報道発表資料 [2006年10月掲載]

北朝鮮地下核実験実施の対応について

平成18年10月10日
総務局

 昨日(10月9日)発生した、北朝鮮地下核実験に対する東京都の対応状況について、お知らせします。

1 経過

(10月9日)
 10時35分 北朝鮮北東部で核実験実施
 11時30分 政府官邸対策室設置
 11時35分 都は、情報連絡態勢で対応

2 本日以降の対応

 本日、11時30分から、危機管理対策会議を開催し、次の対応を確認した。
(1)引続き国と連携し、情報収集及び分析を実施する。
(2)今後は、地域防災計画(原子力災害対策)に準じて対応(「参考」参照)
 ※現在、産業技術研究センターで放射能レベルの測定を行っているが、現時点まで大気中における異常は検出されていない。

 なお、本件に関する知事のコメントは、別紙のとおりです。

問い合わせ先
総務局総合防災部防災対策課
 電話 03−5388−2455

〔参考〕

「東京都地域防災計画」火山・風水害等編 第5編 原子力災害対策

○被害状況等の調査報告

 原子力事故発生時の通報、被害状況等については、次により伝達する。

機関名 内容
区市町村  区市町村は、事故による災害について、必要な応急対策を行ったときは、風水害対策計画第3部第2章第3節「被害状況等の調査報告」に定める要領に準じ、都に報告する。
都総務局 1 第10条第1項通報があった場合
 原子力事業者、神奈川県、川崎市、安全規制担当省(原子力防災専門官を含む。)との間において、通報を受けた事項、応急対策活動の状況等の情報の収集及び連絡等に努める。
2 原子力緊急事態宣言が発出された場合
 原子力緊急事態宣言発出後、速やかに対策拠点施設(以下「オフサイトセンター」という。)へ職員を派遣し、情報の収集及び連絡等に努める。
都産業労働局 1 農産物等産品の被害情報の提供
 農産物等産品の放射能汚染に関する正確な情報を、都民や農業者等に提供し、風評被害の防止に努める。
2 放射線等の被害状況の調査報告
 第10条第1項通報があった場合、次の項目について調査、監視し、その結果を災害対策本部に報告する。
 1)大気、雨水、大気浮遊塵の放射能による汚染レベル
 2)野菜、牛乳等産品の放射能による汚染レベル
 3)空間線量率
都生活文化局

生活必需品等の価格調査
1 第10条第1項通報があった場合
 生活必需品当の価格需給動向について、情報の収集に努める。
2 原子力緊急事態宣言が発出された場合
 原子力緊急事態宣言発出後、東京都物価調査員に価格監視を依頼し、価格に異常がある場合は、職員により実態調査を実施する。

都中央卸売市場  放射性物質による汚染の疑いのある生鮮食料品等について、卸売会社に市場への搬入差し止め、販売差し止めを指示し、入荷量の調査を行う。入荷した当該物品については、卸売会社を通じて出荷者に自主回収を要請する。
都水道局  水質センターにおいて、浄水場原水・浄水の放射線量を測定するとともに、流域水道事業体の状況等について情報収集を実施する。
都下水道局  下水道施設に対して、放射性物質による汚染の疑いがあるときには、下水等の放射線を測定する。
都環境局  大気環境測定局で得られた気象データの提供に関することを実施する。
都福祉保健局  原子力安全委員会、放射線医学総合研究所、国の緊急被ばく医療チーム等の協力を得て、医療機関等に対し、被ばく線量の測定等に関する医療情報を提供する。
警視庁  警視庁は、事故の発生時において、各方面本部、警察署、警察庁等から当該事故に関する情報を収集し、事故状況により応急対策が必要と判断したときは、直ちにその旨と被害状況をとりまとめ、都に通報するとともに、区市町村、東京消防庁及び関係機関と相互に情報交換を図る。
 なお、主な収集事項は、風水害対策計画第3部第2章第3節「被害状況等の調査報告」に定めるところによる。
東京消防庁  関係機関と連携して当庁管内における被災状況等の調査を実施し、都災害対策本部に情報提供する。


〔別紙〕

知事コメント(北朝鮮地下核実験)

平成18年10月10日
総務局

○昨日(10月9日)、北朝鮮は、日本やアメリカなど、国際社会の度重なる警告を無視して、地下核実験を実施した。これは、我が国だけでなく、北東アジア及び国際社会の平和と安全に対する重大な挑戦であり、厳重に抗議する。

○政府は、制裁措置について検討しているが、あらゆる手立てを尽くして、これまで以上に強力な制裁を発動すべきことを強く要請する。

○今回の事態に対して、都は、ただちに情報連絡態勢を敷き、関係機関との連絡を密にして、情報の収集に当たるとともに、放射能レベルの観測などの対応を行っている。

○日本は、拉致問題という、国家・民族の安危に関わる重い課題を抱えており、国際社会との更なる連携強化により、この問題の全面解決を目指していく必要がある。

○今後、北朝鮮が、どのような動きをするか不明であるが、都としては、いかなる事態に対しても、適正かつ厳正に対処していく。