カーボンナノチューブ等に関する安全対策について
国へ提案要求をしました
平成20年2月22日
福祉保健局
近年、いわゆるナノマテリアルについては、様々な分野での商品開発が進められていますが、同時に、その生体影響の有無についても、わが国を含めた各国の研究機関等がその解明に取り組んでいます。
日本トキシコロジー学会が発行する『ジャーナル・オブ・トキシコロジカル・サイエンス』(2008年2月号)において発表された国立医薬品食品衛生研究所の研究では、がん抑制遺伝子欠損マウスの腹腔内に高用量投与された多層カーボンナノチューブ(MWCNT)に、発がん性がある可能性が報告されています。また、厚生労働省は、平成20年2月7日にナノマテリアルの製造・取扱い事業者に対して、当面のばく露防止のための予防的対応について通知するとともに、専門家による検討会において安全対策等についての検討を進めるとし、本日、その開催を公表したところです。
一方、東京都健康安全研究センターの基礎研究においても、国立医薬品食品衛生研究所の研究と同様な結果を得ています。
これらのことから、都は、本日、カーボンナノチューブ等の安全対策が早急に図られるよう国に対して提案要求をするとともに、さらに研究を進めていくこととしました。
1 国への提案要求
健康影響に関する研究の推進、予防的ばく露防止対策等に関する更なる検討、健康影響や素材の生産・使用実態等の把握及びその情報提供について、提案要求しました。
※別紙1 カーボンナノチューブ等に関する安全対策について(提案要求)
2 東京都健康安全研究センターの研究
MWCNTを正常ラットの腹腔内に高用量投与した結果、発がん性が疑われました。
これは直ちに人に健康リスクがあることを示すものではありませんが、今後、MWCNTの人への健康影響の有無を評価するため、さらに、研究を進めていきます。
| 問い合わせ先 (研究に関すること) 健康安全研究センター企画管理部計画調整課 電話 03−3363−3938 (提案要求に関すること) 福祉保健局健康安全室健康安全課 電話 03−5320−4474 (その他に関すること) 福祉保健局健康安全室環境保健課 電話 03−5320−4493 |