報道発表資料 [2012年1月掲載]

児童虐待死亡ゼロを目指した支援のあり方について 提言
(里親事例 中間まとめ)
〜平成23年度東京都児童福祉審議会児童虐待死亡事例等検証部会報告書〜

平成24年1月17日
福祉保健局

 平成22年8月、杉並区内の養育家庭に委託していた児童が死亡し、平成23年8月、当該養育家庭の里母が、傷害致死容疑で逮捕される事件がありました。
 東京都では児童福祉審議会児童虐待死亡事例等検証部会において、本事例の検証を実施しました。
 このたび、その検証結果及び再発防止・未然防止策をまとめ、「児童虐待死亡ゼロを目指した支援のあり方(里親事例 中間まとめ)」として、知事へ提言しました。

<提言のポイント>

1 認定について

  • 里親認定部会では、里親希望者の家庭の事情等に応じ、マッチングや委託に当たって配慮すべき意見を積極的に付すこと。児童相談所は、この助言を重く受けとめて活かしていくこと。

2 児童相談所の対応(委託後)

  • 家庭訪問や来所面接の機会を活用し、里母や実子等に個別面接を行うなど、家族全体へのきめ細やかな援助を行うこと。

3 児童相談所と関係機関との関わり

  • 児童相談所は、保育所や学校など、日常的に児童と接している関係機関への定期的な訪問などを行い、養育家庭制度への理解を求めるとともに、情報交換や支援の進め方について共通認識を築いていくこと。
  • 児童相談所は、要保護児童対策地域協議会において、関係機関と「里子は支援を必要とする児童」との共通認識を築きながら、必要に応じて地域の様々なサービスや社会資源を養育支援につなげること。

4 援助体制の強化

  • 東京都は、豊富なノウハウを持つ民間団体等を活用した里親支援機関事業を全児童相談所に拡大し、里親支援の充実を図ること。

5 養育家庭に求められるもの

  • 東京都は、養育家庭に里親サロンなどの交流会等への参加を促すほか、新規に児童を委託した場合、一定期間、参加の義務化などを検討すること。

※別紙 報告書概要(A3判)(PDF形式:25KB)
※別添 報告書(本文)(PDF形式:123KB)

問い合わせ先
(提言の内容に関すること)
福祉保健局少子社会対策部家庭支援課
 電話 03−5320−4127
(東京都児童福祉審議会に関すること)
福祉保健局少子社会対策部計画課
 電話 03−5320−4114