高等学校における日本史の必修化に関する意見書の提出について
平成18年9月28日
教育庁
本日、東京都教育委員会は、以下のとおり高等学校における日本史の必修化に関する意見書を文部科学省に提出することを決定しました。
1 現状
(1)日本史は、わが国の歴史を総合的に考察する科目であり、国際社会に生きる日本人としてのアイデンティティをはぐくむために重要な科目である。
(2)現行の高等学校学習指導要領では、地理歴史科における必履修科目は世界史であり、日本史と地理は必履修科目になっておらず、一部の生徒は日本史を履修しないで高等学校を卒業している。
2 経緯
(1)本年8月31日に千葉市で開催された首都圏教育長協議会において、神奈川県が提案した「高校における日本史必修化」について協議したところ、その趣旨について賛同が得られ、4都県教育長の連名で文部科学大臣に要望書を提出することになった。
なお、東京都教育長は「学習指導要領の次期改訂においては、現行の必履修科目の見直しを行うなかで日本史を必修化するよう文部科学省等に働きかけていくべきと考える。」という意見を示した。
(2)本年9月12日に、4都県教育長連名の要望書を文部科学省に提出した。
(3)同じく9月12日の平成18年東京都教育委員会第15回定例会において、都教育委員会として文部科学省に意見を示すべきという合意があった。
3 今後の都教育委員会としての対応
高等学校における日本史の必修化を求める意見書をとりまとめ、文部科学省に提出する。
4 意見書の概要
(1)国際化の進展の中で、東京都教育委員会は、教育目標で、教育は国際社会に生きる日本人の育成を期して行われなければならないことを示している。
(2)国際社会に生きる日本人としてのアイデンティティをはぐくむためには、日本史を学習することが重要である。
(3)現在、小・中学校までは、すべての児童・生徒が日本史を学んでいるが、国際社会に生きる日本人としてのアイデンティティを一層はぐくむためには、小学校・中学校・高等学校の発達段階に即して、わが国の歴史を継続して学ばせることが重要である。
(4)高等学校学習指導要領の次期改訂に当たり、日本史を必履修科目とすることを検討いただきたい。なお、その際、現在、小・中学校で学習している社会科の歴史の内容についても併せて検討いただきたい。
5 意見書本文
別紙1のとおり。
6 小・中・高等学校における日本史の学習について等
別紙2−1、2−2、2−3参照。
7 都立高等学校における日本史の設置・履修状況
別紙3参照。
※別紙1 意見書本文
※別紙2−1 小・中・高等学校における日本史の学習について
※別紙2−2 新・旧中学校学習指導要領社会編の歴史的分野における取扱いについて(PDF形式:160KB)
※別紙2−3 新旧高等学校学習指導要領「日本史A」における内容の取扱いについて(PDF形式:26KB)
※別紙3 日本史の設置・履修状況
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