報道発表資料 [2012年10月掲載]

東京都商品等安全対策協議会報告
家庭用エアコンの取外し等の安全確保について
室外機の異常な破裂事故の危険があります

平成24年10月3日
生活文化局

 家庭用エアコンは、その取外し時に手順を間違えると、コンプレッサ破裂という事故が起きるおそれがあります。この事故の未然防止を図るため、専門家や業界関係者も交え、東京都商品等安全対策協議会(以下「協議会」)で協議を行いました。
 本日、協議会から提言がありましたのでお知らせします。

コンプレッサ破裂事故

 エアコンの取外し時の冷媒回収作業の中で、作業ミス等が原因で配管内に空気が入ると、異常な温度上昇と圧縮により、冷凍機油が発火点に達して瞬間的に爆発が起きること。

  • 毎年発生(事故事例参照)
  • 破裂の威力は大きく、発生すれば危害は甚大
  • 取外しには専門的な技術が必要
粉々になったエアコンの室外機
写真

  • エアコンは毎年700〜800万台供給
  • 家庭での移設・取外しの機会が増加
  • 消費者自ら「取り外してみたい」との回答が3割以上(アンケート調査)
⇒未然防止を図る

事故事例(事故情報データバンクより)

発生年月 事故概要
平成24年9月 戸建新築工事後、ハウスメーカーがエアコン室外機を設置時に爆発、機器破損。
平成23年9月 引越しのため、エアコンを業者が取外していたら室外機が破裂。
平成23年8月 エアコンの修理作業中、室外機が破裂し、家人と作業者が軽傷。
平成22年7月 エアコン室外機を取り外していたところ、室外機が破裂し、左足に軽傷。

1.協議会の提言の趣旨

(1) 消費者行動を変える必要

  • 家庭用エアコンは、消費者自ら取り外すことは危険であることを周知し、あわせて安全な取外しが依頼できる電器店等の情報を提供することが必要。
  • 二酸化炭素の2,000倍もの温暖化効果がある冷媒(代替フロン)放出防止についても改めて啓発すべき。

(2) 事業者への安全徹底の要望

  • 製造事業者等に対し、機器本体への警告表示推進を要望すべき。
  • 作業の安全徹底のため、エアコンの工事従事者に対し、重ねて注意喚起が必要。

2.今後の都の対応

 提言に基づき、都は消費者に注意喚起を行うとともに、関係する団体等に対し、要望等を行います。

要望先 内容
(一社)日本冷凍空調工業会
  • 機器本体への警告表示推進
  • 工事従事者に対する家庭用エアコンの工事に係る注意喚起
東京都電気工事工業組合
東京都電機商業組合
家電量販店
  • エアコンの取外しに関する相談体制の整備
  • 消費者向け注意喚起における都への協力
  • 関連の取扱事業者に対する家庭用エアコンの工事に係る注意喚起

※報告書はホームページからダウンロードできます。(家庭用エアコンの取外し等に関する安全確保)
※別添 東京都商品等安全対策協議会報告書の概要(PDF形式:193KB)

問い合わせ先
生活文化局消費生活部生活安全課
 電話 03-5388-3082