き気がおさまってくるので安静に努め、少しずつ水分補給をすすめましょう。