報道発表資料 [2004年9月掲載]

「食塩」の表示に関する自主ルール策定に向けて

平成16年9月2日
生活文化局

 消費者、事業者、学識経験者及び行政で構成する「食塩表示適正化連絡会」(事務局:東京都)は、表示の適正化に向けた業界の自主的な取り組みを促進するため、このたび、「食塩の表示に関する業界自主基準策定に向けた指針」をまとめました。

〈背景〉
 生活に欠かすことのできない「塩」は、昭和47年の塩田製塩の廃止から平成9年の専売制の廃止、さらに平成14年の輸入・参入・流通規制の終了等を経て、今日、多様な商品が市場に供給され、表示も様々なものとなっており、中には消費者に分かりにくい表示も多く見受けられる。
 「塩」に関係する事業者数は、製造関係で400社以上、販売関係で600社以上の登録・届出があるが、これまでの経緯等から、業界全体をまとめる団体はない。このため、現在、公正競争規約などの表示に関するルールは未整備となっている。

1 指針の位置づけ

(1)業界が表示適正化のための自主ルールづくりに取り組むための指針
(2)東京都が、たたき台として業界に提案するもの

2 「食塩の表示に関する業界自主基準策定に向けた指針」の概要

(1)「自然」、「天然」の表示は、使用しない。
(2)「ミネラルたっぷり」など、ミネラルの効用・優位性を示す表示は、使用しない。
(3)「最高」「究極」など、最上級を示す表示は、根拠となる客観的な事実がある場合を除いて、使用しない。
(4)「無添加」の表示は、優良性の根拠となる客観的な事実がなければ、使用しない。
(5)食塩の製造方法について、「原料」や「製造過程」の表示枠を独自に設け、消費者にわかりやすく表示する。
(6)JAS法に基づく必要表示事項の表示(枠内表示)について、「名称」「原材料名」の記載を標準化し、消費者にわかりやすく表示する。

指針の本文はこちらをご覧ください。
※食塩の表示に関する業界自主基準策定に向けた指針 [ テキスト版 / PDF版:56KB ]

3 今後の取り組み

 東京都では、業界に対して以下のように要請していきます。

(1)自主ルール策定のために業界が主体となって組織づくりをすること。
(2)この指針を基に、業界としての自主ルールを策定すること。

問い合わせ先
生活文化局消費生活部取引指導課
 電話 03−5388−3068

〔資料〕

食塩表示適正化連絡会について

1 目的

 東京都を事務局として、消費者、事業者、学識経験者及び行政による連絡会を設け、食塩の表示に関するルールについて検討を進めることにより、業界自主基準策定に向けた取り組みを支援・促進する。

2 委員

 尾方昇(社団法人日本塩工業会理事技術部長)
 高梨洋子(東京都地域婦人団体連盟)
 寺田かつ子(東京都地域消費者団体連絡会)
 野崎洋光(分とく山店長)
 畑江敬子(お茶の水女子大学大学院教授)
 丸本執正(伯方塩業株式会社社長 16年7月27日まで)
  (以上50音順)
 行政担当者(消費生活部長、取引指導課長)

3 審議経過

 平成16年2月26日 第1回 食塩表示適正化連絡会
  (食塩表示の現状について等)
 平成16年3月29日 第2回 食塩表示適正化連絡会
  (みその表示に関する公正競争規約について等)
 平成16年6月15日 ワーキンググループ
  (ワーキンググループ素案について等)
 平成16年7月27日 第3回 食塩表示適正化連絡会
  (業界自主基準策定に向けた指針原案について等)
 平成16年9月1日 第4回 食塩表示適正化連絡会
  (業界自主基準策定に向けた指針について等)