報道発表資料 [2008年10月掲載]
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食中毒の発生について
ふぐを原因とする食中毒の発生

平成20年10月15日
福祉保健局

 ふぐの肝臓を喫食したことによる食中毒が発生しましたので、お知らせします。

探知

 平成20年10月11日(土)午後5時50分、渋谷区内の医療機関から渋谷区保健所に、「本日午後2時30分ごろ、ふぐの肝臓を食べた調理師が、しびれを訴え徒歩にて来院した。その後、胃洗浄中に呼吸困難・意識不明状態になり、ふぐによる中毒症状が疑われる。」旨の連絡があった。

調査結果

 渋谷区保健所では、10月11日から調査を開始した。

  • 患者はふぐ調理師であり、10月11日午後2時30分頃、勤務先飲食店(10月20日開業予定)において、ふぐの調理の練習中にその肝臓を喫食した。
  • 患者は同日午後3時00分から舌や手足のしびれ、喉の腫れを感じ、医療機関を受診した後に呼吸困難、意識不明状態に陥った。
  • 勤務先飲食店に保管されていたふぐの残品は、東京都健康安全研究センターで鑑別中である。
  • 受診先医療機関から食中毒の届出があり、渋谷区保健所ではふぐ毒による食中毒と断定した。
  • 患者は現在も入院中であるが症状は回復傾向にある。

発生場所 屋号 ○○○
営業者 ○○○
営業所所在地 東京都渋谷区
電話 ○○○
本社所在地 東京都世田谷区
業種 飲食店営業(日本料理)

今後の対応

 開業前の施設ではあるが、ふぐ調理師自らがふぐの肝臓を喫食することはあってはならないことであり、東京都ふぐの取扱い規制条例に基づき、行政として必要な措置を講ずる。

過去10年間(平成10年〜平成19年)に東京都で起こったふぐ中毒の事例
件数 喫食者数 患者数 死亡者数 原因食品 責任の所在等
平成12年 2 8 2 0 ショウサイフグとヒガンフグのちり鍋(肝臓) 釣ってきたふぐ
1 1 0 フグ(魚種不明) 同上
平成13年 2 1 1 0 マフグの卵巣 拾ったフグ
1 1 1 コモンフグの肝臓等 釣ってきたフグ
平成15年 1 1 1 0 トラフグの肝臓スープ(土産物) 家庭
平成19年 1 1 1 0 ふぐ料理 飲食店
注釈:平成14年、平成16〜18年は、ふぐによる食中毒の発生はありません。

(参考)東京都における食中毒発生状況
(ただし本事件は含まない)
  発生件数 患者数 死亡者数
本年1月1日〜10月14日まで 79件 894名 0名
(昨年同期) (62件) (1,583名) (0名)
本年10月中(14日まで) 2件 17名 0名
(昨年同期) (5件) (93名) (0名)
ふぐの毒力
ふぐ毒はテトロドトキシンとよばれ、その強さは青酸カリの1,000倍以上ともいわれる猛毒です。
症状
ふぐ中毒の経過は非常に早く、食後20分から3時間までに、口唇、舌端、指先のしびれが始まります。その後、知覚マヒ、言語障害、呼吸困難、運動麻痺、呼吸停止などの症状が現れます。

※ふぐの食中毒に関する詳しい情報は、福祉保健局のホームページをご覧下さい。

問い合わせ先
福祉保健局健康安全部食品監視課
 電話 03−5320−4413、4401